高学年におすすめの絵本20選|小説が苦手な子にも読みやすい本

結論:
小説を開いてもすぐ止まる高学年には、文章が短く、絵から物語をつかめる絵本が合います。

小学5年生や6年生でも、友情や命など年齢に合うテーマを選べば幼すぎません。
最初は5分から10分ほどで読める一冊を本人と選びます。
一人読みにこだわらず、読み聞かせや親子読みを使っても大丈夫です。

  1. 小説を読むのが苦手な高学年には絵本が効果的
    1. 小説を読めないからといって読書嫌いとは限らない
    2. 絵が人物や場面を理解する手がかりになる
    3. 一ページごとの区切りが読み進める助けになる
    4. 短い時間で一冊を読み切った経験を作れる
    5. 高学年向け絵本は内容まで幼いわけではない
    6. 絵本を小説の練習だけにしなくてもよい
  2. 小学校高学年向け絵本の選び方5つ
    1. 子どもが好きなテーマから選ぶ
    2. 最初は5分から10分程度で読める本を選ぶ
    3. 絵を見るだけでも話の流れがわかる本を選ぶ
    4. 一人読みか読み聞かせかを決めておく
    5. 小学4年生と5年生と6年生でテーマの選び方を変える
  3. 小説が苦手な高学年におすすめの絵本20選
    1. 3分から5分で読める短い絵本4選
    2. 笑える不思議な展開を楽しめる絵本4選
    3. 友情や自分らしさを考えられる絵本4選
    4. 命や平和や社会について考えられる絵本4選
    5. 科学や知識への興味が広がる絵本4選
  4. 一人読みと読み聞かせと親子読みを使い分けよう
    1. 一人読みでは読む場所と時間を子どもに任せる
    2. 高学年でも読み聞かせを続けてかまわない
    3. 長く感じる本は一ページずつ交代で読む
    4. 読後に内容を確かめる質問をしすぎない
    5. 途中でやめても別の本に替えてよい
  5. 絵本から小説へ無理なく広げる5つのステップ
    1. 気に入った作家やテーマの別作品を読む
    2. 文章量が少し多い絵本へ進む
    3. 挿絵の多い児童書や短編を試す
    4. アニメや映画で知っている物語の本を選ぶ
    5. 本人が望まなければ絵本を卒業させない
  6. 高学年の絵本選びで避けたい5つのこと
    1. 高学年なのに絵本なのと言わない
    2. 対象学年だけで難しい本を選ばない
    3. 読書感想や要約を毎回求めない
    4. 最初から何冊も購入しない
    5. 読みづらさが学習全体に及ぶ場合は学校へ相談する
  7. 高学年と絵本についてよくある質問
    1. 小学5年生や6年生が絵本を読むのは幼いですか?
    2. 高学年にも親が読み聞かせをしてよいですか?
    3. 絵本を読書感想文の本に選べますか?
    4. 漫画や図鑑しか読まない場合はどうしますか?
    5. 何分くらいで読める絵本から始めればよいですか?
  8. まとめ|小説が苦手なら高学年向け絵本から始めよう
    1. 最初は本人が興味を持った一冊を選ぶ
    2. 本の難しさより読み切れた経験を大切にする
    3. 次の本へ進むかどうかも本人と相談して決める

小説を読むのが苦手な高学年には絵本が効果的

小説ではすぐに読むのをやめてしまうのに、絵本なら最後まで読み進められる子がいます。
その違いは、物語への興味よりも、読むときに必要な負担にあります。
絵本は、文章だけではつかみにくい人物や場面を絵で補い、物語の流れを目で確認できます。
そのため、小説を読むのが苦手な高学年でも、内容を見失いにくくなるのです。

小説が苦手な高学年女子が絵本を楽しみ、絵やページの区切りから読みやすさを得る様子

小説を読めないからといって読書嫌いとは限らない

小説を開いても、二、三ページで閉じてしまうことがありますよね。
文字が多い小説では、文章を読みながら人物の姿や場所を思い浮かべ、登場人物の関係や出来事の順番も覚えておかなければなりません。
知らない言葉が続けば、内容を理解する前に読むこと自体に疲れてしまいます。
物語が嫌いなのではなく、文章だけで内容を組み立てる負担が大きいため、途中でやめてしまうこともあるのです。

絵が人物や場面を理解する手がかりになる

絵本では、登場人物の表情や服装、物語の舞台が絵で示されています。
文章を読んだだけでは分からなかった場面も、絵を見ることで「今はどこにいるのか」「誰が何をしているのか」をつかみやすくなります。
人物の気持ちも、表情や色、周囲の様子から想像できます。
文章だけですべてを思い浮かべなくてよいため、物語の流れを見失いにくく、次のページへ進みやすくなるのです。

一ページごとの区切りが読み進める助けになる

小説は文章が何ページも続くため、どこまで読めば一区切りなのか分かりにくいことがあります。
一方、絵本は一つの場面が見開きや一ページごとにまとまっているため、物語が少しずつ進んでいることを実感できます。
残りのページ数も目で確認しやすく、「ここまで読めた」「もう少しで終わる」と感じられます。
この見通しの持ちやすさも、途中で投げ出さずに読み進められる理由の一つです。

短い時間で一冊を読み切った経験を作れる

小説を途中でやめる経験が続くと、子ども自身も「自分は本を読めない」と思いやすくなります。
絵本なら文章量が比較的少なく、絵からも内容を理解できるため、一冊を最後まで読み切りやすいですよね。
大切なのは、たくさんの文字を読ませることではなく、「物語を最後まで楽しめた」という経験を作ることです。
一冊を読み終えた満足感が、次の本を開いてみようと思うきっかけになりますよ。

高学年向け絵本は内容まで幼いわけではない

絵本というと、幼児や低学年が読むものだと思われがちです。
しかし、高学年でも読み応えのある絵本には、友情、家族、命、戦争、平和、自分らしさなどを扱った作品があります。
文章は短くても、絵と言葉を結びつけながら考える必要があり、読み終えたあとに深い問いが残る作品も少なくありません。
文字量が少ないことと、内容が幼いことは別です。
年齢だけで絵本を外さず、今の子どもが興味を持てる内容かどうかで選んでみましょう。

絵本を小説の練習だけにしなくてもよい

絵本を、いつか小説を読むための練習として選ぶ必要はありません。
絵と言葉を行き来しながら物語を味わうことは、小説とは異なる一つの読書の形です。
同じページを何度も見たり、背景に描かれた細部を探したり、絵から登場人物の気持ちを考えたりすることにも意味があります。
小説へ進ませることを急がず、まずは本人が無理なく楽しめる本を一冊読み切ることから始めてみてください。

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比べる点 絵本 小説
場面の理解 絵を手がかりに人物や場所をつかみやすいです。 文章から場面を思い浮かべる必要があります。
文章量 一ページの文字が少ない作品を選べます。 文字の多いページが続く作品もあります。
読む時間 5分から10分ほどで読める作品があります。 数日かけて読む作品も少なくありません。
読み方 一人読み、読み聞かせ、親子読みに使えます。 一人で読む形が中心になりやすいです。
最初に向く子 文字量を見ると本を閉じてしまう子にも向きます。 文章だけでも物語を追える子に向いています。

小学校高学年向け絵本の選び方5つ

対象学年だけで決めず、興味や文字量、読む時間を見ながら本人と一緒に候補を考えてみましょう。

子どもが好きなテーマから選ぶ

図書館で高学年向けの棚に連れて行っても、子どもがなかなか本を手に取らないことがあります。
そんなときは、動物、科学、スポーツ、怖い話など、ふだん話していることから探します。
親が選んだ名作より、表紙のライオンに反応することもあるんですよね。
小さな反応があった作品を最初の候補にします。

最初は5分から10分程度で読める本を選ぶ

本の厚さを見ただけで閉じてしまう子には、5分から10分ほどで最後まで読める絵本が向いています。
ページ数だけではなく、一ページの文章量や文字の大きさも書店で確かめます。
短い本では物足りない気もしますよね。
けれど、最初の一冊は読み応えより、最後まで進める量を優先して大丈夫です。

絵を見るだけでも話の流れがわかる本を選ぶ

物語を文章だけで追うのが難しい子には、人物の表情や場面の変化が絵から伝わる作品が合います。
書店や図書館では、途中のページを二、三場面だけ一緒に見てみます。
文字を読まなくても「この後どうなるんだろう」と言ったなら、その本は有力です。
親の説明が少なくて済む本のほうが、家でも開きやすくなります。

一人読みか読み聞かせかを決めておく

一人で読む本と、家族に読んでもらう本では、選びやすい作品が少し違います。
一人読みなら文字が大きく文章の短い本を選び、読み聞かせなら音のリズムや不思議な展開も楽しめます。
高学年なのに読んであげるのは甘いのかなと迷うかもしれません。
本人が聞きたいなら、お父さんやお母さんが読む時間も読書です。

小学4年生と5年生と6年生でテーマの選び方を変える

学年だけで内容を決める必要はありませんが、関心の変化は本選びの手がかりになります。
小学5年生なら友情や学校生活、小学6年生なら家族や自分らしさ、社会を扱う作品にも目が向くことがあります。
ただ、六年生が笑える絵本を選んでも何もおかしくありません。
今その子が読みたいテーマを、学年表示より先に見ます。

確認すること 選ぶときの目安
興味のあるテーマか 動物、科学、友情、笑いなど、本人が少しでも反応する内容を選びます。
10分ほどで読めるか 最初は短時間で最後まで進める作品を優先します。
文字が細かすぎないか 一ページの文章量と文字の大きさを実際に開いて確認します。
絵から場面を理解できるか 人物の表情やストーリーの変化が絵で追える本を選びます。
テーマが重すぎないか 死や戦争を扱う作品は、本人が今読みたいかを先に確かめます。
どの読み方に使うか 一人読み、読み聞かせ、親子読みのどれで使うかを考えます。
図書館で試せるか 購入前に借りて、最後まで読めそうかを見ても大丈夫です。
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小説が苦手な高学年におすすめの絵本20選

短時間で読める本から考えが残る作品まで、今のお子さんが手に取りやすい順に紹介します。

読了時間は目安です。
一人で読むか、読み聞かせをするかによっても変わります。

絵本を選ぶ親子

3分から5分で読める短い絵本4選

本を開く前からページ数を気にする子には、短い作品から始めると入りやすくなります。
夕食後に一冊だけ読める長さなら、親子とも身構えずに済みますよね。
人気ランキングより、本人が表紙をもう一度見た本を先に選んでみます。

作品 目安 特徴 向いている子
ふしぎなナイフ 小学4年生から
約3分
文字量は少ない
一本のナイフが曲がったり、ほどけたりする不思議な絵本です。
短い言葉と大胆な絵から、次の変化を想像できます。
文章が多いと本を閉じてしまう子。
絵を見て考えることが好きな子。
これはのみのぴこ 小学4年生から
約5分
文字量は少ない
言葉が少しずつ積み重なり、長い一文へつながっていく作品です。
声に出すと文章のリズムも楽しめます。
読み聞かせを聞くのが好きな子。
言葉遊びやくり返しが好きな子。
りんごかもしれない 小学4年生から
約5分
文字量は普通
目の前のりんごが、本当は別のものかもしれないと想像が広がります。
正解のない発想を楽しめる作品です。
不思議な話が好きな子。
決まった読み方を窮屈に感じる子。
ねえ、どれがいい? 小学4年生から
約5分
文字量は少ない
少し困る二つの選択肢から、どちらかを選んで遊ぶ絵本です。
家族で答えが分かれるのも面白いところです。
一人で黙って読むより、会話しながら楽しみたい子。
本を読むことにまだ身構えている子。

笑える不思議な展開を楽しめる絵本4選

読書が苦手でも、変わった設定や笑える場面には反応する子がいます。
図書館でぱらぱらめくり、続きを確かめたそうにしたら、その本は候補です。
親は感動する作品を選びたくなりますが、最初は笑えた一冊でも十分なんですよね。

作品 目安 特徴 向いている子
あるかしら書店 小学5年生から
一話約5分
文字量は普通
本にまつわる不思議な相談に、書店の店主がぴったりの一冊を出します。
好きな話から少しずつ読めます。
長い物語を続けて読むのが負担な子。
本屋や空想の道具が好きな子。
ぼくのニセモノをつくるには 小学5年生から
約10分
文字量は普通
自分の代わりを作るために、自分がどんな人なのかを調べていきます。
笑いながら自己紹介や個性について考えられます。
自分のことを言葉にするのが苦手な子。
細かな絵を眺めるのが好きな子。
このあとどうしちゃおう 小学5年生から
約10分
文字量は普通
亡くなったおじいちゃんのノートを通して、死んだあとの世界を想像します。
重い題材ですが、怖さだけで終わりません。
命について考える作品を読めそうな子。
家族と話しながら読みたい子。
もうぬげない 小学4年生から
約5分
文字量は少ない
服が頭に引っかかり、脱げないまま先の生活を考え始める物語です。
困った場面から想像が大きく広がります。
失敗を気にしやすい子。
大人と一緒に笑える本を探している子。

友情や自分らしさを考えられる絵本4選

高学年になると、友達との違いや周りからどう見られるかが気になることがあります。
感想を聞いても「別に」と返ってくるかもしれません。
そんなときは答えを求めず、気になった人物を一人だけ聞いてみると話しやすくなります。

作品 目安 特徴 向いている子
さっちゃんのまほうのて 小学4年生から
約10分
文字量は普通
生まれつき手に違いがある女の子の気持ちと、家族の言葉を描きます。
見た目の違いや自分らしさを考えられます。
友達との違いが気になる子。
親子でゆっくり読みたい子。
わたしのせいじゃない 小学5年生から
約7分
文字量は少ない
泣いている子を前に、周囲の子どもたちが自分には責任がないと話します。
いじめや見て見ぬふりを考える作品です。
学校の人間関係について考えられる子。
読み聞かせのあとに少し話したい家庭。
ぼくはなきました 小学4年生から
約7分
文字量は普通
自分のよいところを見つけられない男の子が、先生の言葉をきっかけに考え直します。
自信を持てない気持ちに寄り添う物語です。
自分とほかの子を比べてしまう子。
学校生活に少し疲れている子。
みえるとか みえないとか 小学5年生から
約10分
文字量は普通
見え方の違う星の住人との出会いから、普通とは何かを考えます。
違いを決めつけずに見るきっかけになります。
人による感じ方の違いに興味がある子。
不思議な宇宙の設定が好きな子。

命や平和や社会について考えられる絵本4選

文章が短い絵本でも、戦争や命を扱う作品は読み終えたあとに重さが残ります。
学校の宿題だからと急いで読まず、本人が今読みたいかを確かめます。
親も何と声をかけるか迷いますが、すぐ感想をまとめなくても大丈夫です。

作品 目安 特徴 向いている子
100万回生きたねこ 小学5年生から
約10分
文字量は普通
何度も生き返ったねこが、初めて大切な相手と出会います。
生きることや誰かを愛することが心に残る作品です。
物語をじっくり味わいたい子。
読書感想文につながる本を探している子。
かわいそうなぞう 小学5年生から
約10分
文字量は普通
戦争中の動物園で起きた出来事を描きます。
悲しい場面が続くため、内容を伝えてから手渡したほうが安心です。
戦争と暮らしの関係を考えられる子。
読み聞かせを家族と聞きたい子。
へいわとせんそう 小学4年生から
約5分
文字量は少ない
平和な場面と戦争の場面を、同じ構図の絵で比べます。
短い言葉だからこそ、生活の違いが直接伝わります。
長い説明文が苦手な子。
絵から社会のことを考えたい子。
せかいでいちばんつよい国 小学5年生から
約10分
文字量は普通
強い国が小さな国を支配しようとしますが、思いがけない変化が起こります。
本当の強さとは何かを考えられます。
少し皮肉のある物語が好きな子。
平和や国の関係に興味がある子。

科学や知識への興味が広がる絵本4選

物語には手が伸びなくても、生き物や宇宙の写真なら長く見る子がいます。
それなら、最初から知識の絵本を選んでもかまいません。
小説へ近づけることばかり考えず、好きな分野から文章を読むほうが自然な子もいます。

作品 目安 特徴 向いている子
地球をほる 小学4年生から
約10分
文字量は普通
地面を掘り続けて地球の反対側を目指す、縦に開いて読む大型の絵本です。
地層や地球の中を物語として楽しめます。
地図や地球のしくみが好きな子。
変わった形の本に興味を持つ子。
このよでいちばんはやいのは 小学4年生から
約7分
文字量は普通
動物や乗り物の速さを比べながら、さらに速いものへ話が進みます。
福音館書店の科学絵本としても親しまれています。
数字やランキングが好きな子。
物語より知識から入りたい子。
ライフタイム いきものたちの一生と数字 小学5年生から
約10分
文字量は少ない
動物が一生の間に産む卵や伸ばす角などを、数字と絵で紹介します。
一ページずつ眺めても楽しめます。
生き物や数字が好きな子。
最初から最後まで続けて読まなくても楽しみたい子。
もしも月でくらしたら 小学5年生から
約10分
文字量はやや多い
月で生活する場合の住まいや食事、重力について、物語と知識を交えて描きます。
読みものへの橋渡しにも使えます。
宇宙や科学に興味がある子。
絵本より少し多い文章を試したい子。

一人読みと読み聞かせと親子読みを使い分けよう

一人で読むことにこだわらず、その日の気分や読みやすさに合わせて方法を選びます。

読み聞かせをしている父親

一人読みでは読む場所と時間を子どもに任せる

夕食後の机では開かないのに、休日のソファでは絵本を眺めることがあります。
読む時刻を細かく決めるより、本人が本を開きやすい場所に置いておくほうが自然です。
毎日続けてほしい気持ちは出ますよね。
まずは一ページだけでも、本人が自分から開いた時間を読書として受け止めます。

高学年でも読み聞かせを続けてかまわない

小学5年生や6年生でも、親が読むと物語に集中できる子はいます。
寝る前や休日の午後に、「読んで」と言われたら、そのまま読み聞かせを続けて大丈夫です。
少し幼いのではと迷うかもしれません。
けれど、聞き手として楽しんだ作品が、あとで一人読みにつながることもあります。

長く感じる本は一ページずつ交代で読む

文章が多いページで止まるなら、親子で一ページずつ交代して読む方法があります。
会話文だけを子どもが読み、説明の部分をお父さんやお母さんが担当してもかまいません。
交代読みは少し手間なんですよね。
でも、そこまで分ければ最後まで進めるなら、全部を一人で読ませるより気持ちは楽になります。

読後に内容を確かめる質問をしすぎない

読み終えた直後に「どんな話だった」と聞くと、学校の問題のように感じる子もいます。
「どの絵が気になった」「好きな人はいた」と、一度に一つだけ聞いてみます。
せっかく読んだので感想を聞きたくなりますよね。
答えが「別に」でも、その日は本を閉じて終わりにして大丈夫です。

途中でやめても別の本に替えてよい

図書館で選んだ絵本でも、家で開くと途中で飽きることがあります。
そんなときは読み切るように言わず、「今は合わなかったね」と別の作品に替えます。
借りた本を読まないともったいなく感じます。
けれど、合わない一冊に長く止まるより、次の表紙を選ぶほうが読書は続きやすくなります。

子どもの様子 試しやすい読み方 家庭での進め方
一人なら少し読める 一人読み 読む場所と時間を本人に任せます。
親が読むと最後まで聞く 読み聞かせ 高学年でも希望があれば続けます。
文字が多いページで止まる 交代読み 一ページずつ、または役割を分けて読みます。
声に出すことを嫌がる 親子で黙読 同じ場所で別々に読み、感想は求めません。
途中で飽きてしまう 別の本へ変更 読み切ることを求めず、違う作品を試します。
読書感想文におすすめの本50選|小学校高学年・5年生・6年生が読みやすく書きやすい本
結論:難しい本より、お子さんが最後まで読めて自分の経験と重ねられる本を選ぶと、読書感想文は書きやすくなります。まずは興味を持てる本を3冊選び、最初の10ページを読み比べます。主人公の変化や心に残った場...

絵本から小説へ無理なく広げる5つのステップ

絵本を読めたあとも急いで長編へ進まず、今の読みやすさを残したまま少しずつ広げます。

家族で本を選んだ

気に入った作家やテーマの別作品を読む

一冊を楽しめたら、まったく違う本より、同じ作者や似たテーマの作品を探します。
図書館で「この本と同じ人が書いた本はあるかな」と一緒に見れば、本人も選びやすくなります。
新しい本を次々読んでほしくなりますよね。
けれど、好きな世界を横に広げるほうが、次の一冊には自然に手が伸びます。

文章量が少し多い絵本へ進む

次はページ数ではなく、一ページに書かれた文章の量を少しだけ増やします。
最初の絵本が五分ほどなら、次は七分から十分ほどで読める作品が目安です。
厚い本を渡すと、表紙を開く前に気持ちが止まることもあります。
書店では中ほどのページも開き、本人が読めそうと感じる量かを見てみます。

挿絵の多い児童書や短編を試す

絵本の次は、挿絵が多く、一つの話が短い児童書や短編集が入りやすいです。
一章を読めば話が一区切りつく本なら、長い物語を覚え続ける負担も減ります。
絵本から急に小説へ進ませたくなるところなんですよね。
でも、その間にある読みものを使うと、読めた感覚を失わずに済みます。

アニメや映画で知っている物語の本を選ぶ

登場人物や最後までの流れを知っている作品なら、文章だけでも場面を思い浮かべやすくなります。
好きなアニメのノベライズや、映画をもとにした読みものから始めても大丈夫です。
知っている話では読書にならない気がするかもしれません。
それでも、文字を追って一冊読めた経験は、知らない物語を読むときの助けになります。

本人が望まなければ絵本を卒業させない

絵本を何冊か読めても、必ず小説へ進む必要はありません。
本人が絵本を選び続けるなら、好きな作者や科学、歴史、写真の作品をさらに探せます。
そろそろ学年相応の本をと思う気持ちはありますよね。
けれど、読む本の形より、自分から開きたい一冊があることを今は大切にしてよさそうです。

段階 選ぶ本 見るポイント
1 短い絵本 五分から十分ほどで最後まで読める作品を選びます。
2 文章量の多い絵本 一ページの文字を少しだけ増やします。
3 一話完結の読みもの 短い話ごとに区切って読める本を選びます。
4 挿絵の多い児童書 絵を手がかりに場面を追える本を試します。
5 短編小説や長編小説 本人が読みたいと思ったときに候補へ加えます。

途中の段階に長くとどまっても問題ありません。
絵本へ戻りながら、そのとき読みたい本を選んでも大丈夫です。

高学年の絵本選びで避けたい5つのこと

高学年らしさを急いで求めず、絵本まで苦手にしない選び方を整理します。

本を選ぶ親子

高学年なのに絵本なのと言わない

小学5年生や6年生が絵本を選ぶと、つい「もっと長い本は」と言いたくなることがあります。
けれど、その一言で本を棚へ戻してしまう子もいます。
親としては少し心配になりますよね。
まずは「その絵が気になったの」と聞き、本人が選んだ理由をそのまま受け取ります。

対象学年だけで難しい本を選ばない

出版社の対象学年が小学6年生でも、文字が細かく場面の説明が長い作品は負担になることがあります。
書店では最初のページだけでなく、真ん中も開いて文章量を見ます。
学年に合う本を渡したくなるのは自然です。
ただ、今読める量より少し軽い本のほうが、最後まで進みやすくなります。

読書感想や要約を毎回求めない

絵本を閉じた直後に「どんな話だった」と聞かれると、学校の宿題のように感じる子もいます。
感想を聞くなら、「どの絵が一番気になった」と一つだけにします。
せっかく読んだので何か話してほしくなりますよね。
返事がなくても、本人の中に何も残っていないとは限りません。

最初から何冊も購入しない

人気ランキングを見て何冊もそろえても、実際には表紙を見ただけで終わることがあります。
まず図書館で二、三冊借り、繰り返し開く作品だけ購入する方法でも十分です。
選んだ本が読まれないと、少しがっかりしてしまいますよね。
だからこそ、最初は買うことより、本人が試せる数に絞ります。

読みづらさが学習全体に及ぶ場合は学校へ相談する

絵本だけでなく、教科書の音読や問題文、学校からの手紙でも強く困る様子が続くことがあります。
その場合は家庭だけで理由を決めず、担任の先生に普段の様子を伝えます。
相談という言葉は少し大げさに感じるかもしれません。
まずは面談や連絡帳で、どこで手が止まるかを共有するだけでも大丈夫です。

避けたい声かけ 言い換えの例
高学年なのに絵本なの どこが気になって選んだの
六年生向けだから読めるよね 中を見て、読めそうか確かめてみようか
どんな話だったか説明して 気になった絵はあった
せっかく買ったから最後まで読んで 今は合わなかったら、別の本でも大丈夫だよ
もっと頑張って読まないと どのあたりから読みづらくなった
読書感想文は高学年なら何枚?小学4・5・6年生の文字数と書き方
結論:小学4・5・6年生の読書感想文は、400字詰め原稿用紙なら3枚、本文1,200字以内が一つの目安です。3枚目の最後まで埋めるという意味ではありません。最低枚数や書式は、学校の宿題プリントに別の指...

高学年と絵本についてよくある質問

小学5年生や6年生の絵本選びで、保護者が迷いやすい疑問を具体的に整理します。

FAQアイキャッチ

小学5年生や6年生が絵本を読むのは幼いですか?

高学年が絵本を読んでも、幼いとは限りません。
絵本には、友情や家族、命、戦争など、大人でも考え込むテーマを扱った作品があります。
子ども部屋で長い小説は開かないのに、絵本の細かな絵を何度も見る子もいます。
学年より、その本から何を受け取っているかを見てよさそうです。

高学年にも親が読み聞かせをしてよいですか?

本人が嫌がっていなければ、高学年でも読み聞かせを続けて大丈夫です。
夕食後に家族で一冊読むと、難しい言葉があっても物語の流れをつかみやすくなります。
もう一人で読ませたほうがよいのかなと迷いますよね。
ただ、聞き手として楽しむ時間も、きちんと本に触れている時間です。

絵本を読書感想文の本に選べますか?

学校から文字数や本の種類を指定されていなければ、絵本を読書感想文に使える場合があります。
ただし、応募するコンクールでは対象図書の条件を先に確認します。
文章が短いぶん、感想が書けない気もしますよね。
絵の変化や気になった場面を自分の経験と重ねると、感想の材料は見つけやすくなります。

漫画や図鑑しか読まない場合はどうしますか?

漫画や図鑑を読むなら、本そのものが嫌い、ということではなさそうですね。
図書館では、生き物の写真絵本や科学の物語など、今好きな分野に近い作品を一緒に探します。
親としては小説も読んでほしくなります。
でも、好きなページから文章を読む経験を増やすほうが、知らない物語を急に渡すより入りやすくなります。

何分くらいで読める絵本から始めればよいですか?

文字の多い本を開く前から嫌がるなら、最初は5分から10分ほどで読める作品が目安です。
書店や絵本ナビの紹介だけで決めず、図書館で実際の文字量も確かめます。
短すぎる本では力が付かない気がするかもしれません。
けれど、一冊を最後まで読める長さから始めたほうが、次の本を選びやすくなります。

まとめ|小説が苦手なら高学年向け絵本から始めよう

長い小説を無理にすすめず、本人が気になった絵本を一冊読み切るところから始めることがおすすめですよ。

読む本が決まった家族

最初は本人が興味を持った一冊を選ぶ

図書館や書店では、高学年向けの棚から親が先に決めず、本人が手を伸ばした表紙を見てみます。
動物、科学、不思議な話など、きっかけは何でもかまいません。
親が選んだ名作を読んでほしくなる気持ちはわかります。
それでも最初は、本人の「ちょっと見たい」を一冊につなげます。

本の難しさより読み切れた経験を大切にする

小学5年生や6年生でも、文章の短い絵本を選んで大丈夫です。
5分や10分で最後まで読めたら、「読めたね」と短く声をかけるだけで十分です。
感想まで聞きたくなりますが、そこで質問を重ねなくてもかまいません。
一冊を閉じた経験が、次の本を開く小さなきっかけになります。

次の本へ進むかどうかも本人と相談して決める

読み終えたら、「似た本も見る」と一度だけ聞いてみます。
もっと読みたいなら同じ作者やテーマを探し、今はいいと言ったら少し間を空けます。
親としては、この流れを逃したくない気もしますよね。
でも、絵本を卒業する時期より、自分で次を選べることのほうを大事にしてよさそうです。

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