読書感想文の例文を中学生向けに紹介|書き出しからまとめまで使える型
結論:
読書感想文は、すごい感想よりも「本を読んだあとの自分の変化」を書くと進めやすいよ。
あらすじを全部書こうとすると、感想を書く場所がなくなりやすいよ。
心に残った場面を一つ選び、そのときの気持ちと読んだあとの変化を書けば形になる。
例文は丸写しではなく、自分の本や経験に置き換えて使うのが安全だよ。
読書感想文は「すごい感想」より「自分の変化」を書けばいい
読書感想文で迷うときは、うまい文章より、自分の変化を見つけるほうが書きやすい。
ここで基本の考え方を整理しよう。

感想文でいちばん大事なのは本を読んだあとの自分の変化
読書感想文って、立派な答えを書かなきゃいけない気がするよね。
でも大事なのは、作品を読んだあとに、自分の考えや気持ちがどう動いたかなんだ。
前は興味がなかったテーマでも、少し気になったなら、そのキミの変化がちゃんと感想になる。
「読む前はこう思っていたけど、今はこう考えている」と書くと、文章に自分の名前が入る感じになるよ。
あらすじを長く書くより心に残った場面を一つ選ぶ
あらすじを全部説明しようとすると、感想文が本の紹介だけで終わりやすい。
だから、物語のなかで印象に残った場面を一つ選ぶといい。
たとえば主人公のセリフ、登場人物の行動、最後の出来事などだね。
その部分を選んだ理由を書くと、先生にも「ここを読んで考えたんだな」と伝わりやすい。
メモや付箋を使うと、あとで探しやすいよ。
例文は丸写しではなく自分の本に置き換えて使う
例文を見ると、そのまま使いたくなるかもしれない。
でも丸写しにすると、自分の感情や体験が抜けてしまうんだよね。
だから、例文は構成や言葉の順番をまねるために使おう。
作品のタイトル、主人公の行動、自分の経験を入れ替えるだけで、自分の読書感想文になる。
書き方のコツは、型を借りて中身は自分で入れることだよ。
心に残った場面を一つ選ぼう。
その場面を選んだ理由と、読んだあとに変わった考えを書けば、感想文の中心が見えてくる。
中学生向け読書感想文の書き出し例文
書き出しで止まると、読書感想文が急に重く見える。
ここでは、具体的な作品を使って、最初からそのまま読書感想文として使いやすい例文を紹介する。

本を選んだ理由から始める例文
私が『カラフル』を選んだのは、タイトルを見たときに、明るい話なのか、それとも少し苦しい話なのか気になったからです。
最初は、カラフルという言葉から、楽しい物語を想像していました。
でも読み始めると、主人公の真が自分のことを好きになれず、家族や友達との関係にも悩んでいることが分かりました。
私はその部分を読んで、中学生の生活にも似たところがあると思いました。
学校では、明るく見える人にも悩みがあるし、何も考えていなさそうな人でも、本当は言えない気持ちを持っていることがあります。
この本を読んで、人は一色で決められるものではなく、弱いところやずるいところも含めて、いろいろな色を持っているのだと感じました。
だから私は、この作品のタイトルの意味を、読み終わったあとにもう一度考えたくなりました。
主人公の第一印象から始める例文
私は『坊っちゃん』を読み始めたとき、主人公の坊っちゃんは少し乱暴で、すぐ怒る人だと思いました。
言いたいことをはっきり言うところは面白いけれど、まわりの人とぶつかりすぎていて、読んでいて少し心配にもなりました。
でも物語を読み進めるうちに、坊っちゃんはただ怒りっぽいだけではなく、ずるいことや卑怯なことを見逃せない人なのだと分かりました。
私も学校生活の中で、「これはおかしい」と思っても、空気を読んで何も言えないことがあります。
だから、坊っちゃんのようにまっすぐ行動できる人を見ると、少しうらやましい気持ちになりました。
もちろん、何でも強く言えばいいわけではありません。
でもこの作品を読んで、正しいと思ったことを自分の中だけにしまわず、言葉や行動にする勇気も必要なのだと感じました。
心に残った場面から始める例文
私が『走れメロス』でいちばん心に残ったのは、メロスが友人との約束を守るために、苦しみながら走り続ける場面です。
メロスは何度もあきらめそうになります。
体は疲れて、心も弱くなって、それでも友人を裏切りたくないという気持ちで前に進みます。
私はその場面を読んで、約束を守ることは、ただ時間に間に合うことだけではないと思いました。
相手を大切に思う気持ちを、最後まで行動で示すことなのだと感じました。
私も、友達との小さな約束を軽く考えてしまうことがあります。
「あとで言えばいい」「少しくらい平気」と思うこともあります。
でもメロスの姿を読んで、信じてくれている人がいるなら、その気持ちにこたえる努力をしたいと思いました。
この作品は、友情とは言葉だけでなく、苦しいときの行動に表れるものだと教えてくれました。
読む前の自分の気持ちから始める例文
私は『ガラスのうさぎ』を読む前、戦争の本は重くて、少し読むのがこわいと思っていました。
歴史の授業で戦争について学ぶことはあっても、自分の生活とは遠い昔の出来事のように感じていたからです。
でもこの作品を読んで、その考えが変わりました。
物語の中では、家族と暮らすこと、学校へ行くこと、ご飯を食べることが、戦争によって急に失われていきます。
私はその部分を読んで、今の自分が当たり前だと思っている毎日も、本当はとても大切なものなのだと感じました。
友達と話す時間や、家族に少し文句を言ってしまう時間でさえ、平和な生活があるからできることです。
この本を読んで、戦争は教科書の中の出来事ではなく、ふつうに生きていた人たちの時間をこわしてしまうものなのだと分かりました。
これからは、平和という言葉をもっと自分の生活に近いものとして考えたいです。
中学生向け読書感想文の本文例文
本文では、あらすじを短くして、そのあとに自分の考えを入れるのが大事。
ここでは、具体的な作品を使って、読書感想文の本文にそのまま近い形の例文を紹介する。

あらすじを短くまとめる例文
『西の魔女が死んだ』は、学校へ行くのがつらくなった中学生のまいが、おばあちゃんの家でしばらく暮らす物語です。
まいは、学校の人間関係に疲れていて、自分の気持ちをうまく整理できないまま、おばあちゃんの家に行きます。
そこで、おばあちゃんと一緒にジャムを作ったり、庭の手入れをしたりしながら、少しずつ生活のリズムを取り戻していきます。
私はこのあらすじを読んだだけだと、ただの静かな話だと思っていました。
でも実際に読むと、まいが何か大きな事件で変わるのではなく、毎日の小さな行動の中で少しずつ変わっていくところが心に残りました。
私も、悩みがあるときに、すぐ答えを出そうとして余計に苦しくなることがあります。
この作品を読んで、気持ちを立て直すには、特別なことよりも、朝起きることやご飯を食べることのような普通の生活が必要なのだと感じました。
登場人物の行動について書く例文
『君たちはどう生きるか』で心に残ったのは、コペル君が友達を助けられなかったことを、あとから深く考える場面です。
コペル君は、友達が困っていると分かっていたのに、その場で行動できませんでした。
私はその場面を読んで、コペル君を弱い人だとは思えませんでした。
なぜなら、自分も学校で似たような経験があるからです。
誰かがからかわれているとき、本当は止めたほうがいいと分かっていても、まわりの目が気になって何も言えないことがあります。
コペル君の行動は、かっこいいものではありません。
でも、そのあとに自分の弱さから逃げずに考え続けたところが大切だと思いました。
この本を読んで、正しい行動ができなかった自分をただ責めるだけではなく、次にどうするかを考えることも成長なのだと感じました。
自分ならどうするかを書く例文
『走れメロス』を読んで、私は自分がメロスと同じ立場だったら、最後まで走り続けられただろうかと考えました。
メロスは友人との約束を守るために、何度も倒れそうになりながら走ります。
頭では約束を守るべきだと分かっていても、体が限界になったときに、本当に同じ行動ができるかは分かりません。
私なら、途中で「もう無理かもしれない」と思ってしまう気がします。
でも、そこであきらめるかどうかで、友達との信頼は大きく変わるのだと思いました。
学校生活でも、約束は大きなものばかりではありません。
一緒に帰ると言ったのに先に帰らないことや、借りたものをきちんと返すことも、相手を大切にする行動です。
この作品を読んで、友情は気持ちだけではなく、苦しいときにどう動くかで伝わるものなのだと感じました。
本を読んで考えが変わったことを書く例文
『カラフル』を読む前、私は人の性格は「明るい人」「暗い人」「いい人」「悪い人」のように、わりとはっきり分けられるものだと思っていました。
でも、この作品を読んで、その考えが変わりました。
主人公の真は、自分にも家族にも友達にも、うまく向き合えずにいます。
読んでいる途中では、真の考え方に共感できない部分もありました。
でも物語が進むにつれて、真だけではなく、まわりの人たちにも弱さや言えない事情があることが分かってきます。
私はそこを読んで、人は一つの印象だけでは決められないのだと思いました。
学校でも、話しにくい人や苦手な人を、勝手に決めつけてしまうことがあります。
でも、その人にも見えていない気持ちや過去があるのかもしれません。
この本を読んで、人を見るときは、すぐに答えを出さず、少し立ち止まって考えたいと思いました。
書き出し・場面・変化の3点を入れよう。
この3つが入ると、読書感想文の本文はかなり書きやすくなる。
作品のあらすじを全部説明するより、自分が止まった場面から考えを広げるほうが、自分の言葉になりやすい。
ジャンル別に使える読書感想文の例文
本のジャンルが変わると、感想文で見せるポイントも少し変わる。
ここでは、具体的な作品を使って、ジャンルごとにそのまま参考にしやすい例文を紹介する。

友情の本で使える例文
私は『走れメロス』を読んで、友情は楽しい時間を一緒に過ごすことだけではないと思いました。
メロスは友人との約束を守るために、苦しみながら走り続けます。
途中で何度もあきらめそうになり、自分の弱さにも負けそうになります。
それでも、友人を裏切りたくないという気持ちで前に進む姿が、いちばん心に残りました。
私はこの場面を読んで、友達を大切にするとは、相手が見ていないところでも約束を守ろうとすることなのだと感じました。
学校生活でも、友達との約束を軽く考えてしまうことがあります。
「少しくらいならいい」と思ってしまうこともあります。
でも、相手が自分を信じてくれているなら、その気持ちにこたえる行動が必要なのだと思いました。
この作品を読んで、友情は言葉よりも、苦しいときの行動に表れるものだと考えるようになりました。
家族の本で使える例文
私は『西の魔女が死んだ』を読んで、家族は近くにいるから何でも分かる相手ではないのだと感じました。
主人公のまいは、学校へ行くのがつらくなり、おばあちゃんの家で過ごすことになります。
おばあちゃんは、まいに強い言葉で命令するのではなく、毎日の生活の中で大切なことを少しずつ伝えていきます。
私はその関係が、とても静かで温かいと思いました。
家族というと、いつも分かり合える相手のように思ってしまいます。
でも実際には、近いからこそ言えないことや、うまく伝わらない気持ちもあります。
私も家族に対して、ついきつい言い方をしてしまうことがあります。
この本を読んで、家族を大切にするとは、特別なことをすることではなく、毎日の小さな会話や一緒に過ごす時間を見直すことなのだと思いました。
命や平和について考える本で使える例文
私は『ガラスのうさぎ』を読んで、戦争は歴史の教科書の中だけにあるものではないと感じました。
この作品では、家族と暮らすこと、学校へ行くこと、ご飯を食べることのような普通の生活が、戦争によって少しずつ失われていきます。
読んでいてつらい場面もありました。
でも、そのつらさを通して、今の自分の生活が当たり前ではないことに気づきました。
私はこれまで、平和という言葉を少し大きすぎる言葉だと思っていました。
社会の問題であって、自分の毎日とは少し遠いものだと感じていたからです。
でもこの本を読んで、友達と話す時間や、家族と食事をする時間も、平和があるから守られているのだと分かりました。
これからは、戦争や命について学ぶとき、自分の生活とつなげて考えたいです。
部活や努力の本で使える例文
私は『一瞬の風になれ』を読んで、努力は才能がある人だけのものではないと感じました。
この作品では、主人公が陸上に向き合いながら、自分の弱さや仲間との関係に悩んでいきます。
速く走れる人を見ると、生まれつき特別なのだと思ってしまうことがあります。
でもこの物語では、結果の裏にある練習や迷いがていねいに描かれていました。
私はその部分を読んで、部活でうまくいかないときの自分を思い出しました。
練習してもすぐに結果が出ないと、向いていないのかもしれないと思うことがあります。
でも、結果が出る前の時間にも意味があるのだと感じました。
この本を読んで、努力とは毎日やる気にあふれていることではなく、迷いながらでも続けることなのだと考えるようになりました。
ファンタジーや冒険の本で使える例文
私は『精霊の守り人』を読んで、冒険の物語は、ただ知らない世界を旅するだけの話ではないと思いました。
この作品では、バルサがチャグムを守りながら、危険な道を進んでいきます。
最初は、戦いや不思議な世界の設定が面白いと思って読んでいました。
でも読み進めるうちに、いちばん心に残ったのは、誰かを守る責任の重さでした。
バルサは強い人ですが、何も感じない人ではありません。
迷いながらも、自分が引き受けた役目から逃げないところに、私はひかれました。
私の生活には、命をかけるような冒険はありません。
でも、友達との約束や、部活で任された仕事など、小さな責任はあります。
この本を読んで、冒険とは遠い世界の話ではなく、自分が選んだことから逃げずに進むことでもあるのだと感じました。
実話や伝記の本で使える例文
私は『アンネの日記』を読んで、歴史の中にいた人も、今の私たちと同じように悩み、考え、毎日を生きていたのだと感じました。
アンネは、戦争というとても苦しい状況の中で、自分の気持ちを日記に書き続けます。
その文章には、こわさだけでなく、家族への思い、将来への希望、自分自身への迷いも書かれています。
私はそこを読んで、アンネを遠い過去の人としてだけ見ることができなくなりました。
自分と同じように、うれしいことや不安なことを抱えていた一人の少女だったのだと思いました。
日記を書くことは、ただ出来事を残すだけではありません。
自分の心を守る方法にもなるのだと感じました。
この本を読んで、実話や伝記は、すごい人の結果を知るためだけでなく、その人がどう考えて生きたのかを知るために読むものなのだと思いました。
まとめ
読書感想文は、型が分かると少し楽になる。
最後に、書き方の順番と気をつけたい点をまとめよう。

読書感想文はうまい文章より自分の言葉が強い
読書感想文は、きれいな慣用句や大人っぽい表現を入れる勝負じゃない。
大事なのは、作品を読んで自分がどこで止まったかを書くことだよ。
「この場面が気になった」「この言葉が残った」「前より少し分かった」と書けば、自分の感想になる。
うまく見せるより、自分の生活や体験に近い言葉を選ぼう。
例文は型として使えば書き始めやすくなる
例文は、答えを写すためではなく、書き方の型を知るために使うといい。
書き出しは本を選んだ理由、本文は心に残った場面、最後は読んだ後の変化にすると、構成が作りやすい。
原稿用紙のマスがこわく見えるときは、まず短いメモでいい。
そのメモを段落ごとに広げれば、作文としてまとまっていくよ。
迷ったら「場面・気持ち・変化」の順番で書く
何を書けばいいか分からなくなったら、順番を決めてしまおう。
最初に心に残った場面を書く。
次に、そのとき自分がどう思ったかを書く。
最後に、読書のあとで考えがどう変わったかを書く。
この方法なら、あらすじだけで終わりにくい。
感想文の悩みが大きく見える日も、この三つに分けると少し進めるかもね。
迷ったらこれ。
心に残った場面、そのときの気持ち、読んだ後の変化をそのまま使おう。
読書感想文は、すごい人みたいに書く必要はない。
今のあなたに残った一つの場面から始めればいい。
注意点
学校の宿題では、先生ごとに文字数、形式、段落、提出ルールが違うことがある。
コンクールへ応募する場合は、応募要項や学校のプリントを必ず確認しておこう。
例文は便利だけど、そのまま写すと自分の感想文ではなくなる。
作品名、登場人物、場面、自分の体験を入れ替えて使うのが安全だよ。





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