体育祭とか運動会でさ、気づいたらビリ争いしてること、あるよね。
別に手を抜いてるわけじゃないのに、前の人がどんどん遠ざかる。
「何が違うんだよ…」って思ったこと、あるでしょ?
それ、努力不足とか根性論じゃなくて“体の使い方”と“生活リズム”と“心のスイッチ”の話なんだ。
ここでは「足が遅い人の特徴」をゆるく、でもガチめに掘り下げてくよ。
笑いながら読んでも、ちゃんと速くなれるヤツ。
走るときのクセ、知ってる?「足が遅い人あるある」
「オレ、走り方ヘンじゃない?」って気づいてる人、多い。
でも直すポイントがわかんないまま頑張っても、そりゃ変わらないよね。
フォーム、腕、足、全部ちょっとしたクセが“ブレーキ”になってる。
まずはそこを暴くところからスタート。
体がグラグラして“まっすぐ走れない”タイプ
走るときに体が左右に揺れると、まるで蛇行運転みたいになる。
力が横に逃げちゃうから、速く進めないんだよね。
体幹がゆるいとか、重心がズレてるのが原因。
鏡の前で姿勢チェックして「まっすぐ立つ」を意識するだけでも違う。
それだけで速くなるなんて、ちょっと得じゃない?
腕がほとんど動いてなくてスピード出ない
腕って飾りじゃないんだよ。
「走る=足」って思ってる人、もったいなすぎ。
腕を後ろに“スパッ”と引くだけで、上半身のバネが使える。
腕が動かない人は、たいてい体全体が固まってる。
“腕でリズムをつくる”って考えてみ?
一気にフォーム変わるから。
足を後ろに蹴ってないから、推進力ゼロ
前に出そう出そうとすると、力が上に逃げるんだ。
地面を後ろに蹴るほうが、実は前に進む。
ちょっとややこしいけど、走るって“押す動き”なんだよね。
反発力をもらう。
地面と仲良くなる。
この感覚、分かったら一気に別人みたいになるよ。
つま先じゃなくてかかと着地でブレーキかけてる
これ、知らないうちに“自分でブレーキ踏んでる”タイプ。
かかとから着くと、ドン!って衝撃が返ってくる。
一瞬止まるんだよ。
つま先寄りで着くと、そのままバネみたいに前に飛べる。
走りが「ドスドス」から「スッスッ」に変わる。
たぶん聞いてるだけで速くなった気、するよね。
筋肉足りてる?体幹ゆるめ?スピードを邪魔するカラダ事情
「筋肉ないから遅い」って言われるけど、ただ鍛えればいいって話じゃない。
“使えてない筋肉”があるだけのこと。そして、けっこう多い。
体幹、ふくらはぎ、股関節。
この3つ、サボってると走りがフニャる。
ここを押さえとけば、地面と仲直りできるぞ。
股関節ガチガチで足が上がらない
走りが小さくて“チョコチョコ走り”になる人、股関節カチカチ説。
硬いと足が前に出ないから、ストライドが狭い。
ストレッチ面倒? わかる。
でも10秒でもやるとマジで違う。
股関節が動くと、スピードの天井が上がるんだよね。
ふくらはぎが弱くて地面の反発を使えない
ふくらはぎって、地面のバネを“受け止めるアンテナ”なんだ。
ここが弱いと、地面からのエネルギーが上まで届かない。
軽くジャンプしたり、縄跳びしたり。
それだけで反発力の感覚が育つ。
ちなみに“かかと落としでドスン”はNG。
ふくらはぎが泣く。
お腹と背中の力がなくて姿勢がグニャグニャ
体幹は「姿勢を保つバンド」みたいなもん。
緩いと、音がズレるように動きがズレる。
お腹を引っ込めて、背中をシャキッと伸ばす。
それだけでスピード上がるって信じられる?
でもマジ。
速い人は姿勢がキレイ。
それが現実。
バランス感覚がイマイチで左右にフラフラ
走ってる途中で体がフワッと揺れる感じ、ある?
重心が安定してない証拠。
“片足立ち10秒”でOK。
めっちゃ地味だけど、これを毎日やると違う。
体幹が育つと、走りも真っすぐ。
「なんか今日のオレ、水平じゃね?」ってなるよ。
日常のクセがスピードを削る!?「生活リズムのワナ」
ここから少しテンション上げてく。
なぜかって?
“生活習慣のクセ”って誰にでもあるし、笑えるくらい当たるから。
ずっと座ってゲームばっかりしてる
座りすぎ、マジで筋肉が冬眠する。
太ももとか腰の筋肉って、動かさないとサボる。
動かないと“走るプログラム”がオフになる。
毎日ちょっと歩くだけで体力が戻る。
歩きながらリズム刻むと、意外と気持ちいいぞ。
靴が合ってなくて走りにくい
靴、ナメちゃダメ。
足裏の感覚がズレると、フォームが崩れる。
「安いスニーカーでいいや」は地雷。
店舗で計測してもらうだけで違う。
親子で行ってみ。
あれけっこう盛り上がるイベントになる。
全力で走る機会がほぼない
これ中学生あるある。
通学は徒歩。
部活でも走るより球技。
結果、“全力で走る神経”が眠る。
運動会の一発勝負で体がパニック起こすんだよね。
だから、放課後ちょっと全力ダッシュする日を作る。
マジで反応速度が変わる。
ぺたんこ座り・X脚・O脚でフォームが崩れる
座り方が足をゆがめてるケース、地味に多い。
ぺたんこ座りは骨盤をズラす。
X脚・O脚は膝の角度を狂わせる。
でも矯正っていうより、“意識”が第一歩。
正座じゃなくていい。
ただ“姿勢を選ぶ”ってこと。
それがフォーム改善の最初のトレーニング。
「心のストッパー」がスピードを止めてるパターン
体はOKでも、心がブレーキ踏んでるパターンってある。
これ、意外と多い。
練習しても伸びないって人、メンタルが邪魔してるかも。
「どうせオレ遅いし」って最初からあきらめてる
もうこれ、あるあるの極み。
最初から「自分は遅い」って決めつけると、脳がその設定で動くんだ。
“スピード制限モード”に入っちゃう感じ。
思い込み、地味に強敵。
まずは「たまには速く走れるかも」くらいの軽さでいい。
信じたら動きも変わる。マジで。
スタート合図に反応できずに一歩遅れる
ピストル鳴った瞬間に“考えちゃうタイプ”。
「え?もう鳴った?」「みんな動いた?」って。
でもね、スタートって反射なんだよ。
「考える」より「感じる」。
信号変わった瞬間に横断する練習でもOK。
生活がそのままトレーニングになる。
全力出すのが恥ずかしくてセーブしちゃう
「必死に走る姿、ダサくね?」って思ってる人、いない?
いや、全力出してる方がカッコいいって。
人って“頑張ってる姿”に一番惹かれるんだよ。
セーブしても何も残らない。
一度、恥を捨てて走ってみ?
その瞬間の自分、けっこう好きになるから。
競争がイヤで無意識にスピードを落とす
負けるのが怖くて、最初から勝負しない。
その気持ち、わかる。
でもさ、速さって人との比較じゃない。
“昨日の自分より速いか”なんだよ。
スタートラインの上で「昨日よりイケる」って思えたら、それで十分勝ってる。
成長期の“ズレ”で一時的に遅くなることもある
ここから少し真面目モード。
体が急成長する時期って、マジでバランス崩れるんだ。
それ、一時的な現象だから焦らなくてOK。
背だけ伸びて筋肉が追いついてない
身長が急に伸びて、筋肉が「え、ちょ、待って!」ってなってる状態。
動きがぎこちないのは自然なこと。
その間はフォーム練習とか、軽めの運動で“神経に正しい動き”を覚えさせるのがコツ。
つまり、“待つ練習”だな。
足や腰が痛くてフォームが乱れてる
成長痛、軽く見ないほうがいい。
痛みをかばって走ると、変なクセがつく。
「我慢して走る」より「治して走る」が勝ちパターン。
ケアも立派なトレーニングなんだよ。
重心バランスが変わってぎこちない
背が伸びたあと、体の軸がズレる。
最初は地面が遠く感じるかも。
でもそのズレを感じ取れるようになったらもう上級者。
立ち方を意識するだけでも重心は戻る。
体は意外と素直だから。
昔のクセが抜けずにスピードダウン
小学生の頃の走り方をそのままやってない?
体が変わっても動きは昔のまま。
これ、ある意味“成長痛の動き版”。
動画撮って見直すと、だいたい原因わかる。
恥ずかしいけど効く。
遅くても大丈夫!「スローモード」も成長の途中なんだ
ここからテンション爆上げゾーン。
“遅い=終わり”じゃない。
むしろ“今はスローモード期間”って思ってOK。
充電中だよ、君。
今は“ためてる時期”って思えばいい
焦るな。
まだ“仕込みの段階”だ。
体が変わってる途中だから、動きが合わなくても普通。
それを受け入れた人が、あとで伸びるんだよ。
短距離より反応や敏捷さで勝負する方法もある
速さ=100mタイムじゃない。
反応・切り返し・方向転換。
このへん得意なら、運動全体の評価は爆上がり。
「オレ、反応スピード系担当っす」って開き直れ。
立派な武器になる。
メンタルをリセットして“走るのが楽しい”に戻そう
遅い遅い言われると、走るの嫌いになるよね。
でも、“楽しい”って気持ちが戻ると、足って軽くなる。
遊びながら走るだけでも脳が「快感スイッチ」押す。
スピードは気持ちが先行するスポーツだ。
親や先生が「焦らないで」って言ってくれるだけでも違う
大人の一言、バカにできん。
「ゆっくりでいいよ」って言われた瞬間、肩の力が抜ける。
焦りが消えると、自然とフォームも伸びやかになるんだよね。
支えてくれる人がいる、それが一番強い。
速い人と遅い人のちがい、ほんとはココにある
さぁラスト!
ここまで読んでくれた人、もう遅いとは言わせない。
速い人と遅い人の差、それはセンスじゃなく習慣だ。
練習の量より“体の使い方”を知ってるかどうか
ただ走る回数より、動きの理解度。
速い人は「足を回す」より「押す」「引く」を意識してる。
フォームの“質”が違うんだよ。
1時間走るより、5分観察。
これ、ガチ。
センスじゃなくて“修正力”があるかどうか
上手い人ほど、直すのが早い。
間違いを見つけて修正。
それを何回も繰り返す。
センスより“地味な観察力”。
これが本物の才能だと思う。
小さいコツを早く掴める人はどんどん伸びる
“腕は後ろへ”“かかとを上げろ”“目線は遠く”。
地味なコツの積み重ねがスピードを作る。
魔法のコツなんてない。
でも、それっぽい瞬間はある。
そこを逃さない人が伸びるんだ。
楽しんで走る人は自然と速くなる
結局ここ。
好きこそ最強。
「走るって楽しい」って気持ちが戻るだけで、全身の動きが変わる。
笑って走ってる人、だいたい速いんだよね。
あれ、理屈じゃない。気合いと幸福感のハイブリッド。
まとめ
足が遅いって、それは、単なる「今の状態」。
フォームも筋肉も心も、ぜんぶ後から伸びる。
能力は生まれつきじゃない。
習慣でできる。
遺伝? たしかにある。
でも、それ以上に“考え方”と“試し方”が結果を変える。
今日の自分をちょっと更新。
それで十分。
焦らず、笑いながら走ってこうぜ。
プロフィール
1部上場の大手教育出版企業で、30年間にわたり小学生から高校生向けの情報誌の編集長を務めてきました。テキスト、イラストも自分で制作しています。
このサイトでは、思春期まっただ中の中学生と、その保護者や先生にも役立つ情報をお届けします。
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