本嫌いになる理由は?小学校高学年の子が本を読まない原因と親の対策

結論:
小学校高学年の子が本を読まないときは、本嫌いを急いで直すより、何なら読めるのかを確かめるところから始めて大丈夫です。

漫画や図鑑を読むなら、文字を読む力がないとは限りません。
文字量や内容、読書感想文での経験など、理由によって合う対策は変わります。
短い本や好きなジャンルから、本人が自分で開ける入口を残します。

  1. 本嫌いに見えても理由は一つではない
    1. 本を読まないことと文字を読めないことは違う
    2. 高学年は本選びの谷間に入りやすい
    3. 本嫌いを直す前に理由を確かめる
    4. 最初に確認したい3つのこと
  2. 高学年の子どもが本を嫌う主な理由
    1. 文字が多く読むだけで疲れる
    2. 内容を理解するのに時間がかかり展開を遅く感じる
    3. 学年相応の本が本人に合っていない
    4. 読書感想文や課題図書で嫌な経験をした
    5. 本を読む意味が分からず別の楽しみを優先する
  3. 本嫌いのタイプを子どもの様子から確かめる
    1. 文字が多いと疲れる文字負担型
    2. 好きな話題なら読める内容不一致型
    3. 感想文や課題図書を嫌がる嫌な経験型
    4. 漫画や図鑑なら読む小説限定型
    5. 本以外のことを優先する優先順位型
  4. 本嫌いと読解力不足は同じではない
    1. 心配しすぎなくてよいケース
    2. 読み方を少し確認したいケース
    3. 音読と黙読の違いを確かめる
    4. 学校での様子を担任へ聞いてみる
  5. 本嫌いを強めやすい親の接し方
    1. 本を読みなさいと繰り返す
    2. 学年相応の本を押しつける
    3. 漫画や図鑑を読書として認めない
    4. 一冊を最後まで読むよう求める
    5. 読んだ内容や感想を細かく聞く
  6. 本嫌いの理由別に親ができること
    1. 文字量が負担なら短く区切れる本を選ぶ
    2. 飽きる子には展開の速い本を選ぶ
    3. 学年ではなく本人の興味から本を探す
    4. 読書感想文と自由読書を分ける
    5. 読了を求めず複数の本を試してよい
  7. 漫画や映像を入口にする方法と保護者の疑問
    1. 漫画ばかり読んでいても大丈夫?
    2. 映像から本へはどのようにつなげる?
    3. スマホやゲームを制限すれば本を読む?
    4. 親がおすすめの本を選んでもよい?
    5. 読書感想文が原因で本嫌いになったら
  8. まとめ|本嫌いを直すより読める入口を残そう
    1. 本を嫌う理由を一つに決めつけない
    2. 今日から一つだけ対策を試す
    3. 本を好きにさせることを急がない

本嫌いに見えても理由は一つではない

本を開かない姿だけを見て、本嫌いと決めなくても大丈夫です。
何なら読めるのかを親子でゆっくり確かめていきます。

本がきらいな女子

本を読まないことと文字を読めないことは違う

リビングでは小説を開かないのに、ゲームの攻略情報は長い文章でも読んでいること、ありませんか。
漫画のせりふや図鑑の説明、好きな選手の記事を自分から読む子もいます。
それなら、文字が読めないというより、読みたい内容が小説ではないのかもしれません。
本棚の前だけで判断すると、読めているものを見落としやすいんですよね。

高学年は本選びの谷間に入りやすい

小学校高学年になると、低学年向けの児童書を幼く感じる子がいます。
しかし、大人向けの小説は文字が細かく、人物や場面の説明も長くなります。
書店でどちらの棚にも手が伸びず、「読みたい本がない」となることもあります。
親のほうが焦って一冊を決めたくなりますが、その迷いには理由があります。

本嫌いを直す前に理由を確かめる

文字の多さで疲れる子には、一章が短い本が合うかもしれませんね。
内容に興味がない子なら、動物、科学、料理、怖い話など、普段の関心から探す方法があります。
読書感想文で嫌な経験をした子には、宿題と関係のない漫画や図鑑を読む時間が必要な場合もありますよ。
原因が違うのに同じ本をすすめ続けると、親子とも少し疲れてしまいます。

最初に確認したい3つのこと

学校から帰ったあと、お子さんが自分から読んでいるものを見てみましょう。
次に、本をどこで閉じるのかを確かめます。
文字が多いページなのか、説明が続く場面なのかで負担が見えやすくなります。
そして、読書感想文や音読で叱られた経験がなかったかも、責めずに聞いてみます。
いきなり「どうして本が嫌いなの」と聞くより、普段の様子を見るほうが分かることも多いです。

本嫌いの原因を探る3ステップ 見るポイント 家庭での確認方法
STEP1 何なら読むかを見る 漫画、図鑑、攻略情報、ウェブ記事など 自分から開いている読み物を確認する
STEP2 どこでやめるかを見る 文字量、漢字、説明の長さ、内容の難しさ 閉じたページをさりげなく見てみる
STEP3 嫌な経験を確かめる 感想文、課題図書、音読、読後の質問など 「読むと何が一番面倒?」と一つだけ聞く

高学年の子どもが本を嫌う主な理由

本を嫌がる背景には、文字の負担や内容とのずれ、読書感想文での経験があります。
スマホやゲームだけの問題にせず、まず様子を分けて見ていきましょう。

高学年の子どもが本を嫌う5つの理由と、読書よりゲームを選ぶ男子を心配する母のイラスト

文字が多く読むだけで疲れる

夏休みの午後に本を開いても、文字がぎっしり並ぶページを見るだけで閉じてしまう子がいます。
漢字を読み、行を追い、内容まで理解する作業が重なると、読書そのものが勉強のように感じられてしまうのでしょうか。
さぼっているように見えてしまうのが、親には少し悩ましいところです。
短い章や挿絵の多い作品なら、負担が変わるかもしれません。

内容を理解するのに時間がかかり展開を遅く感じる

登場人物や場所の説明が長く続く小説は、話がなかなか進まないように感じることがあります。
夕食後に数ページ読んでも事件が起きず、「何がおもしろいの」と本を置く子もいます。
大人には丁寧な描写でも、子どもには待ち時間のように見えるんですよね。
会話が多く、最初から目的が分かる話のほうが入りやすくなります。

学年相応の本が本人に合っていない

書店の「小学5年生向け」「小学6年生向け」という表示を見ると、その棚から選びたくなりますよね。
でも、同じ学年だとしても読書の習慣や好きなジャンルは違います。
ページ数を見ただけで無理だと思う子に、長い本をすすめても動きにくいものです。
少し幼く見える本でも、本人が読みたいなら、その選択で大丈夫です。

読書感想文や課題図書で嫌な経験をした

本を読むたびに感想を聞かれたり、読書感想文の文章を直されたりすると、読書と評価が結びつくことがあります。
学校の課題図書を最後まで読めず、叱られた経験が残っている子もいるのです。
宿題の時期だけ本棚から離れるなら、本当の本嫌いとは限りません。
自由に読む時間には、感想を求めずに置いておく方法もあります。

本を読む意味が分からず別の楽しみを優先する

高学年になると、友達とのやり取りやゲーム、動画など、自由時間にしたいことが増えます。
本を読めないのではなく、今はほかのことを先に選んでいる場合もあります。
ゲームを止めれば本を読むはずと思いたくなりますが、空いた時間がそのまま読書になるとは限りません。
好きな話題とつながる本を、本棚や机に一冊だけ置いてみてもよさそうです。

本嫌いに見える理由 子どもの様子 見分けるポイント
文字量の負担 文字が多いページですぐ閉じる 短い文章や漫画なら読めるか
内容の理解に時間がかかる 説明が続くと途中で飽きる 会話や事件が多い話なら進むか
本の難しさが合わない 高学年向けの本を見て嫌がる 短い本や読み慣れたジャンルなら選ぶか
嫌な経験が残っている 感想文の時期だけ強く拒む 宿題と関係のない漫画や図鑑は読むか
ほかの楽しみを優先している 自由時間をゲームや動画に使う 好きなテーマの記事や攻略情報は読むか

本嫌いのタイプを子どもの様子から確かめる

何が読めて、どこで嫌がるかを見ると、理由は少し分かりやすくなります。
すべての文章が苦手なのか、小説だけなのかを分けて考えてみましょう。

文字の多さに参っている女子

文字が多いと疲れる文字負担型

本を開いた直後にページ全体を見て、ため息をつく子がいます。
短い説明文は読めても、文字だけのページが続くと、内容に入る前に疲れてしまいます。
図書館では、会話や挿絵が多く、一章が短い本を数冊見せて反応を確かめます。
読む気の問題に見えやすいので、親も少し迷うところですよね。

好きな話題なら読める内容不一致型

親が選んだ物語には反応しないのに、動物やゲーム、料理の記事は自分から読む子がいます。
この場合は、本が嫌いというより、選ばれた内容に興味が向いていないのかもしれません。
書店ではジャンルを決めず、本人が立ち止まった棚を見てみます。
こちらのおすすめが外れると、少し残念ではありますけれど。

感想文や課題図書を嫌がる嫌な経験型

夏休みに読書感想文の話を出した途端、本を開かなくなることがあります。
読むたびに感想を聞かれたり、文章を直されたりした経験が残っているのかも。
まずは宿題と関係のない漫画や短い本を、何も聞かずに読める時間へ戻してあげましょう。
締め切りが近いと、そうも言っていられない気持ちもわかりますが、ここは耐えましょう。

漫画や図鑑なら読む小説限定型

漫画の物語は説明でき、図鑑の文章も読めるのに、小説だけは途中でやめる子がいます。
文字を読む力より、場面を頭の中で作り続けることに負担がある場合があります。
学習漫画や写真の多い本から、同じテーマの短い読み物へ広げてみます。
小説を読まないだけで、読書をしていないとは言い切れません。

本以外のことを優先する優先順位型

学校から帰ると、友達との連絡や動画、ゲームを先に選ぶ子もいます。
読めないのではなく、本より今したいことがはっきりしている状態です。
すべてを止めて読書時間を作るより、寝る前や待ち時間に短く読める本を置いてみます。
空き時間まで親が決めると、こちらも少し疲れてしまいます。

本嫌いのタイプ よく見られる様子 最初に試すこと
文字負担型 文字が多いページを見てすぐ閉じる 一章が短く挿絵の多い本を見せる
内容不一致型 好きな話題の記事や説明なら読む 普段の興味からジャンルを探す
嫌な経験型 感想文や課題図書の時期に強く嫌がる 宿題と自由に読む時間を分ける
小説限定型 漫画や図鑑は読むが小説を避ける 学習漫画や写真の多い本から広げる
優先順位型 本よりゲームや動画を先に選ぶ 短い時間で読める本を身近に置く

本嫌いの理由を見つける8項目

  • 漫画なら自分から読む。
  • 図鑑や写真の多い本は見る。
  • ゲームの攻略情報は読める。
  • 好きなテーマの記事なら読める。
  • 文字が多いページですぐ閉じる。
  • 説明が長い本を嫌がる。
  • 読書感想文の時期だけ強く拒否する。
  • 教科書や問題文も読むのがつらい。

当てはまる項目が一つでもあれば、そこが最初に見直せる入口になります。
タイプを一つに決める必要はなく、日によって反応が変わっても大丈夫です。

本嫌いと読解力不足は同じではない

小説を読まないだけで、読解力が低いとは限りません。
学校の文章まで困っているかを、家庭と学校の両方から確かめます。

漫画は楽しく読める男子

心配しすぎなくてよいケース

漫画や図鑑を読み、好きなテーマの記事なら内容を理解できる子もいます。
教科書の問題文を読み、物語の流れを会話で説明できるなら、小説を選ばないだけかもしれません。
本棚の小説を開かない姿だけを見ると心配になりますよね。
何を読まないかより、何なら読めるかを先に見て大丈夫です。

心配しすぎなくてよいケース

  • 漫画や図鑑は自分から読める。
  • 好きなテーマの記事は理解できる。
  • 教科書や問題文の意味は分かる。
  • 読んだ内容を会話では説明できる。

読み方を少し確認したいケース

短い指示を何度も読み違えたり、読んだ直後でも内容を思い出せなかったりする場合は、少し様子を見ます。
国語だけでなく、算数の文章問題や理科の説明まで強く避けていないかも確認します。
親だけで理由を探し続けると、判断が難しくなるんですよね。
学校での状況も聞くと見え方が変わります。

読み方を少し確認したいケース

  • 短い指示文でも意味を取り違える。
  • 読んだ直後に内容を答えにくい。
  • 教科書やテスト問題も強く避ける。
  • 人物の関係や話の順番をつかみにくい。

音読と黙読の違いを確かめる

夕食後に短い段落を声に出して読むと内容が分かるのに、黙読では頭に残りにくい子がいます。
反対に、音読では漢字につまずいても、黙って読めば理解できる場合もあります。
毎日確かめると子どもも嫌になりますから、一度か二度で十分です。
読み方による違いが分かるだけでも、必要な方法を選びやすくなります。

学校での様子を担任へ聞いてみる

家庭では本を嫌がっていても、授業中は教科書や問題文を普通に読めていることがあります。
個人面談や連絡帳で、指示文の理解や音読、文章問題で困っていないかを短く聞いてみましょう。
担任へ相談するほどではないと思って、少し迷うこともありますよね。
家庭と学校の様子が違うなら、それも大切な情報です。

見る場面 心配しすぎなくてよい様子 学校へ確認したい様子
好きな読み物 漫画や図鑑、記事なら理解できる。 短い説明文も強く避ける。
教科書 内容を会話で説明できる。 読んだ直後でも内容が残りにくい。
問題文 指示に沿って答えられる。 短い指示も読み違えることが多い。
物語 人物や出来事の流れを話せる。 人物の関係や順番をつかみにくい。

本嫌いを強めやすい親の接し方

本を読んでほしい気持ちでも、言い方によっては課題や評価のように伝わってしまいます。
読書量より先に、子どもが選べる余地を残します。

口うるさく注意する父親

本を読みなさいと繰り返す

夕食後にゲームをしている姿を見ると、「少しくらい本を読んだら」と言いたくなります。
ただ、何度も言われると、読書が自由時間ではなく親から出された宿題になりやすいです。
声をかけるなら、「最近、何の話がおもしろかった?」くらいでも十分です。

学年相応の本を押しつける

小学6年生だから長い小説を読めるはずだと考えると、本人の読みやすさを見失うことがあります。
書店では、対象学年より表紙や文字の大きさ、章の短さを一緒に見ます。
低学年向けに見える作品でも、自分から開けるなら候補に入れて大丈夫です。
親の期待が先に出ると、少し気まずくなるんですよね。

漫画や図鑑を読書として認めない

子ども部屋で漫画を読んでいると、小説も読んでほしいと思うことがあります。
しかし、漫画でも言葉や感情、物語の流れを追っています。
図鑑の説明を読み込む子なら、興味のある情報を探す経験も重ねています。
「また漫画」と言いかけたときは、何を楽しんでいるかだけ見てみてもよさそうです。

一冊を最後まで読むよう求める

図書館で借りた本を数ページで閉じると、最後まで読んでほしくなります。
けれど、合わない作品を途中でやめることは失敗ではありません。
気になる章だけ読む方法や、別の本へ移る選択もあります。
せっかく借りたのにと思う気持ちは残りますが、読み切る練習より選び直す経験が役立つこともありますよ。

読んだ内容や感想を細かく聞く

本を閉じた直後に「どんな話だった」「何を感じた」と続けて聞くと、テストのように感じる子がいます。
感想を知りたいときは、「気になった人はいた?」など質問を一つに絞ります。
答えが「別に」なら、その日はそこで終えて大丈夫です。
せっかく読んだのに聞けないのは、少しもったいなく感じますよね。

避けたい声かけ 言い換え例
本を少しくらい読みなさい。 最近、何の話がおもしろかった?
高学年なら読めるでしょ。 どれなら読みやすそう?
最後まで読まないともったいない。 合わなければ途中でやめていいよ。
漫画ばかり読んで。 どこがおもしろかった?
感想を教えて。 話したくなったら教えてね。

本嫌いの理由別に親ができること

読書時間を増やすより、負担の理由に合う方法を一つ試します。
子どもの反応を見ながら、合わなければ選び直して大丈夫です。

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感想文が嫌 自由読書と宿題を分ける 本嫌い・読書感想文
漫画なら読める 学習漫画から広げる 勉強になる漫画
教科書も読みにくい 読み方を確認する 読解力をつけるには
映像が好き 原作や関連本を探す アニメ・動画・映画

自分の好きな本を選んで嬉しい女子

文字量が負担なら短く区切れる本を選ぶ

ページいっぱいに文字があると、本を開く前から無理だと感じる子がいます。
一章が数ページで終わる本や、挿絵と会話が多い作品なら、休む場所が見えやすくなります。
図書館では、最初の一章だけ一緒に確かめてもよさそうです。
薄い本を選ぶと逃げたように感じますが、読み切れる経験のほうが大切です。

飽きる子には展開の速い本を選ぶ

人物や場所の説明が長く続くと、いつ話が動くのか分からず本を閉じることがあります。
冒頭で事件や目的が示される冒険、謎解き、短い話が続く作品を候補にします。
書店で最初の数ページを読み、続きが気になるかを本人に聞きます。
名作より先に、先を読みたくなる本で大丈夫です。

学年ではなく本人の興味から本を探す

ゲームが好きなら設定資料や攻略本、動物が好きなら写真の多い図鑑から探せます。
料理、スポーツ、怖い話、科学など、普段よく話すテーマも入口になります。
親が選んだ作品に反応がなくても、興味がないだけかもしれません。
本棚より、ふだん何を楽しそうに話しているかを見るほうが早いこともありますよ。

読書感想文と自由読書を分ける

読書感想文のために読んだ本がつらくても、すべての読書が嫌いとは限りません。
宿題用には短く内容をつかみやすい作品を選び、自由に読む漫画や図鑑には感想を求めないようにします。
提出後まで質問が続くと、子どもも身構えてしまいます。
締め切り前は親も焦りますが、二つを分けるだけで少し楽になります。

読了を求めず複数の本を試してよい

図書館で選んだ本が合わなければ、数ページでやめても大丈夫です。
気になる章だけ読む、本を三冊ほど並べて一番読みやすいものを残す方法もあります。
最後まで読むことを条件にすると、新しい作品へ手を伸ばしにくくなります。
借りた本を返すだけの日があっても、選び直す経験は無駄ではありません。

漫画や映像を入口にする方法と保護者の疑問

漫画や映像も、興味のある世界へ入る立派な入口です。
読書の代わりにはならないと決めつけず、本へつながる道として見ていきます。

マンガばかり読んでと心配な母

漫画ばかり読んでいても大丈夫?

漫画でも、物語の流れや人物の感情を読み取り、知らなかった言葉に出会います。
歴史漫画や科学漫画なら、学校の勉強や別の作品へ興味が広がることもあります。
小説ではないから読書ではない、と線を引かなくても大丈夫です。
漫画ばかりに見えると少し気になりますが、読めているものを入口にできます。

映像から本へはどのようにつなげる?

アニメや映画を楽しんだあとに、原作や登場人物の本を本棚へ置いてみます。
動画で見た動物や実験なら、図鑑や科学の本も候補になります。
その場ですぐすすめるより、数日後にさりげなく見せるほうが手に取りやすいこともあります。
うまく本へ誘導しようとすると、親の狙いは意外と見抜かれます。

映像から本へつなげる例

  • アニメから漫画やノベライズへつなげる。
  • 映画から原作小説へつなげる。
  • 動画から図鑑や科学本へつなげる。
  • ゲームから攻略本や設定資料へつなげる。
  • スポーツ観戦から選手の伝記へつなげる。

スマホやゲームを制限すれば本を読む?

スマホやゲームの時間を減らしても、空いた時間に本を開くとは限りません。
ぼんやりしたり、別の遊びを始めたりすることもあります。
制限だけで終わらせず、本人が好きなジャンルの本を近くへ置く方法も一緒に試します。
ゲームを止めれば解決すると思いたくなる日もありますよね。

親がおすすめの本を選んでもよい?

書店や図書館で、保護者が読みやすそうな本を二冊か三冊に絞るのは問題ありません。
ただし、最後に選ぶ本と、今読むかどうかは本人に任せます。
候補の表紙や最初のページを見せ、「どれが一番まし?」と聞く程度でも大丈夫です。
せっかく探した本を選ばれないと、少しがっかりはします。

読書感想文が原因で本嫌いになったら

読書感想文の時期だけ本を強く嫌がるなら、読書と作文をいったん分けて考えます。
宿題には短くて内容をつかみやすい本を選び、終わったあとは感想を求めない時間を作ります。
漫画や読み慣れたジャンルへ戻っても大丈夫です。
提出日が近いと余裕はなくなりますが、まず一冊決めるだけでも状況は動きます。

まとめ|本嫌いを直すより読める入口を残そう

高学年の本嫌いは、読解力不足だけが原因ではありません。
何を嫌がり、何なら読めるのかを見ながら、本人が戻れる入口を残します。

本が読めるようになった女子

本を嫌う理由を一つに決めつけない

文字量が負担な子もいれば、選ばれた作品に興味を持てない子もいます。
読書感想文の経験や、ゲームを優先したい気持ちが重なっている場合もあります。
理由を一つに決めるより、本を閉じる場面と読めている文章を見ます。
本当の理由は、本人もうまく言葉にできないことがあります。

今日から一つだけ対策を試す

新しい本を買う前に、家庭の漫画や図鑑を手に取るか見てみます。
図書館では、興味のあるジャンルから三冊ほど選び、最初の数ページだけ試します。
全部の方法を一度に行う必要はありません。
一冊も選ばれない日は少し残念ですが、棚を見るだけでも次の選択につながります。

本を好きにさせることを急がない

長い小説を最後まで読み、著者のメッセージや人生について考えるところまで、今すぐ求めなくても大丈夫です。
まずは自分から開ける作品に出会い、相手の感情や物語を楽しめれば十分です。
本嫌いの克服を目標にすると、親子とも苦しくなることがあります。
今日残した小さな入口が、あとから読書習慣につながるかもしれません。

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