修学旅行の作文の例文 中学生向け|楽しかっただけで終わらない書き方

2026年2月6日

結論:
修学旅行の作文は、「書き出し」「具体的なエピソード」「学んだこと」「これからに生かすこと」の4つで書くとまとまりやすいよ。

いきなりうまい作文を書こうとしなくて大丈夫。
まずは一番心に残った場面を一つ選んで、そこで何があったのかを書く。
そのあとに、自分が感じたことや、これからの学校生活に生かしたいことを足せば、修学旅行らしい作文になるよ。

修学旅行の作文は4つの流れで書くとまとまりやすい

修学旅行の作文は、思い出を全部書こうとするとまとまりにくくなる。
楽しかったこと、疲れたこと、友達と笑ったこと、お土産を選んだこと、食事のこと。
ぜんぶ入れようとすると、作文というより旅の実況中継みたいになる。
それはそれで楽しそうだけど、先生が読むころには、こっちも先生も少し息切れするかもしれない。
だから、まずは「書き出し」「具体的なエピソード」「学んだこと」「これからの学校生活への生かし方」の4つに分けて考えるといいよ。
この形なら、400字くらいの短い作文でも、800字くらいの標準作文でも使いやすい。
大事なのは、名文を書くことではなく、自分が本当に見たことや感じたことを順番に置くこと。
まずは型を作って、その中に自分の思い出を入れていこう。

修学旅行の作文で何を書けばいいか迷う中学生向けに、作文の書き方を4つの順番でわかりやすく整理。心に残ったこと、出来事、気持ち、これからにつなげる流れを使って、まとまりのある作文を書けるように解説します。

修学旅行作文の基本の型

①書き出し:一番心に残ったことを書く。
②具体的なエピソード:そのとき何があったかを書く。
③学んだこと:気づいたことや大切だと思ったことを書く。
④今後への生かし方:これからどうしたいかを書く。

書き出しは一番心に残ったことから始める

作文の書き出しは、かっこよく始めようとしなくて大丈夫。
「修学旅行で一番心に残っているのは、班行動です。」
「私が修学旅行で忘れられないのは、友達と見た景色です。」
このくらいで十分だよ。
最初に何について書くのかをはっきりさせると、読む人も分かりやすい。
自分も途中で話があちこちに飛びにくくなる。
修学旅行にはいろいろな思い出があるけれど、作文では一つにしぼったほうが強い。
夜景、ホテルの部屋、班行動、食事、ラフティング、平和学習、お土産選び。
その中から「これなら書けそう」と思うものを選べばいい。
作文の最初は、立派な言葉より、何を書くかが伝わることが大事なんだよ。

具体的なエピソードは一つにしぼる

書き出しでテーマを決めたら、次は具体的なエピソードを書く。
ここで大切なのは、あれもこれも入れすぎないこと。
たとえば班行動を書くなら、道に迷いそうになったこと、集合時間に急いだこと、友達と相談したことなどから一つ選ぶ。
ラフティングを書くなら、水が冷たかったこと、友達と声をかけ合ってこいだこと、思ったよりこわかったけれど楽しかったことを書く。
具体的な場面があると、「本当に行ってきた作文」になる。
逆に、「楽しかったです」「勉強になりました」だけだと、どこに行った作文でも使えてしまう。
自分がした行動、見たもの、聞いた言葉を一つ入れるだけで、作文はぐっとリアルになるよ。

学んだことは大げさにしなくていい

作文に「学んだこと」を書くと聞くと、急にまじめな文章にしなきゃいけない気がするかもしれない。
でも、修学旅行の作文で書く学びは、そんなに大げさでなくていい。
「時間を守ることが大切だと思いました。」
「友達と協力すると行動しやすいと感じました。」
「実際に見てみると、教科書で読むのとは違うと思いました。」
このくらいで自然だよ。
むしろ、急に地球の未来を背負い出すと、作文がちょっと重くなる。
もちろん平和学習のように深いテーマを書く場合は、まじめに考えたことを書いていい。
でも、その場合も自分の言葉で書くのが大切。
「こわいと思った」「今までより身近に感じた」など、素直な感想のほうが読み手に伝わりやすいよ。

最後は学校生活につなげる

作文の最後は、これからの学校生活につなげるとまとまりやすい。
「これからも時間を守って行動したいです」
「普段あまり話さない人にも、自分から話しかけてみたいです」
「班で行動するときは、周りを見て動けるようにしたいです」
こういう一文を入れるだけで、作文の終わり方がきれいになる。
無理にすごい決意を書かなくていい。
修学旅行で感じたことを、明日からの自分に少しつなげるくらいで十分だよ。
作文は、最後の一文で全体の印象が決まることもある。
「楽しかったです。」で終わっても悪くはないけれど、「だからこれからどうしたいか」まで書くと、読んだあとに残る作文になる。

修学旅行の作文の例文を紹介

書き方の型が分かっても、実際にどんな文章にすればいいのか迷うことはあるよね。
だから、ここからは修学旅行の作文例文を紹介するよ。
きれいすぎる作文ではなく、学校で出しても浮きにくいくらいの中学生らしい文章にしてある。
このまま丸写しするのではなく、自分が行った場所、友達との会話、実際にあった出来事に置きかえて使ってみて。
例文は、作文の骨組みを知るための地図みたいなもの。
地図を見ながら歩くのはいいけれど、歩くのは自分の足だよ、という感じだね。

京都の神社のイメージ

400字くらいの短い例文

三泊四日の修学旅行で一番心に残っているのは、二日目のラフティングです。
行く前は、川の水が冷たそうで少し不安でした。
でも、実際にボートに乗ってみると、同じ班の友達と声をかけ合いながらこぐのが思ったより楽しくて、時間があっという間に過ぎました。
途中で水がかかったり、ボートが揺れたりしてびっくりしたけれど、みんなで笑えたので、それもいい思い出になりました。
夜に友達と部屋で話した時間も楽しかったです。
普段はあまり話さない人とも自然に話せて、少し仲良くなれた気がしました。
この修学旅行で、友達と協力することや、時間を守って行動することの大切さを感じました。
これからの学校生活でも、周りの人と声をかけ合いながら行動していきたいです。

800字くらいの標準例文

三泊四日の修学旅行で一番心に残っているのは、二日目のラフティングです。
行く前は、修学旅行が楽しみな気持ちもありましたが、荷物の準備が大変だったり、朝が早かったりして、少しめんどうに感じていました。
でも、実際に行ってみると、毎日いろいろな出来事があり、思っていたよりずっと楽しい時間になりました。
ラフティングでは、最初に川の水にふれたとき、あまりの冷たさに思わず声が出ました。
ボートに乗る前は、ちゃんとこげるのか不安でした。
けれど、インストラクターの人が明るく説明してくれたので、少し安心しました。
実際に始まると、同じボートの友達と「せーの」と声を合わせながらこぐのがとても楽しかったです。
途中で水がかかったり、他のボートと近づいたりして、みんなで大騒ぎしました。
普段の学校ではあまり見られない友達の表情も見られて、それも面白かったです。
夜に見た景色も心に残っています。
寒かったけれど、遠くまで光が広がっていて、とてもきれいでした。
写真では見たことがあったけれど、実際に自分の目で見ると全然違いました。
友達と「きれいだね」と言いながら写真を撮った時間も、いい思い出です。
また、ホテルの部屋で友達と話した時間も楽しかったです。
寝る前にその日のことを話したり、次の日の予定を確認したりしているうちに、修学旅行に来ているんだなと実感しました。
この修学旅行で、私は友達と協力することや、時間を守って行動することの大切さを感じました。
楽しいことばかりではなく、疲れたり、少し失敗したりすることもあったけれど、それも含めて修学旅行らしい思い出になったと思います。
これからの学校生活でも、班やクラスで動くときには、周りを見ながら行動していきたいです。

楽しかったですから始める例文

修学旅行は、とても楽しかったです。
行く前は、三泊四日は長いと思っていたし、荷物の準備も大変で、少し不安もありました。
でも、実際に行ってみると、楽しいことや印象に残ることがたくさんありました。
特に心に残っているのは、ラフティングです。
最初は川の水が冷たくて、これから本当に川に入るのかと思うと少し嫌でした。
でも、ボートに乗ってみると、友達と一緒に声を出しながらこぐのが楽しくて、だんだん寒さも気にならなくなりました。
水がかかったときはびっくりしたけれど、みんなで笑っていたので、今ではそれもいい思い出です。
また、夜に友達と部屋で話したことも楽しかったです。
普段は学校でしか会わない友達と、寝る前まで話せるのは修学旅行ならではだと思いました。
少し疲れたけれど、友達との距離が前より近くなった気がします。
今回の修学旅行では、ただ観光するだけでなく、みんなで協力して行動することの大切さも学びました。
これからの学校生活でも、時間を守ったり、周りを見て行動したりしたいです。

友達との思い出を書く例文

修学旅行で一番心に残っているのは、友達と過ごした時間です。
もちろん観光地を見たり、体験学習をしたりしたことも楽しかったけれど、あとから思い出すのは、友達と笑っていた場面が多いです。
特に楽しかったのは、ホテルの部屋で話した時間です。
一日中歩いて疲れていたはずなのに、部屋に入るとなんだか元気が出てきて、みんなでその日にあったことを話しました。
ラフティングで水をかけられた話や、食事でおかわりしすぎた話など、たいしたことではないのに、なぜかすごく面白く感じました。
普段の学校ではあまり話さない友達とも、修学旅行中は自然に話すことができました。
同じ部屋だったり、同じ班で行動したりすると、いつもとは違う一面が見えて、少し距離が近くなった気がします。
朝起きるのが早くて大変だったり、移動で疲れたりすることもあったけれど、友達がいたから楽しく過ごせました。
修学旅行は、場所の思い出だけでなく、人との思い出も残るものなんだなと思いました。
これから学校生活に戻っても、修学旅行で話せるようになった友達とは、もっと気軽に話していきたいです。

班行動を書く例文

修学旅行で印象に残っているのは、班で行動した時間です。
最初は、ちゃんと時間通りに動けるのか少し不安でした。
行きたい場所を決めたり、集合時間を気にしたりしないといけなかったので、ただ楽しむだけではありませんでした。
でも、実際に班のみんなで行動してみると、一人ではできない経験がたくさんありました。
道に迷いそうになったときは、みんなで地図を見たり、近くの人に確認したりしました。
予定より少し遅れそうになったときは、自然に早歩きになって、声をかけ合いながら集合場所に向かいました。
そのとき、班で動くには、自分だけが楽しむのではなく、周りのことも考える必要があるんだなと思いました。
また、班行動の中で、普段あまり話さない人とも話すことができました。
お土産を選ぶときに意見を聞いたり、写真を撮る場所を相談したりしているうちに、少しずつ話しやすくなりました。
班行動は大変なこともあったけれど、みんなで協力できたときは達成感がありました。
今回の修学旅行で、時間を守ることや、相手のことを考えて行動することの大切さを感じました。
これからの学校生活でも、班やグループで動くときには、自分から声をかけられるようにしたいです。

失敗や反省を入れる例文

修学旅行では楽しい思い出がたくさんできましたが、反省することもありました。
私が一番反省しているのは、集合時間をあまり意識できていなかったことです。
お土産を見ているうちに時間が思ったより早く過ぎていて、班のみんなを少し急がせてしまいました。
そのときは「少しくらい大丈夫かな」と思っていたけれど、あとから考えると、自分の行動で班全体に迷惑をかけることもあるんだと感じました。
修学旅行は、自分だけの旅行ではなく、クラス全体で動く行事です。
だから、楽しい気持ちがあっても、時間やルールを守ることが大切だと思いました。
それでも、班の人が「急ごう」と声をかけてくれて、無事に集合場所に着くことができました。
そのおかげで、友達に助けられたことも強く印象に残っています。
楽しかったことでは、ラフティングが一番心に残っています。
川の水は冷たかったけれど、みんなで声を出しながらこいだ時間はとても楽しかったです。
失敗もあったけれど、その分、次からはもっと周りを見て行動したいと思いました。
今回の修学旅行で学んだことを、これからの学校生活にも生かしていきたいです。

テーマ別に使える修学旅行の作文例文

修学旅行の作文は、テーマを一つ決めると書きやすくなる。
全部の思い出を書こうとすると、日記みたいにバラバラになりやすい。
「朝、起きました。」
「バスに乗りました。」
「ご飯を食べました。」
「寝ました。」
これでも事実ではあるけれど、作文としては少し味が薄い。
友達との時間、班行動、食事、景色、失敗や反省など、どれか一つを中心にすると作文がまとまりやすい。
ここでは、テーマ別にそのまま参考にしやすい例文を紹介するよ。

スカイツリー

友達との時間を中心に書く例文

修学旅行で一番楽しかったのは、友達と一緒に過ごした時間です。
観光地を見たり、体験学習をしたりしたことも印象に残っていますが、あとから思い出すのは、友達と笑っていた場面が多いです。
特にホテルの部屋では、その日にあったことを話したり、次の日の予定を確認したりして、いつもの学校とは違う時間を過ごせました。
普段はあまり話さない人とも、同じ部屋や同じ班になったことで自然に話すことができました。
朝が早くて眠かったり、移動で疲れたりすることもあったけれど、友達がいたから最後まで楽しく過ごせたと思います。
修学旅行は、場所を見るだけではなく、友達との思い出を作る行事でもあるんだなと感じました。
これから学校生活に戻っても、修学旅行で話せるようになった友達とは、もっと気軽に話していきたいです。

景色や観光地を中心に書く例文

修学旅行で印象に残っているのは、実際に自分の目で見た景色です。
写真やテレビで見たことがある場所でも、本当にその場に立ってみると、思っていたより広く感じたり、空気が違って感じたりしました。
特に心に残っているのは、夜に見た景色です。
寒かったけれど、遠くまで光が広がっていて、とてもきれいでした。
友達と写真を撮りながら、「来てよかったね」と話したことも覚えています。
観光地では人が多くて少し大変な場面もありましたが、それも修学旅行らしい思い出になりました。
今回の修学旅行で、教科書や写真で見るだけでは分からないことがあるんだなと思いました。
またいつか、今回行った場所をもっとゆっくり見て回りたいです。

食事やお土産を中心に書く例文

修学旅行で楽しみにしていたことの一つは、食事とお土産選びです。
旅行先で食べるご飯は、普段の給食や家のご飯とは少し違っていて、それだけで特別な感じがしました。
友達と同じテーブルで食べると、いつもよりおいしく感じました。
食べすぎて少し苦しくなったこともありましたが、それも今ではいい思い出です。
お土産選びでは、家族に何を買うかでかなり悩みました。
自分のものもほしかったけれど、家で待っている人に喜んでもらえるものを選ぶのも楽しかったです。
時間が少なくてあせった場面もありましたが、選んでいる時間そのものが修学旅行の思い出になりました。
また旅行に行く機会があったら、その土地ならではの食べ物をもっと味わってみたいです。

失敗や小さなトラブルを中心に書く例文

修学旅行では楽しいことがたくさんありましたが、うまくいかなかったこともありました。
私が反省しているのは、集合時間をもう少し意識すればよかったということです。
お土産を見ているうちに時間があっという間に過ぎていて、班のみんなと少しあわてて集合場所に向かいました。
そのときは急げば大丈夫だと思っていましたが、あとから考えると、自分の行動で班の人にも迷惑をかけてしまうことがあるんだと感じました。
修学旅行は、自分だけが楽しむ旅行ではなく、みんなで動く学校行事です。
だから、時間を守ることや周りを見ることが大切だと思いました。
失敗もありましたが、そのおかげで次から気をつけたいことが分かりました。
これからの学校生活でも、楽しいときほど時間やルールを忘れないようにしたいです。

行き先別に使える作文の書き方

修学旅行の作文は、行き先によって書きやすいポイントが少し変わる。
京都や奈良なら歴史や寺社。
東京なら見学先や街の雰囲気。
広島や長崎なら平和学習。
北海道や沖縄なら自然や食べ物。
同じ「楽しかった」でも、場所によって書ける中身は変わる。
行き先の名前を入れるだけでも、自分の作文らしさはかなり出るよ。
ここでは、行き先別にどんなことを書けばいいかを整理していくね。

原爆ドーム

京都や奈良の作文

京都や奈良に行った作文なら、歴史ある建物や町の雰囲気を書くとまとまりやすい。
清水寺、金閣寺、東大寺、奈良公園など、実際に行った場所の名前を一つ入れるだけで、作文がぐっと具体的になる。
「写真で見たことはあったけれど、実際に見ると大きく感じた。」
「人が多くて大変だったけれど、昔から残っている建物を見られてよかった。」
こういう一文があると、ただ楽しかっただけではない作文になるよ。
お寺や神社の名前を書くときは、その場所で何を見たのかも一つ足すといい。
建物の大きさ、石段の多さ、観光客の多さ、鹿の近さ。
細かい場面を入れると、京都や奈良に行った感じが出やすい。

東京の作文

東京に行った作文なら、見学先の大きさや人の多さ、いつもと違う街の雰囲気を書くといい。
スカイツリー、国会議事堂、博物館、企業見学、劇場など、行った場所によって書けることは変わる。
「建物が高くて、見上げるだけで首が疲れそうでした。」
「人が多くて少し緊張したけれど、班のみんなで声をかけ合って行動できました。」
こんなふうに、驚いたことと班行動を合わせると、東京らしい作文になりやすいよ。
東京は情報量が多い場所なので、作文でも全部を書こうとしないほうがいい。
一つの見学先にしぼって、そこで感じたことを書くとまとまりやすい。

広島や長崎の作文

広島や長崎に行った作文なら、平和学習で感じたことを書くとまとまりやすい。
原爆ドーム、平和記念資料館、平和公園などを見たときの気持ちは、無理に立派な言葉にしなくても大丈夫。
「こわいと思った。」
「今まで教科書で読んでいたことが、少し現実のこととして感じられた。」
こういう素直な感想でいい。
平和について書くときは、決まり文句だけにしないことが大切。
「二度と戦争をしてはいけないと思いました。」だけで終わるより、「資料館で見た写真が忘れられません。」と具体的な場面を入れると、自分の作文になる。
最後に「平和について考えるきっかけになりました。」とつなげると、感想文としても自然に終わるよ。

北海道や沖縄の作文

北海道や沖縄に行った作文なら、自然、食べ物、気温、体験学習を書きやすい。
北海道ならラフティング、夜景、海鮮、広い景色などが使いやすい。
沖縄なら海、平和学習、文化、食べ物などが書きやすい。
「思っていたより寒かった。」
「海の色が写真で見るよりきれいだった。」
「その土地ならではの食べ物がおいしかった。」
こういう自分が感じた違いを書くと、行き先の特徴が自然に入るよ。
北海道や沖縄は、ふだんの生活との違いを書きやすい場所でもある。
気温、景色、食事、言葉、空気の感じ。
いつもと違ったことを一つ選ぶと、作文が書きやすくなる。

例文を丸写しっぽく見せない直し方

例文を見て書くのは悪いことじゃない。
むしろ、作文が苦手な人にとっては、例文はかなり心強い。
ただし、そのまま写すと、どうしても自分の作文っぽく見えにくい。
急に大人っぽい文章になったり、どこにでも使える内容ばかりだったりすると、読んだ人も少し気づくかもしれない。
だから、例文は骨組みだけ借りて、自分の体験を少し足すのが安全だよ。
場所、行動、会話、失敗。
この4つのどれかを入れるだけで、作文はかなり自分のものになる。

作文書いている中学生男子

場所の名前を入れる

まず一番かんたんな直し方は、場所の名前を入れること。
「観光地」ではなく「清水寺」。
「夜景」ではなく「函館山の夜景」。
「資料館」ではなく「平和記念資料館」。
こんなふうに一つでも固有名詞を入れると、自分が本当に行った作文に見えやすくなる。
場所の名前は、作文の中で何回も使わなくていい。
一回入るだけでも、ぐっと具体的になるよ。
場所の名前を入れたら、そこに何があったのかも少し書いてみよう。
「階段が多かった。」
「人が多くて歩くのが大変だった。」
「思っていたより建物が大きかった。」
こういう小さな感想が、作文ではかなり役に立つ。

自分の行動を一つ入れる

次に入れたいのは、自分がそのとき何をしたか。
写真を撮った。
友達と話した。
急いで集合場所に向かった。
お土産を選ぶのに迷った。
食事でおかわりした。
こういう小さな行動で大丈夫。
作文は、すごい出来事だけを書くものではないよ。
自分がその場でどう動いたかを書くと、例文っぽさがかなり減る。
「私は友達と写真を撮りました。」
「私は集合時間を見て、少しあせりました。」
このくらいの一文でも、自分の体験になる。
作文がふわっとしていると感じたら、自分が何をしたかを一つ足してみよう。

会話を少し入れる

会話を少し入れるのも使いやすい。
「寒いね」と友達が言った。
「本当にきれいだね」と話した。
「急がないと間に合わないよ」と声をかけ合った。
このくらいの一言で十分だよ。
長い会話にすると作文がごちゃごちゃしやすいから、一往復くらいで止めておくといい。
会話が入ると、その場に人がいた感じが出る。
友達との思い出を書きたい人には、特に使いやすい方法だね。
ただし、会話ばかりになると作文ではなく台本みたいになる。
ほんの少し入れるくらいが、ちょうどいい。

最後だけ自分の言葉に変える

例文を参考にしても、最後の一文だけは自分の言葉にするといい。
「また行きたいです。」でもいい。
「今度は家族にも見せたいです。」でもいい。
「これからは時間を守って行動したいです。」でもいい。
締めの一文には、その人らしさが出やすい。
ここを自分で考えるだけでも、作文全体が自分のものに見えやすくなるよ。
作文の最後で迷ったら、「この経験をこれからどうしたいか」を一つだけ書いてみよう。
友達ともっと話したい。
班で動くときに周りを見たい。
旅行先のことをもっと調べたい。
そういう小さな前向きさで十分だよ。

修学旅行の作文は、事前学習を少し入れると深く見える

修学旅行の作文は、見たものや楽しかったことだけを書くと、どうしても「行ってきました日記」になりがちだ。
そこで使えるのが、事前学習。
といっても、調べたことをずらずら書く必要はない。
ひとつだけで十分。
そのひとつを、現地で見たことや自分の気持ちにつなげると、作文に深さが出る。
「知っていたから気づけたこと」「行く前と後で変わったこと」「自分の生活とつながったこと」のどれかに広げると、作文らしくまとまる。
事前学習は、作文をまじめに見せるための飾りではない。
感想を深くするための、小さなライトみたいなものだ。

事前学習をする生徒たち

調べたことから「見る目が変わった」と広げる

事前学習を入れる一つ目のパターンは、「調べてから見たら、見え方が変わった」と書く方法だ。
たとえば、清水寺について「長い歴史がある建物だ」と調べてから行ったとする。
その場合、作文では歴史をくわしく説明しなくてだいじょうぶ。
「行く前は有名な観光地だと思っていたけれど、歴史を知ってから見ると、建物の古さにも意味があるように感じた」と書けば、それだけで感想に深さが出る。
ポイントは、知識を主役にしないこと。
主役はあくまで、自分が現地でどう見たかだ。
「写真で見たときは景色がきれいな場所だと思っていたけれど、実際には長い時間の中で守られてきた場所なのだと感じた」と続けると、ただの観光感想文から一歩進める。
事前学習によって、同じ景色が少しちがって見えた。
この流れは、かなり使いやすい。

調べたことから「行く前と後の気持ちの変化」に広げる

二つ目のパターンは、「行く前の自分」と「行った後の自分」を比べる方法だ。
これは、原爆ドームや戦争、平和学習、歴史資料館などを書くときに使いやすい形。
たとえば、行く前は「教科書で見た場所」「少しこわい場所」という印象だったとする。
でも、事前学習でその場所にどんな出来事があったのかを知り、実際に見学したあとで気持ちが変わった。
この変化を書けば、作文に流れが生まれる。
「行く前は、昔の出来事として少し遠く感じていた。けれど、実際にその場所に立つと、そこに人の生活があったことを感じた」と書くと、自分の言葉になる。
ここでも、大きなことを言いすぎなくていい。
急に世界平和代表みたいな顔で語らなくてもいい。
「知らなかったときより、少し考えるようになった」くらいの変化でも十分だ。
作文では、その少しの変化がいちばん本物っぽく見える。

調べたことから「現地で気づいたこと」に広げる

三つ目のパターンは、「調べていたから、現地で気づけた」と書く方法だ。
これは、沖縄の文化、京都の町並み、奈良の寺、長崎の歴史、地域の食べ物など、いろいろな場所で使える。
たとえば、沖縄の方言をひとつだけ調べてから行ったとする。
すると、空港やお店の看板、人のあいさつを見たときに、「あ、これは事前に見た言葉だ」と気づける。
作文では、「調べていた言葉を実際に見つけたとき、その土地に来た実感がわいた」と書ける。
文化についても同じ。
エイサーや三線、食べ物、町のつくりなどを少し知っているだけで、ただ見るより発見が増える。
「事前に調べていなければ、ただ通り過ぎていたかもしれない」と書くと、調べた意味も伝わる。
このパターンは、明るい作文にしやすい。
「楽しかった」だけではなく、「気づけた」「わかった」「もっと知りたくなった」と広げられるからだ。

調べたことから「自分の生活とのつながり」に広げる

四つ目のパターンは、事前学習を自分の生活に結びつける方法だ。
これは、作文のまとめに向いている。
たとえば、歴史ある建物について調べたなら、「古いものを残すには、多くの人の努力が必要なのだと思った」と広げられる。
平和学習なら、「ニュースや教科書の中だけの話ではなく、自分も考え続ける必要があると感じた」と書ける。
地域の文化なら、「自分の住んでいる町にも、まだ知らない文化や言葉があるかもしれない」とつなげられる。
ここで大切なのは、いきなり立派すぎる結論にしないこと。
「これから社会に貢献したいです」と急に社長あいさつみたいになると、作文が少し遠くなる。
それより、「身近な場所にも、調べてから見ると気づけることがあると思った」くらいが自然だ。
修学旅行は、遠くへ行く行事。
でも作文では、最後に少しだけ自分の生活へ戻ってくると、きれいにまとまる。

観光地を覚えていなくても、準備や係のことでも作文は書ける

修学旅行の作文というと、どうしても「どこの寺を見たか」「どの資料館に行ったか」「どの景色がすごかったか」を書かなきゃいけない気がする。
でも、正直、観光地の名前が頭からすべり落ちることもある。
人間の記憶は、わりとザルだ。
しかも修学旅行中は、移動、集合、食事、写真、友達との会話で頭の中が大運動会になる。
そんなときは、観光地だけにしぼらなくてだいじょうぶ。
しおり係、レク係、保健係、荷造りなど、出発前や旅行中に自分がした準備も作文の材料になる。
「自分が何を考えて動いたか」を書けば、ちゃんと修学旅行の作文になる。
観光地の記憶が薄くても、あなたがそこで動いたことは、作文の立派なネタだ。

レクリエーションの司会をする女子

しおり係で予定をまとめたことは、責任感の作文になる

しおり係をしたなら、それだけで作文の材料になる。
しおり係は、ただ紙をまとめる係に見えて、じつはなかなかだいじな仕事だ。
集合時間、持ち物、班行動の予定、注意することなどを整理しないと、みんなが動きにくくなる。
作文では、「最初はしおり作りを少し地味な仕事だと思っていた」と書き出してもいい。
そこから、「予定をまとめるうちに、修学旅行は楽しむだけでなく、みんなが安全に動ける準備があって成り立っていると気づいた」と広げられる。
観光地の名前をたくさん覚えていなくても、「集合時間をまちがえないように確認した」「班の人に持ち物を伝えた」など、自分がしたことを書けば中身が出る。
しおり係の作文は、責任感や裏方の大切さにつなげやすい。
目立つ役ではなくても、旅行を支える役だった。
そう書けると、ちょっといい作文になる。

レク係でバスの中を盛り上げたことは、空気作りの作文になる

レク係をしたなら、バスの中や宿での時間を作文にできる。
修学旅行は、観光地だけでできているわけではない。
バスの中で笑ったこと、クイズを出したこと、友達が少しずつ話しやすくなったことも、しっかり旅行の思い出だ。
作文では、「最初はみんなが楽しんでくれるか不安だった」と書くと、自然に始められる。
そこから、「レクを考えるとき、うるさくしすぎず、でも静かすぎないように気をつけた」と書けば、自分なりの工夫が見える。
さらに、「ふだんあまり話さない人が笑ってくれたとき、準備してよかったと思った」と続けると、ただの楽しい話ではなくなる。
レク係の作文でだいじなのは、何をやったかだけではない。
その場の空気をどう見て、どう動いたかだ。
バスの中の小さな盛り上がりも、作文にするとちゃんと青春になる。
しかも、少しだけ映画のワンシーンっぽい。

保健係で体調を気にしたことは、まわりを見る作文になる

保健係をしたなら、体調や安全に気を配ったことを作文にできる。
修学旅行では、楽しい気持ちが先に走りがちだ。
でも、長い移動、慣れない場所、寝不足、食べすぎなどで、体調をくずす人も出るかもしれない。
保健係は、そういう小さな変化に気づく役だ。
作文では、「自分が体調をくずさないことだけでなく、まわりの様子を見ることも必要だと思った」と書くと、まとまりやすくなる。
たとえば、「バスの中で気分が悪そうな友達に声をかけた」「先生に早めに伝えた」「水分を取るように気をつけた」など、具体的な場面を入れるといい。
観光地の説明が少なくても、自分がまわりを気にして行動したことが書ければ、読み手には伝わる。
保健係の作文は、やさしさを大げさに書かないのがコツだ。
「人を助けました、どーん」ではなく、「少し気にして見ていた」くらいが自然。
その小さな気づかいが、修学旅行を支えていたと書ける。

荷造りや忘れ物チェックは、自分で準備する作文になる

係をしていなくても、荷造りや忘れ物チェックは作文の材料になる。
「え、荷造りで作文?」と思うかもしれない。
でも、修学旅行の準備は、自分で考えて動く練習でもある。
持ち物リストを見て、服を用意して、薬やタオルや充電器を確認する。
地味だ。
でも地味なことほど、忘れると急に事件になる。
作文では、「家族に任せるのではなく、自分で確認しようと思った」と書くと、成長の話にできる。
たとえば、「何度も持ち物を見直したことで、旅行中に安心して過ごせた」とつなげられる。
また、「準備をしているときに、修学旅行は当日だけでなく、行く前から始まっているのだと感じた」と書くと、なかなか作文らしい。
観光地の記憶があいまいでも、準備した時間は自分の中に残っている。
忘れ物をしないように確認したことは、ただの作業ではない。
自分のことを自分で管理する、けっこうオトナっぽい一歩だ。

作文に使える言い換えテンプレ

作文を書いていると、「楽しかったです」ばかりになってしまうことがあるよね。
でも、無理に難しい言葉を使う必要はない。
少しだけ言い方を変えれば、それだけで文章のくり返し感は減る。
修学旅行の作文では、きれいな言葉より、分かりやすくて自分に合った言葉のほうが使いやすい。
ここでは、修学旅行の作文で使いやすい言い換えを紹介するよ。

作文を書いている手元

楽しかったの言い換え

「楽しかった」を少し変えたいときは、「心に残りました」「思い出になりました」「またやりたいと思いました」などが使いやすい。
ただし、全部を言い換えなくていい。
中学生の作文なら、「楽しかったです」が入っていても自然だよ。
大事なのは、そのあとに理由を足すこと。
「友達と協力できたので楽しかったです。」
「普段できない体験だったので心に残りました。」
「最初は不安だったけれど、やってみるといい思い出になりました。」
この形にすると、かなり作文らしくなる。
言い換えは、文章をかっこよくするためというより、同じ言葉が続きすぎるのを防ぐために使うといいよ。

心に残ったの言い換え

「心に残った」をくり返したくないときは、「印象に残りました」「今でも覚えています」「忘れられない思い出になりました」が使いやすい。
たとえば、「函館山の夜景は、今でも覚えています。」と書くと、少し自然な感じになる。
「ラフティングは、忘れられない思い出になりました。」も使いやすい。
ただし、全部をきれいな表現にしようとすると、急に作文が固くなる。
自分が言いやすい言葉を選べば大丈夫だよ。
「心に残った」と書いたあとには、何が心に残ったのかを具体的に書こう。
景色なのか、友達の言葉なのか、失敗した場面なのか。
そこがあると、作文の中身がはっきりする。

学んだの言い換え

「学んだ」を使いたいときは、「気づきました」「大切だと思いました」「考えるきっかけになりました」などに変えると自然になる。
たとえば、「時間を守ることの大切さを学びました。」でもいいけれど、「時間を守ることが、班全体の行動にも関係するんだと気づきました。」にすると少し具体的になる。
平和学習なら、「戦争について考えるきっかけになりました。」と書ける。
班行動なら、「周りを見て行動することが大切だと思いました。」と書ける。
立派なことを書こうとしすぎず、自分の体験とつなげるのがコツだよ。
「何を見て、そう思ったのか」を入れると、学んだことが作文の中で浮きにくくなる。

これからに活かしたいの言い換え

作文の最後で使いやすいのが、「これからに活かしたいです」という言葉だよね。
でも、何回も見る言葉なので、少しだけ具体的にすると読みやすくなる。
「これからの学校生活でも、時間を守って行動したいです。」
「普段あまり話さない人にも、自分から話しかけてみたいです。」
「次に旅行へ行くときは、もっと周りを見て行動したいです。」
こんなふうに、何を活かすのかまで書くと、作文の締めがぼんやりしにくい。
最後の一文で迷ったら、「これから何をしたいか」を一つだけ書けば大丈夫だよ。
作文は最後だけ急にすごい人にならなくていい。
昨日より少し気をつけたいことを書くくらいが、ちょうど自然だよ。

作文の書き方そのものをもう少し知りたいときは、こちらも使いやすいよ。
レポートを見やすく書くコツ
修学旅行新聞の書き方
修学旅行レポートの書き方
修学旅行あるある
修学旅行が不安なときの記事

先生に伝わりやすい修学旅行作文のポイント

修学旅行の作文は、すごい名文にしなくてもだいじょうぶ。
先生が読みやすい作文には、だいたい共通するポイントがあるんだ。
それは、「何について書くのかが最初に分かること」「具体的な場面があること」「学んだことが自分の言葉で書かれていること」「最後にこれからの生活につながっていること」
この4つが入っていれば、作文はかなり読みやすくなるよ。
逆に、楽しかったことを全部つめこもうとすると、作文の中で思い出が大渋滞しちゃう。
全部出したくなる気持ちはわかるよ。でも、全部のせラーメンみたいな作文にすると、先生も「うまいけど、どこを見れば」となっちゃうよね。
ひとつにしぼって、場面と気づきを書く。
それだけで、伝わり方はかなり変わるよ。

修学旅行作文の書き方として、テーマを最初に示す、具体的な場面を書く、自分の言葉でまとめる、生活につなげるポイントを男性教諭とともに示したレトロ調インフォグラフィック。

何について書くかが最初に分かると、先生が読みやすい

作文の最初では、「この作文は何について書くのか」が分かるようにすると読みやすくなる。
たとえば、「私が修学旅行でいちばん心に残ったのは、班行動で友達と協力したことです」と書けば、先生はすぐに話の中心をつかめるよね。
反対に、「朝早く学校に集まりました。バスに乗りました。サービスエリアに着きました。トイレに行きました」と順番に書きすぎると、どこが大事なのか分かりにくくなるでしょ?
もちろん、時系列で書くのが悪いわけじゃない。
ただ、最初にテーマが見えると、読み手は安心して読めるんだ。
「私は平和学習で、教科書だけでは分からない重さを感じました」でもいい。
「私はしおり係を通して、準備の大切さを学びました」でもいい。
最初の一文は、作文の行き先案内みたいなもの。
ここがはっきりしていると、先生も迷子にならないんだよ。
作文の冒頭で、いきなり読者を山奥に置き去りにしないことが大切なんだ。

具体的な場面があると、作文が急に本物っぽくなる

先生に伝わりやすい作文には、具体的な場面がある。
「楽しかったです」「勉強になりました」だけだと、気持ちは分かるけど、少しふわっとしてる。
そこで、「どこで」「だれと」「何をしたときに」「どう感じたのか」を入れると、作文が急に本物っぽくなるんだよ。
たとえば、「班行動が楽しかった」だけではなく、「地図を見ながら道に迷い、みんなで交代しながら行き先を確認した」と書くと、場面が見えるでしょ?
「平和について考えた」だけではなく、「資料館で展示を見ているとき、まわりの人が静かになっていた」と書くと、その場の空気が伝わるよね。
具体的な場面は、作文の証拠みたいなものだよ。
「本当に行って、本当に考えたんだな」と読み手に伝わるよ。
むずかしい言葉を使うより、ひとつの場面をていねいに書くほうが強い。
作文の中に小さな映像を入れる感じだね。
読み手の頭の中で、その場面が再生されたら、キミの勝ちだよ。

学んだことは、自分の言葉で書くと伝わりやすい

修学旅行の作文では、最後のほうに「学んだこと」を書くことが多い。
でも、ここで急に立派すぎる言葉を使うと、少し借り物っぽく見えるよね。
「平和の尊さを深く理解しました」「歴史の重みを痛感しました」も悪くはない。
ただ、中学生の作文としては、もう少し自分の言葉にしたほうが伝わりやすいんだよ。
たとえば、「戦争は昔のことだと思っていたけれど、今の生活とつながっていると感じた」と書くと、自分の気持ちが出る。
「友達と協力するのは、ただ仲良くすることだけではなく、困ったときに声をかけることなのだと思った」と書いてもいい。学んだことは、きれいな言葉でまとめるより、自分の中で少し変わったことを書くのがコツだよ。
「前より考えるようになった」「少し見方が変わった」「次は自分から動きたいと思った」くらいで十分。
先生が読みたいのは、辞書みたいな言葉じゃない。
キミが修学旅行で何を感じたのかだ。
キミの言葉は、少し不器用でもちゃんと届くよ。

最後にこれからの生活につなげると、作文がまとまる

作文の最後は、「これからどうしたいか」につなげると、きれいにまとまるよ。
修学旅行で見たことや感じたことを、そこで終わらせずに、ふだんの生活へ少し戻してあげる感じ。
たとえば、班行動について書いたなら、「これからの学校生活でも、困っている人がいたら声をかけたい」とつなげられるよね。
平和学習について書いたなら、「ニュースを見るときにも、自分には関係ないと思わずに考えたい」と書ける。
文化や歴史について書いたなら、「自分の住んでいる地域にも、まだ知らない歴史があるかもしれないと思った」とまとめられる。
ここで、無理に大きな目標を立てなくてもだいじょうぶ。
「世界を変えます」まで行くと、作文の最後で急に主人公が巨大化しちゃうよね。
それより、「あいさつを大切にしたい」「事前に調べてから見るようにしたい」「まわりをよく見て行動したい」くらいが自然じゃないかな。
これからの生活につながる一文があると、修学旅行がただの思い出ではなくなるよ。
行って終わりではなく、少しだけ自分の中に残ったものとして書いてみよう。

安芸の宮島

まとめ

修学旅行の作文は、最初からうまく書こうとすると止まりやすい。
まずは「書き出し」「具体的なエピソード」「学んだこと」「これからの学校生活への生かし方」の4つに分けると書きやすい。
書き出しでは、一番心に残ったことを一つ選ぶ。
次に、そのとき何があったのかを書く。
それから、自分が感じたことや気づいたことを足す。
最後に、これからどうしたいかを書けば、作文としてまとまりやすくなるよ。
まずは一文だけ、書き始めてみよう。