読書感想文は高学年なら何枚?小学4・5・6年生の文字数と書き方

結論:
小学4・5・6年生の読書感想文は、400字詰め原稿用紙なら3枚、本文1,200字以内が一つの目安です。

3枚目の最後まで埋めるという意味ではありません。
最低枚数や書式は、学校の宿題プリントに別の指定がないか確認ししてみましょう。
文字数が足りないときは、あらすじではなく心に残った場面や自分の考えを広げるといいですね。

  1. 小学4・5・6年生の読書感想文は原稿用紙3枚以内が目安
    1. 400字詰め原稿用紙3枚は1,200字です
    2. 小学4年生はコンクールでは中学年ですが上限は同じです
    3. 小学5・6年生は高学年の部で1,200字以内です
    4. 学校の宿題プリントに別の枚数指定がないか確認しましょう
  2. 原稿用紙3枚を最後まですべて埋める必要はありません
    1. 3枚以内は最大3枚という意味です
    2. 全国コンクールには公式な最低文字数の指定はありません
    3. 1,000字以上や9割程度は公式ルールではありません
    4. 2枚や2枚半でよいかは学校の条件によって変わります
    5. 枚数を増やすためにあらすじを長くする必要はありません
  3. 学校の宿題と全国コンクールでは枚数や書き方が違うことがあります
    1. 学校から2枚以上と指定された場合はその条件を守ります
    2. 原稿用紙を3枚渡されたことだけでは必要枚数を判断できません
    3. 題名や名前を書く位置は学校独自の指定が優先されます
    4. コンクールへ出さない宿題では書式が異なる場合があります
  4. 原稿用紙3枚に書く内容と文字数の配分を決めましょう
    1. 書き出しには本を選んだ理由を書きます
    2. あらすじは感想に必要な部分だけを短く説明します
    3. 心に残った場面とその理由を文章の中心にします
    4. 自分の経験や登場人物との違いを書きます
    5. 最後に読む前と読んだ後の考えの変化をまとめます
  5. 3枚書けないときはあらすじではなく感想を深めましょう
    1. 一番気になった場面から話を始めます
    2. なぜそう思ったのかを一段だけ聞きます
    3. 登場人物と似た生活の経験を思い出します
    4. 疑問や納得できなかったことも感想になります
    5. 本全体ではなく一つのテーマに絞ります
    6. 子どもが話した言葉を付せんやメモに残します
  6. 小学4・5・6年生で保護者の手伝い方を変えましょう
    1. 小学4年生は話した内容を短いメモにするところから支えます
    2. 小学5年生は付せんを並べて文章の順番を決めます
    3. 小学6年生は理由や考えの変化を深める質問をします
    4. 学年よりも子どもの書き慣れ方に合わせます
    5. 保護者の言葉できれいな文章に直しすぎないようにします
    6. 書き終えたら最初によく書けた部分を伝えます
  7. 題名や名前を含む原稿用紙の基本ルールを確認しましょう
    1. 題名・学校名・名前は本文の1,200字に含まれません
    2. 句読点とかぎかっこはそれぞれ1マス使います
    3. 改行によって空いたマスも文字数に含まれます
    4. 段落の最初は原則として1マス空けます
    5. 題名と名前を書く位置は学校の指定に合わせます
    6. 清書する前に枚数・文字数・誤字を確認します
  8. 高学年の読書感想文の枚数でよくある疑問
    1. 1,200字以内なら何字以上書けばよいですか?
    2. 読書感想文が1,000字でも提出できますか?
    3. 原稿用紙2枚半で終わっても大丈夫ですか?
    4. 小学4年生も原稿用紙3枚以内ですか?
    5. 原稿用紙を3枚渡されたら全部書く必要がありますか?
    6. 題名や名前を書いた部分は1,200字に含まれますか?
    7. パソコンで書いた読書感想文でも提出できますか?
  9. まとめ|学校の指定を確認してから3枚の内容を決めましょう
    1. 小学4・5・6年生は本文1,200字以内が一つの基準です
    2. 3枚以内は3枚目の最後まで書くという意味ではありません
    3. 学校独自の最低枚数や書式を優先します
    4. あらすじより心に残った場面や自分の考えを多く書きます
    5. 保護者は文章を作らず子どもの言葉を引き出します

小学4・5・6年生の読書感想文は原稿用紙3枚以内が目安

学年の区分は少しややこしいですが、本文の上限は同じです。
まずは数字だけ、親子で一緒に確認してみます。

小学4〜6年生の読書感想文は原稿用紙3枚以内が目安と示し、1,200字や宿題プリントの確認を母子のイラストで説明する図

400字詰め原稿用紙3枚は1,200字です

全国コンクールでは、本文を1,200字以内に収めます。
400字詰め原稿用紙に換算すると3枚分です。
夏休みの午後に原稿用紙を3枚並べると、お子さんが「こんなに書くの」と本を閉じることもありますよね。
まずは3枚全部を埋める話ではなく、超えてはいけない上限だと伝えると、少し始めやすくなります。

小学4年生はコンクールでは中学年ですが上限は同じです

小学4年生は高学年に近い時期ですが、全国コンクールでは小学3・4年生を中学年の部としています。
ただし、本文の上限は小学5・6年生と同じ1,200字以内です。
区分を見て「4年生だけ枚数が違うのかな」と少し迷いますが、400字詰めなら3枚という目安は変わりません。

小学5・6年生は高学年の部で1,200字以内です

小学5・6年生は、全国コンクールでは高学年の部に分けられ、本文は1,200字以内です。
6年生だから5年生より長く書くという公式の決まりはありません。
親としては少し上の出来を期待したくなりますが、難しい言葉を増やすより、心に残った場面をお子さん自身の言葉で書くほうが感想文らしくなります。

学校の宿題プリントに別の枚数指定がないか確認しましょう

学校から帰ったあと、ランドセルの底に入っていた宿題プリントを見たら、「2枚以上」や「3枚程度」と書かれていることがあります。
全国コンクールの上限が1,200字でも、学校の課題には別の条件が付くことがあるんですよね。
本を読み始める前に、最低枚数、使う用紙、提出日を一度だけ確認しておくと安心です。

学年 全国コンクールの区分 本文の上限 400字詰めに換算
小学4年生 中学年の部 1,200字以内 3枚以内
小学5年生 高学年の部 1,200字以内 3枚以内
小学6年生 高学年の部 1,200字以内 3枚以内

原稿用紙3枚を最後まですべて埋める必要はありません

3枚と聞くと最後のマスまで埋めるように感じますが、まずは学校の言葉をそのまま読み直してみます。

原稿用紙のイラスト

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3枚以内は最大3枚という意味です

「原稿用紙3枚以内」は、400字詰めなら本文を1,200字までに収めるという意味です。
3枚目の最後のマスまで書く決まりではありません。
夕食後にまだ2枚半だと、親のほうが落ち着かなくなるかもしれません。
ただ、学校から最低枚数の指定がなければ、内容を水増しするより読み返す時間に回せますね。

全国コンクールには公式な最低文字数の指定はありません

全国コンクールの公式要項には、小学4〜6年生は本文1,200字以内とありますが、最低文字数は書かれていません。
つまり、全国共通で何字以上という決まりが示されているわけではありません。
少ないと評価されないのでは、と気になりますよね。
ただし、学校の宿題には別の最低条件が付くことがあります。

1,000字以上や9割程度は公式ルールではありません

「1,000字以上は必要」「原稿用紙の9割は埋める」と聞くことがあります。
けれど、これは全国コンクールの公式要項にある共通ルールではありません。
先生が授業で示した目安や、学校独自の提出条件である可能性があります。
数字だけが一人歩きしやすいところなので、宿題プリントの表現を先に確かめると安心です。

2枚や2枚半でよいかは学校の条件によって変わります

原稿用紙2枚や2枚半で終わってよいかは、学校の指定によって変わります。
「1,200字以内」だけなら上限を超えていませんが、「2枚以上」「3枚程度」なら話は別です。
子どもが書き終えて少しほっとした顔をしていると、書き足してと言いにくいですよね。
そのときは内容を直す前に、条件だけ一緒に確認します。

枚数を増やすためにあらすじを長くする必要はありません

枚数が足りないと感じても、物語のあらすじを長くして埋める必要はありません。
心に残った場面を一つ選び、「なぜ気になったのか」「自分ならどうするか」を足すほうが感想文らしくなります。
親としては、とにかくマスを埋めたくなるんですよね。わかります(笑。
でも、お子さんの考えが一段深くなる一文のほうが、文章の中心になります。

指示の書き方 基本的な意味 家庭での対応
1,200字以内 1,200字を超えない 最低文字数の指定が別にないか確認する
原稿用紙3枚以内 最大3枚まで 3枚目の最後まで埋める必要はない
原稿用紙3枚程度 3枚前後が目安 2枚台でよいか学校の説明を確認する
原稿用紙2枚以上 最低2枚は書く 2枚未満では提出条件を満たさない
原稿用紙3枚 上限か必要枚数か分かりにくい 宿題プリントや先生の説明を確認する

学校の宿題と全国コンクールでは枚数や書き方が違うことがあります

同じ読書感想文でも、全国コンクールの規定と学校の宿題では、確認する条件が少し違います。

学校のイラスト

学校から2枚以上と指定された場合はその条件を守ります

全国コンクールが1,200字以内でも、学校のプリントに「原稿用紙2枚以上」とあれば、少なくとも2枚は必要です。
お子さんが1枚半で書き終えていると、もう十分ではと思いたくなりますよね。
その場合はあらすじを増やさず、心に残った場面をもう一つ具体的にすると、自然に文章を広げられます。

原稿用紙を3枚渡されたことだけでは必要枚数を判断できません

先生から原稿用紙を3枚渡されたからといって、3枚すべてを書く宿題とは限りません。
予備を含めて配っている場合もあれば、3枚以内という意味で渡している場合もあります。
プリントが見つからないと、親のほうが少し困るんですよね。
お子さんが覚えていなければ、連絡帳や学校の配信を確認してみてもよさそうです。

題名や名前を書く位置は学校独自の指定が優先されます

題名を何マス空けるか、名前をどこに書くかは、学校や先生によって説明が異なることがあります。
夕食後に清書を始めてから迷うと、書き直しが必要になり、お子さんの気持ちも切れやすくなります。
細かな決まりは少し面倒ですが、最初に見本やプリントを机の横へ置いておくと安心です。

コンクールへ出さない宿題では書式が異なる場合があります

学校内だけで提出する読書感想文は、全国コンクールへ応募する作品と同じ書式とは限りません。
原稿用紙ではなく作文用のシートを使ったり、題名や名前を別の用紙へ記入したりする場合もあります。
昨年と同じだろうと思ってしまいますが、学年が変わると提出方法も変わることがあります。
今年の説明を一度確認すれば十分です。

書き始める前に確認すること

  • 本文の上限文字数はいくつか
  • 最低枚数や最低文字数の指定があるか
  • 400字詰め原稿用紙を使うのか
  • 縦書きと横書きのどちらか
  • 題名・学校名・名前をどこに書くか
  • 下書きと清書の両方を提出するのか

原稿用紙3枚に書く内容と文字数の配分を決めましょう

1,200字を一度に考えると手が止まりやすいので、書く内容を五つに分けて整理します。

感想文おw書く本を選ぶ男子

書き出しには本を選んだ理由を書きます

書き出しでは、図書館や書店でその本を選んだ理由から始めます。
「表紙が気になった」「友達にすすめられた」「課題図書の中で読みやすそうだった」などで十分です。
立派な理由を考えようとすると、最初の一文で止まってしまうんですよね。
読む前にどんな物語だと思ったかを添えると、100〜150字ほどにまとめやすくなります。

あらすじは感想に必要な部分だけを短く説明します

あらすじは、本を読んでいない人にも心に残った場面が分かる程度で大丈夫です。
主人公の名前、起きた出来事、その後どうなったかを短く書きます。
細かな出来事まで説明し始めると、原稿用紙の半分以上があらすじになることがあります。
100〜150字ほどを目安にして、感想につながらない部分は省いてもよさそうです。

心に残った場面とその理由を文章の中心にします

読書感想文の中心には、一番心に残った場面と、なぜ気になったのかを書きます。
夕食後に「どこが一番残った?」と聞き、「別に」と返されたら、登場人物を一人だけ挙げてもらいます。
こちらも答えを待つのが少し大変ですよね。
その人の行動への賛成や反対まで言葉にできると、350〜400字ほどの中心部分が作れます。

自分の経験や登場人物との違いを書きます

主人公の出来事と似た経験がないか、学校生活や家族との会話を思い出してみます。
友達とけんかした場面なら、「自分のときはどうした?」と一つだけ質問します。
同じ経験がなくても、「自分なら言えなかったと思う」という違いが感想になります。
無理に感動した話へ寄せず、250〜300字ほどで自分の考えを書くと文章にその子らしさが出ます。

最後に読む前と読んだ後の考えの変化をまとめます

最後は、本を読む前と後で、考えがどう変わったかをまとめます。
「友達には何でも言うべきだと思っていたが、待つことも必要だと思った」のように書くと、結びが作りやすくなります。
きれいな決意を書かせたくなるところですが、大きな目標でなくても大丈夫です。
今後やってみたいことを一つ添え、150〜200字ほどで終えます。

パート 書く内容 文字数の目安
書き出し 本を選んだ理由・読む前の印象 100〜150字
あらすじ 感想に必要な出来事 100〜150字
中心となる感想 心に残った場面とその理由 350〜400字
自分との比較 似た経験・違う考え・自分ならどうするか 250〜300字
まとめ 考えの変化・これからしたいこと 150〜200字

原稿用紙3枚の大まかな役割

  • 1枚目:本を選んだ理由・短いあらすじ・心に残った場面
  • 2枚目:その場面について考えたこと・感じた理由
  • 3枚目:自分の経験・考えの変化・まとめ

3枚書けないときはあらすじではなく感想を深めましょう

文章が短いときは、感想がないのではなく、まだ言葉になっていないことがあります。
会話から材料を探します。

書けなくて困っている男子

一番気になった場面から話を始めます

「本の感想は?」と聞くと、範囲が広すぎて「別に」「普通」と返ってくることがあります。
そんなときは、「一番気になった場面はどこ?」と一つだけ聞きます。
夏休みの午後、机に向かわせたまま考えさせるより、リビングで本をめくりながら話すほうが答えやすいかもしれません。
場面が一つ決まれば、文章の中心が見えてきます。

なぜそう思ったのかを一段だけ聞きます

場面が決まったら、「なぜそこが気になった?」と理由を聞きます。
「かわいそうだった」で止まったら、「どの行動がかわいそうだった?」と少しだけ具体的にします。
質問を重ねすぎると、取り調べのようになってしまうんですよね。
一度に一つ聞き、お子さんが話した言葉をそのままメモすると、感想の材料になります。

登場人物と似た生活の経験を思い出します

主人公が友達とすれ違う物語なら、学校で似たことがなかったか聞いてみます。
同じ経験がなくても、「自分ならどうしたと思う?」なら答えられることがあります。
親のほうが思い当たる出来事を先に話したくなりますが、お子さんの記憶が出るまで少し待ちます。
小さな体験でも、登場人物との違いを書けば感想が広がります。

疑問や納得できなかったことも感想になります

読書感想文は、感動したことだけを書く文章ではありません。
「主人公の行動が分からなかった」「その結末には納得できない」という気持ちも立派な感想です。
評価されそうな答えへ直したくなるところですが、引っかかった気持ちのほうが本人の言葉になりやすいんですよね。
その理由を一つ書けば、文章に深さが出ます。

本全体ではなく一つのテーマに絞ります

本全体について書こうとすると、内容が広がりすぎて、あらすじばかりになりがちです。
友情、勇気、家族、命など、気になったテーマを一つ選びます。
どれも大事に見えると迷いますが、全部を入れなくても大丈夫です。
心に残った場面とつながるテーマだけに絞ると、自分の経験や考えを書き足しやすくなります。

子どもが話した言葉を付せんやメモに残します

お子さんが話した内容は、短い言葉のまま付せんやメモに残します。
「主人公はずるい」「でも少しかわいそう」など、まとまっていなくても構いません。
親がきれいな文章へ直すと、本人の言葉が消えてしまうことがあります。
まずは一枚に一つずつ書き、あとで並べ替えると、書く順番も決めやすくなります。

感想を広げる質問

  • 一番驚いた場面はどこ?
  • 一番気になった登場人物はだれ?
  • その人の行動に賛成できる?
  • 自分だったらどうしたと思う?
  • 似た経験をしたことはある?
  • 納得できなかったところはある?
  • 結末を変えられるならどう変えたい?
  • 読む前と読んだ後で考えが変わった?

短く終わったときの確認

  • 学校指定の最低枚数を満たしているか
  • 心に残った場面を具体的に書いているか
  • なぜ心に残ったのかを書いているか
  • 自分の経験や考えと比べているか
  • 登場人物の行動への賛成や反対を書いているか
  • 読む前と読んだ後の変化を書いているか
  • あらすじばかりになっていないか
 

小学4・5・6年生で保護者の手伝い方を変えましょう

学年で決めつけず、どこで手が止まっているかを見て、必要なところだけ一緒に整理します。

本に付箋を貼る

小学4年生は話した内容を短いメモにするところから支えます

小学4年生では、感じたことは話せても、文章にするところで止まることがあります。
リビングで「一番びっくりしたところは?」と聞き、返ってきた言葉を短くメモします。
親が文章まで作ったほうが早いと思うこともありますよね。
ただ、三つほど言葉が集まれば、それを見ながら本人が一文ずつ書き始められます。

小学5年生は付せんを並べて文章の順番を決めます

小学5年生では、書きたいことはあっても、どの順番で書けばよいか迷うことがあります。
本を選んだ理由、心に残った場面、自分の経験を付せんに一つずつ書き、机の上で並べ替えます。
構成まで親が決めたくなりますが、順番を選ぶのもお子さんの作業です。
二つの並べ方を見せて、本人に決めてもらう方法でも大丈夫です。

小学6年生は理由や考えの変化を深める質問をします

小学6年生では、文章は書けても、「感動した」「勉強になった」で無難に終わることがあります。
「読む前はどう思っていた?」「今は何が変わった?」と、理由を一段だけ聞きます。
高学年らしい立派な答えを求めたくなりますよね。
けれど、少し納得できなかった気持ちや迷いが残っている文章のほうが、本人の考えが伝わります。

学年よりも子どもの書き慣れ方に合わせます

同じ小学6年生でも、ふだん作文を書く子と、読書や文章が苦手な子では、必要な支え方が違います。
学年だけを見ず、本選び、感想を話すところ、順番を決めるところのどこで止まったかを確かめます。
できるはずだと思うほど、声が少し強くなることもあります。
困っている一か所だけを一緒に進めれば十分です。

保護者の言葉できれいな文章に直しすぎないようにします

お子さんが書いた文に言葉の重なりや不器用な表現があると、つい直したくなります。
ただし、意味が通じるなら、本人らしい言い方は残します。
親が整えた文章は読みやすくても、お子さんが読んで「自分の文ではない」と感じることがあるんですよね。
誤字や抜けた文字を一緒に確認する程度でも、提出できる形に近づきます。

書き終えたら最初によく書けた部分を伝えます

清書が終わったら、直すところを探す前に、よく書けた一文を具体的に伝えます。
「主人公と自分を比べたところが分かりやすかった」のように、文章の一部を指して話します。
締め切りが近いと、こちらも誤字ばかり気になるものです。
最初に一つ認めてもらえると、お子さんもその後の見直しを受け入れやすくなります。

学年 起こりやすい困りごと 保護者のサポート
小学4年生 感じたことを文章にできない 会話した内容を短くメモする
小学5年生 書く内容の順番が決まらない 付せんを並べ替えて構成を作る
小学6年生 無難な感想だけで終わる 理由や考えの変化を質問する

題名や名前を含む原稿用紙の基本ルールを確認しましょう

本文を書き終えてから迷わないように、題名や名前、段落などの基本を清書前に確認します。

原稿用紙のルール

題名・学校名・名前は本文の1,200字に含まれません

全国コンクールでは、題名、学校名、名前は本文の文字数に数えません。
本文だけを1,200字以内に収めます。
名前まで含めて数え直すのは、親子ともに少し疲れますよね。
ただし、どこに記入するかは学校のプリントや応募用紙を見てから決めると、清書のやり直しを防げます。

句読点とかぎかっこはそれぞれ1マス使います

読点や句点は、それぞれ一つの文字として数え、原稿用紙の1マスを使います。
かぎかっこも、ふつうは一つずつ1マスに書きます。
子ども部屋で清書を見ていると、小さく同じマスへ押し込みたくなることもありますよね。
学校から書き方の見本が配られている場合は、その形に合わせます。

改行によって空いたマスも文字数に含まれます

全国コンクールでは、段落を変えたことで行の後ろに残った空白も、本文の字数に含めます。
実際に書いた文字だけを数えるわけではありません。
細かく数え始めると、どこまでが1,200字なのか分からなくなりがちです。
400字詰め原稿用紙なら、使ったマスと空白を含めて3枚以内と考えると整理しやすくなります。

段落の最初は原則として1マス空けます

話題が変わるところでは改行し、段落の最初を1マス空けるのが基本的な書き方です。
心に残った場面から自分の経験へ移るところなどで段落を分けると、文章も読みやすくなります。
空けたマスがもったいなく感じるかもしれません。
けれど、文章の区切りが見えるほうが、お子さん自身も見直しやすくなります。

題名と名前を書く位置は学校の指定に合わせます

題名や名前を何行目に書くか、何マス空けるかは、学校によって指定が異なることがあります。
全国コンクールでも、都道府県ごとに原稿用紙の使い方が加えられる場合があります。
昨年の記憶だけで書き始めると、少し不安なんですよね。
清書前に今年のプリントや先生の見本を一度確認すれば十分です。

清書する前に枚数・文字数・誤字を確認します

下書きができたら、すぐ清書せず、学校指定の枚数と本文の文字数を確認します。
そのあと、誤字、抜けた文字、段落の位置をお子さんと一緒に見ます。
全部直そうとすると、せっかく書いた本人も少し嫌になりますよね。
意味が伝わる言葉は残し、必要な部分だけ鉛筆で印を付けると進めやすくなります。

項目 本文の文字数に含まれるか
本文 含まれる
句読点 含まれる
かぎかっこ 含まれる
改行によって空いたマス 含まれる
題名 含まれない
学校名・氏名 含まれない

清書前の見直し

  • あらすじより自分の考えが多くなっているか
  • 「おもしろかった」だけで終わっていないか
  • なぜそう感じたかを書いているか
  • 同じ言葉を何度もくり返していないか
  • 子ども自身の言い方が残っているか
  • 学校指定の枚数や書式を満たしているか
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高学年の読書感想文の枚数でよくある疑問

文字数や渡された用紙について迷ったときは、全国の基準と学校の条件を分けて考えます。

FAQアイキャッチ

1,200字以内なら何字以上書けばよいですか?

全国コンクールの規定には、本文を何字以上書くという最低文字数は示されていません。
ただし、学校から「原稿用紙2枚以上」などの指定があれば、その条件を満たします。
短いだけで出してよいのか、少し心配になりますよね。
まずプリントを確認し、最低文字数がなければ内容が伝わっているかを見直します。

読書感想文が1,000字でも提出できますか?

本文1,200字以内という条件だけなら、1,000字は上限を超えていません。
ただし、提出できるかどうかは、学校が決めた最低枚数や文字数にもよります。
あと200字を無理に足したくなるところですよね。
条件を満たしていれば、あらすじを増やすより、誤字や感想の理由を確認するほうがよさそうです。

原稿用紙2枚半で終わっても大丈夫ですか?

「原稿用紙3枚以内」という指示なら、2枚半で終わっても上限の範囲に収まっています。
一方で、「3枚程度」や「3枚書く」と指定されている場合は、学校への確認が必要です。
せっかく書き終えたお子さんに、すぐ書き足してとは言いにくいですよね。
先に条件を見てから、必要な場合だけ感想を一つ深めてみましょう。

小学4年生も原稿用紙3枚以内ですか?

小学4年生は、全国コンクールでは小学3年生と同じ中学年の部です。
ただし、本文の上限は小学5・6年生と同じ1,200字以内です。
区分が違うと枚数も違いそうに見えますが、400字詰めに換算すれば3枚以内になります。
学校独自の指定がある場合は、そちらを優先します。

原稿用紙を3枚渡されたら全部書く必要がありますか?

原稿用紙を3枚渡されたことだけでは、全部のマスを書く必要があるとは判断できません。
上限に合わせて3枚配った場合や、書き直し用を含めた場合も考えられます。
ランドセルから用紙だけ出てくると、こちらも困りますよね。
宿題プリント、連絡帳、学校からの配信の順に確認すると分かりやすいです。

題名や名前を書いた部分は1,200字に含まれますか?

全国コンクールでは、題名、学校名、名前は本文1,200字の中に含まれません。
句読点や、改行によって空いた部分は本文の字数に含まれます。
一マスずつ数え始めると、親子ともに疲れてしまいますよね。
400字詰め原稿用紙なら、題名や名前を除く本文を3枚以内に収めます。

パソコンで書いた読書感想文でも提出できますか?

学校の宿題としてパソコンで作成できるかどうかは、学校の提出方法によって変わります。
ただし、全国コンクールへ応募する作品は、原稿用紙を使い、縦書きで自筆する決まりです。
下書きだけパソコンで作りたい子もいますよね。
先に先生の説明を確認し、応募する場合は指定された用紙へ本人が清書します。

まとめ|学校の指定を確認してから3枚の内容を決めましょう

枚数だけを気にするより、学校の条件を確認し、書く内容を小さく分けるほうが進めやすくなります。

小学4・5・6年生は本文1,200字以内が一つの基準です

小学4・5・6年生の読書感想文は、全国コンクールでは本文1,200字以内です。
400字詰め原稿用紙なら、3枚分が一つの目安になります。
机に3枚並べると多く見えますよね。
最初から全部を書こうとせず、本を選んだ理由や心に残った場面から少しずつ進めれば大丈夫です。

3枚以内は3枚目の最後まで書くという意味ではありません

「原稿用紙3枚以内」は、3枚目の最後まで埋めるという意味ではありません。
学校から最低枚数を指定されていなければ、2枚半などで終わる場合もあります。
あと少しだからと、あらすじを足したくなることもありますよね。
まずは条件を確認し、足すならお子さんの考えや理由を一つ深めます。

学校独自の最低枚数や書式を優先します

全国コンクールの規定と、学校の宿題の条件が同じとは限りません。
最低枚数、題名や名前の位置、縦書きや横書き、提出方法をプリントで確認しましょう。
夏休みの終わりに初めて見ると、親のほうも少し慌てますよね。
本を読み始める日に一度だけ確かめておくと、清書まで進みやすくなります。

あらすじより心に残った場面や自分の考えを多く書きます

文字数が足りないときも、物語の説明を長くする必要はありません。
気になった場面、その理由、自分の経験、主人公との違いを順番に書きます。
感想を聞いて「おもしろかった」だけだと、こちらも困りますよね。
「どの場面が一番残った?」と一つ聞けば、文章の材料が見つかりますよ。

保護者は文章を作らず子どもの言葉を引き出します

保護者ができるのは、答えを教えることではなく、お子さんの言葉を見つけやすくすること。
質問を一つずつ出し、話した内容を付せんやメモに残します。
きれいな文章に直したくなる気持ちはありますよね。
でも、少し不器用でも本人の言葉が残っているほうが、その子の読書感想文になりますよ。

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