生徒会演説のコツは目立つことじゃない|中学生の勝ち筋+例文付き
結論:生徒会演説は、目立つことより「この人なら任せても大丈夫そう」と思ってもらうことが大切だよ。
原稿は自己紹介、立候補理由、公約、締めの順にすると伝わりやすくなる。
自分の長所は小さな経験で示し、公約は実行方法と報告まで考えておくと信頼につながる。
本番は完璧を目指さず、落ち着いて見える話し方と戻れる手順を用意しておけば大丈夫だよ。
まず、8つのパターン別に演説の文例を作ったよ。
キミがピンとくるものを探してみよう。
それから、実際にどんな要素が必要なのか記事を読み進めていこう!
まずはここだけ押さえれば勝手に「任せていい人」になる演説の骨格
生徒会の演説って聞くと、まず何を言えばいいか分からなくなるよね。
教室で原稿を書こうとして、ノートを開いたまま止まってる時間、あると思う。
でもね、演説の骨格って、実はもう決まってるんだよ。
それを知ってるだけで、「ちゃんとして見える人」にはなれる。
まずはこの型でOK(そのまま使える)
- ①あいさつ → ②なぜ立候補したか → ③やりたいこと → ④まとめ
- 例:「みなさんこんにちは。
私は〇〇を良くしたいと思い立候補しました。
理由は〜です。
具体的には〜を行います。
安心して任せてもらえるよう努力します。
よろしくお願いします」 - この順番で話すだけで、「ちゃんとしてる人」に見える。

最初の10秒は「やる気」より「安心」を置く
演説が始まって最初の10秒って、めちゃくちゃ大事なんだ。
ここで熱意を示そうとして声を張ると、逆に緊張が伝わってしまうことがある。
たとえば、体育館でみんながイスに座って少しざわざわしている場面。
その中で落ち着いた声で「こんにちは。
〇年〇組の〇〇です」と言えるだけで、安心感は伝わる。
やる気よりも、「この人、普通に話せてるな」という印象。
それが最初の一歩なんだと思うよ。
1分スピーチの黄金順番(自己紹介→理由→公約→お願い)
演説って、自由に話していいようで、実は順番がすごく大事なんだ。
自己紹介。
立候補した理由。
公約。
最後に一言。
この順番を守るだけで、聴衆は話を追いやすくなる。
聞いている生徒も、「あ、今は理由の部分だな」って無意識に分かるんだよね。
それって、かなり親切な構成なんだよね。
公約は1〜2個でいい(盛りすぎると逆に不安)
公約って聞くと、たくさん出したほうが良さそうに感じるかも。
でも正直、聞いている側は全部覚えられない。
「これもやります。
あれもやります」って言われると、逆に本当に実現できるのかなって思うもの。
昼休みに友達と話している感覚を思い出してみて。
話が多すぎる人より、要点を一つ言ってくれる人のほうが信頼できない?それと同じだよ。
最後の一言は「お願い」より「約束」にすると強い
最後の部分で「よろしくお願いします」と言う人は多い。
それは全然悪くない。
でも一歩だけ踏み込むなら、「約束」に変えてみると印象が変わる。
「〇〇を大切にします」とか、「〇〇を続けます」とか。
命令でもなく、アピールでもない言葉。
静かだけど、残るんだよね。
教室に戻ったあと、「あの人、なんかちゃんとしてたよね」って言われるタイプの締め方。
書いた原稿が「これで大丈夫か」を30秒で確認しよう
原稿を書き終えたあとに不安になるのは普通だよ。
文章のうまさではなく、聞いた人が内容を追えるかを確認すると、自分でも直す場所が見つけやすくなる。
原稿の30秒確認リスト
- なぜ自分が立候補するのか、一文で分かる。
- 自分の長所を示す小さな経験が一つある。
- 公約によって、誰がどう助かるのか分かる。
- 公約を実行する方法まで書かれている。
- 最後に、何を約束する人なのかが残る。
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原稿づくりのコツは「うまい文章」じゃなく「聞いて分かる文章」
原稿を書こうとすると、急に作文みたいになってしまうこと、あるよね。
学校の国語の時間を思い出して、きれいな文章を書かなきゃって思ってしまう。
でも生徒会演説の原稿って、読むための文章じゃない。
その場で耳から入って、すっと分かることが一番大事なんだと思う。
だから目指すのは、うまい文章じゃなくて、聞いて分かる文章。
それだけで、印象はかなり変わるよ。

短い文+同じ言い方で統一すると噛みにくい
長い文って、頭では分かってても口に出すと難しい。
家で練習しているときは読めたのに、本番になると噛む。
それ、ほんとによくある。
だから文は短くていい。
しかも語尾をそろえると、リズムができる。
「〜と思います」を何回使ってもいい。
同じ言い方が続くと、緊張してても口が勝手に次の言葉を探してくれる感じがする。
それだけで、だいぶ楽になると思うよ。
「だから何?」が出ない公約の言い方
公約を言ったあとに、教室が少し静かになる瞬間、想像できる?それはたぶん、聞いている側が「それでどうなるの?」って考えている時間。
たとえば「意見箱を増やします」だけだと、少し情報が足りない。
「意見箱を増やします。
生徒の声を集めやすくなるからです」理由を一言足すだけで、納得しやすくなる。
聞いている生徒の頭の中に、場面が浮かぶかどうか。
そこが分かれ目なんだ。
“みんな”を主語にすると押しつけ感が消える
「私はこうしたいです」って言葉、悪くはない。
でも何回も続くと、少しだけ距離を感じる人もいる。
そんなときは、「みんな」という言葉を使ってみる。
「みんなが安心できる学校にしたい」そう言われると、聞いている側も自然と話の中に入れる。
一緒に考えている感じが出るんだよね。
生徒会って、一人で動くものじゃないからさ。
禁止ワード集(盛りすぎ・強すぎ・フワフワしすぎ)
「絶対に」「必ず」「全力で」こういう言葉、つい使いたくなる。
でも強い言葉ほど、聞く側は身構えてしまうんだよね。
それに、自分自身もプレッシャーが増える。
「できる範囲で」「少しずつ」「〜と思います」こういう言葉のほうが、現実的で安心する。
演説は勢いより、信頼。
これは本当にそう思うな。
自分の長所は「言う」より小さな事実で伝える
「責任感があります」「行動力があります」と長所だけを並べると、自慢っぽく聞こえることがある。
小さな経験を一つ入れ、その経験を生徒会でどう使うのかまでつなげると、自然に説得力が出るよ。
長所を演説文に変える4ステップ
- 経験したことを書く。
- そのとき自分が実際にした行動を書く。
- その行動から身についた力を書く。
- その力を生徒会でどう使うかを書く。
| 書き方 | 例 |
|---|---|
| 修正前 | 私は責任感と行動力があります。 |
| 修正後 | 学級委員では、意見がまとまらないときに一人ずつ話を聞き、期限までに案をまとめました。 この経験を、生徒会でも意見を整理するために生かします。 |
| 自分の長所 | 使いやすい経験 | 合いやすい役職 | 演説でのつなげ方 |
|---|---|---|---|
| 人の話を聞ける | 友達やクラスの意見を最後まで聞いた。 | 会長・副会長 | みんなの意見を整理し、必要な場所へ届ける。 |
| 行動力がある | 気づいた仕事を自分から始めた。 | 会長・委員長 | 決めたことを実行へ進める。 |
| 責任感がある | 係や委員の仕事を最後まで続けた。 | すべての役職 | 任された仕事を途中で投げ出さない。 |
| 観察力がある | 小さな不便や困っている人に気づいた。 | 書記・生活委員 | 見過ごされやすい課題を見つける。 |
| 整理が得意 | 話し合いの内容や記録をまとめた。 | 書記・会計 | 活動や意見を分かりやすく伝える。 |
| 支えるのが得意 | リーダーの補助や準備を続けた。 | 副会長 | 会長と役員を支え、全体をつなぐ。 |
生徒会経験がなくても日常の行動を使える
委員や児童会の経験がなくても大丈夫。
係や部活、友達との関わりの中に、演説で使える材料はある。
大きな実績より、普段どんなふうに動いているかのほうが、その人らしさは伝わりやすいんだよね。
経験として使える身近な行動
- 係の仕事を忘れずに続けた。
- 友達の話を最後まで聞いた。
- 掃除や片付けに気づいて動いた。
- クラスの意見を先生に伝えた。
- 部活で準備や後片付けを担当した。
よくある原稿はビフォーアフターで直す
原稿が弱く見えるのは、気持ちが足りないからではなく、言葉が少し抽象的だからかもしれない。
よくある一文を具体的な行動へ置き換えると、聞き手が学校での場面を想像しやすくなるよ。
| 修正前 | 気になる点 | 修正後 |
|---|---|---|
| 学校を楽しく、笑顔の絶えない場所にします。 | 何をすると楽しくなるのかが見えない。 | 行事の前に各クラスから意見を集め、参加しやすい企画を先生方へ提案します。 |
| 自分自身も成長したいです。 | 投票する生徒のメリットが分からない。 | 学級委員で身につけた聞く力を使い、みなさんの意見を整理して生徒会へ届けます。 |
| みなさんの意見を反映します。 | 集め方と結果の返し方が分からない。 | 月に一度意見を集め、生徒会で検討した結果を掲示板で報告します。 |
| 必ず学校を変えます。 | 権限を超えた約束に聞こえやすい。 | 先生方と相談し、実現できることから一つずつ改善します。 |
| 意見箱を設置します。 | 設置した後の動きが見えない。 | 意見箱を月に一度回収し、検討した内容と対応できない理由も報告します。 |
書いた生徒会演説を提出前に自分で添削する
原稿が完成すると、今度は「変じゃないかな」「ありきたりに見えないかな」と不安になるよね。
そんなときは文章を全部書き直すより、立候補理由、公約、学校の見方、聞きやすさの順に確認すると直す場所が見つかりやすい。
ここでは、先生に見せる前に自分でできる添削方法をまとめるよ。
立候補理由が「自分の成長」で終わっていないか
「人前に立てるようになりたい」「自分を成長させたい」という理由は、立候補するきっかけとしては自然だよ。
ただ、それだけで終わると、聞いている生徒は自分たちに何が返ってくるのか分からない。
自分が身につけたい力の後に、「その力を使って何をするか」を一文足そう。
「聞く力を伸ばし、みなさんの意見をまとめたい」のように書けば、自分の成長と生徒のメリットがつながる。
公約は質問されても説明できるか
公約が目新しいかどうかより、質問されたときに説明できるかのほうが大切なんだ。
誰が困っているのか、生徒会だけで決められるのか、いつ誰が進めるのかまで考えておくと、無理のない公約になる。
| 確認項目 | 自分に聞く質問 | 原稿に入れる内容 |
|---|---|---|
| 需要 | 実際に困っている生徒はいるか。 | 友達の声、アンケート、日常で気づいたこと。 |
| 権限 | 生徒会だけで決められることか。 | 先生方に提案する、相談して進める。 |
| 方法 | 具体的にどう動くのか。 | 回収、話し合い、アンケート、提案。 |
| 時期 | いつ実施するのか。 | 月に一度、学期ごと、行事の前。 |
| 担当 | 誰と進めるのか。 | 生徒会、各委員、各クラスと協力する。 |
| 報告 | 結果をどう返すのか。 | 掲示、放送、生徒会だよりで知らせる。 |
| 代わりの案 | そのまま実現できない場合はどうするか。 | 難しい理由を報告し、別の方法を考える。 |
学校の良さを残しながら一つの課題を変える
演説で「この学校を大きく変えます」と言うと、今の学校や先輩の活動を否定しているように聞こえることがある。
全部を変えようとせず、残したい良さと改善したい課題を一つずつ出すほうが、中学生らしく現実的だよ。
たとえば、「先輩方が続けてきたあいさつ運動を大切にしながら、今度は相手の目を見てあいさつする人を増やしたいです」と言えば、引き継ぐ姿勢と自分の提案が両方伝わる。
学校を否定しない組み立て
- 今の学校で残したい良さを一つ挙げる。
- 自分が気づいた小さな課題を一つ挙げる。
- 生徒会でできる最初の行動を伝える。
先生や友達に原稿を見てもらうときの頼み方
原稿を見せて「どう思う?」とだけ聞くと、相手も「いいと思うよ」としか答えにくい。
直してほしい場所を三つに絞って頼むと、具体的な意見をもらいやすくなるよ。
そのまま使える頼み方
「分かりにくいところ、長く感じるところ、実現が難しそうな公約があったら教えてください」
先生には学校のルールや実現可能性を、友達には聞いて分かるかと長さを見てもらうといい。
もらった意見を全部入れる必要はなく、自分でも納得できる修正だけを選ぼう。
声に出して一度で意味が通るか
目で読むと分かる文章でも、体育館で一度聞いただけでは内容が入ってこないことがある。
録音して聞き直し、一文の途中で意味を見失う場所があれば、そこで文を切ろう。
同じ意味の「楽しい学校」「笑顔の学校」「行きたい学校」が続く場合は、中心となる一つだけを残す。
最後に指定時間より少し早く終われば、焦らず話せる原稿になっているよ。
提出前の最終チェック
- 立候補理由が一文で分かる。
- 長所を小さな経験で示している。
- 公約の需要、方法、時期、報告が分かる。
- 先生への相談が必要な内容を断言していない。
- 今の学校や先生、先輩の活動を否定していない。
- 声に出して時間内に読み終わる。
投票につながるのは「目立つ人」より「失点しない人」なんだよね
生徒会演説って、どうしても目立った人が勝つイメージを持ちやすい。
声が大きいとか、言葉がうまいとか、拍手が起きたとか。
でも実際に教室に戻って、投票用紙を前にしたときの気持ちを思い出してみて。
「あの人、何言ってたっけ」ってなること、正直あるよね。
だからこそ残るのは、強い印象よりも、悪い印象がなかった人だったりする。
投票って、そういう静かな判断で決まることが多いと思う。

失点ポイントはこの3つ(焦り・言い切りすぎ・自慢)
まず一つ目は焦り。
早口になって、言葉がつながってしまって、しかも途中でもつれて止まる。
それだけで「緊張してるな」って伝わってしまう。
二つ目は言い切りすぎ。
「必ず成功させます」「絶対に変えます」。
強いけど、その分だけ不安も生まれる。
三つ目は自慢。
経験を話すのはいいけど、長くなると聞く側は置いていかれる。
今の話を聞きたい人が多いんだよね。
“無難”を「信頼」に変える言い方テンプレ
無難って、あまり良くない言葉に聞こえるかもしれない。
でも生徒会演説では、無難はかなり強い。
「少しずつ改善していきたいと思います」。
派手じゃないけど、ちゃんと考えてる感じがする。
できない約束をしない人。
それだけで、任せてもいいかもって思われやすい。
信頼って、こういう静かな言い方から生まれると思うよ。
ウケ狙いは1個まで(2個目から事故る)
ちょっとした笑いが起きると、空気がやわらぐ。
それは事実だと思う。
でもそれが二つ、三つになると、演説の軸がぶれる。
「この人、何しに来たんだろう」って思われることもある。
ウケ狙いは一つで十分。
それ以上はいらない。
生徒会演説は、ステージじゃないんだよね。
聞き手が納得するのは「やります」より「こうします」
「やります」という言葉は、よく聞く。
でも具体的じゃないと、想像しにくい。
「こうします」と言われると、場面が浮かぶ。
たとえば「話し合いの時間を作ります」よりも、「月に一回、意見を集める時間を作ります」のほうが分かりやすい。
納得できるかどうかは、想像できるかどうか。
そこが投票につながると思う。
先生への相談が必要な公約は「提案します」と伝える
校則、設備、行事の日程などは、生徒会だけで決められないことが多い。
そこで「必ず変えます」と言い切ると、頼もしいより先に「本当にできるのかな」と思われることがあるんだ。
決定権がない内容は、「先生方に提案します」「実現できる方法を話し合います」と伝えよう。
できる範囲を理解していることも、安心して任せられる理由になる。
言い切りすぎない言い換え
- 「校則を変えます」ではなく「みなさんの意見を集め、先生方へ提案します」。
- 「新しい行事を作ります」ではなく「希望を調べ、実施できる形を話し合います」。
- 「すべての意見を実現します」ではなく「検討した結果と難しい理由も報告します」。
冒頭の問いかけは公約につなげる
「学校に行きたくないと思ったことはありますか」のような強い問いかけは、聞いている人の注意を引く。
でも、その後の公約とつながらないと、大きな問題を出しただけに見えてしまう。
問いかけは一回にし、すぐに自分の経験や公約へ進もう。
答えにくい問いに手を挙げさせたり、同意を求めすぎたりしないことも大切だよ。
当日の話し方は「堂々」より「落ち着いてる風」を作ればOK
演説当日って、「堂々と話さなきゃ」って気持ちが一番プレッシャーになる。
体育館に入った瞬間、空気がいつもと違って、心臓の音がやたら大きく聞こえる。
その状態で堂々としようとすると、逆に体が固まるんだよね。
だから目指すのは堂々じゃなくて、「落ち着いてる風」。
できてるフリでいい。
それだけで、聞いてる側の印象はかなり変わると思う。

声は大きさより「最後まで落とさない」が勝つ
最初だけ大きな声を出して、途中から小さくなる人、多い。
緊張すると、息が続かなくなるからなんだよね。
でも聞いている生徒は、最後のほうの声を意外と覚えている。
だから最初から無理に張らなくていい。
最後の一文まで、同じくらいの声で言える大きさを選ぶ。
それだけで、「安定してる人」に見える。
安定感って、それだけで信頼につながると思う。
目線は“全員を見る”じゃなく“3点に置く”
全員を見ようとすると、目が忙しく動く。
それが緊張して見える原因になる。
だから目線は三か所でいい。
左。
真ん中。
右。
話の区切りごとに、ゆっくり移す。
先生が朝礼で話しているときの目線、思い出してみて。
あれ、実はかなり落ち着いて見える。
早口が止まるリズム(句点で0.5秒止まる)
緊張すると、自分が思っているより早口になる。
自分では普通の速さのつもりでも、聞いてる側には速く聞こえる。
そんなときは、句点のたびに少し止まる。
0.5秒くらいでいい。
その間に息ができるし、次の言葉も整理できる。
聞いている側には、「落ち着いて話してる」って伝わる。
沈黙は、失敗じゃない。
むしろ武器になることもある。
原稿を見てもいい?問題の着地点(見方のコツつき)
原稿を見たらダメって思い込んでる人、多いかも。
でも実際は、見てもいい学校がほとんど。
大事なのは、ずっと下を向かないこと。
一文読んだら、顔を上げる。
それだけで、「ちゃんと話してる感」は出る。
全部暗記して失敗するより、原稿を見ながら安定して話せるほうがいい。
これは本当にそう思うよ。
緊張しても崩れない練習法は「気合」じゃなく「手順」
演説が近づくと、「もっと練習しなきゃ」って思うよね。
でもその練習、実は不安を増やしてるだけかもしれない。
原稿を何回も読み返して、うまく言えないところばかり気になる。
そうやって自分を追い込むと、本番で余計に緊張する。
大事なのは、緊張しないことじゃなくて、緊張しても戻れること。
そのための手順を、先に作っておくんだよ。

練習は「暗記」より「段落の順番」から
全部覚えようとすると、途中で一文飛んだだけで頭が真っ白になる。
それ、想像するだけでこわいよね。
だから最初は暗記しなくていい。
「最初は自己紹介。
次は理由。
その次は公約。
最後は一言」。
この順番だけを、頭に入れる。
ノートを見なくても、流れだけ言えるようにする。
それだけで、「戻る場所」ができる。
戻る場所があると、人は落ち着けるんだと思う。
30秒×3回の反復で本番が安定する
長時間の練習って、集中力が続かない。
夜に全部通して読むより、短く区切ったほうがいい。
最初の30秒だけを読む。
それを3回。
たったそれだけ。
でも同じ部分を何回も声に出すと、口が慣れてくる。
体が覚える感じになる。
本番で最初の30秒が安定すると、その後も流れに乗りやすい。
これはかなり大事なポイントだと思う。
噛んだときの復帰フレーズを先に決めとく
噛んだ瞬間って、頭の中が一気に真っ白になる。
「終わった」って思う。
でも聞いてる側は、そこまで気にしてない。
だから復帰用の言葉を、一つ決めておく。
「失礼しました」。
「もう一度言います」。
それだけでいい。
逃げ道を用意しておくだけで、安心感は全然違う。
それがあるだけで、噛む回数も減るかもしれない。
前日のやりがちNG(夜更かし暗記・直前の大改造)
前日になると、不安で原稿を直したくなる。
言葉を足したり、順番を変えたり。
でも直前に変えたところほど、本番で飛びやすい。
それ、本当によくある。
前日は、新しいことをしない。
確認だけにする。
そして、ちゃんと寝る。
声も頭も、睡眠でかなり変わるからね。
これは経験的にも、かなりあるあるだよ。
役職別で刺さる言い方が違う
生徒会ってひとことで言っても、会長と副会長、書記や会計では見られ方が全然違う。
でもネットの記事を見ると、だいたい同じ演説の型が紹介されていることが多い。
それをそのまま使うと、「なんかズレてる?」って思われることもある。
役職ごとに期待されている役割を、少し意識するだけで、印象はかなり変わると思う。
ここはあまり書かれてないけど、実はかなり大事なポイントなんだよね。

会長は「方向」副会長は「支える」書記会計は「回す」
会長は、前に立って引っ張る役。
だから「学校をこうしたい」という方向の話が合う。
副会長は、会長を支える立場。
「意見をまとめる」「つなぐ」という言葉が自然に聞こえる。
書記や会計は、目立たないけど全体を回す役。
「当たり前を守る」「裏側から支える」こういう言葉が、実は一番しっくりくる。
役割に合った言い方をしている人は、それだけで信頼されやすいよ。
“自分の役割”を一言で言えると強い
「〇〇として立候補しました」で終わる人は多い。
でも一言足すだけで、印象はかなり変わる。
「副会長として、意見をまとめる役をやりたいと思います」。
これだけで、何をする人なのかが見える。
聞いている生徒も、頭の中でその姿を想像できる。
想像できる人は、安心できる。
それが投票につながることもあるんだよね。
公約の選び方(役職に合う/合わない)
どんな公約でも言っていいわけじゃない。
役職と公約がつながっていないと、少し違和感が出る。
たとえば会計なのに、「学校を明るくします」だけだと、ちょっとふわっとする。
「予算の使い道を分かりやすくします」って言われると、役職に合ってる。
できそうなことを、ちゃんと選ぶ。
それだけで、「考えて立候補してる人」って見られやすい。
無理のない公約は、それだけで安心材料になるよ。
役職別ラスト1文テンプレ(自然に票が入る系)
最後の一文も、役職に合わせていい。
会長なら、「学校全体のことを考えます」副会長なら、「会長を支え、みんなの声をまとめます」書記や会計なら、「見えないところから支えます」派手じゃないけど、役割に合っている。
聞いている側は、そういうところをちゃんと見ている。
だからこそ、自然に票が入ることもあるんだと思う。
演説の長さ・時間配分のリアル
演説の内容ばかり気にしていると、つい忘れがちなのが時間の感覚。
でも実は、聞いている生徒にとっては「何を言ったか」より「どれくらいだったか」のほうが印象に残ることもある。
長すぎると集中が切れるし、短すぎると何も残らない。
体育館でイスに座っているときの気持ちを思い出すと、ここはかなり大事なポイントだと思う。

1分/2分/3分で入れられる情報量は別物
1分の演説で入れられる情報は、正直かなり少ない。
言いたいことは一つでいい。
二つ入れると、どっちも薄くなるかもしれない。
2分なら、理由と公約を一つずつ話せる。
3分になると、やっと具体例を少し足せる感じ。
時間が長くなるほど、たくさん話したくなるけど、聞く側の集中力はそこまで伸びない。
だから時間に合わせて、最初から内容を決めておくと安心だよ。
時間オーバーを防ぐ“削る順番”
練習してみたら、思ったより長い。
これ、本当によくある。
そんなときに全部削り直すと、逆に混乱する。
だから削る順番を先に決めておく。
まず削るのは、例え話。
次に、説明を少し短くする。
最後まで残すのは、自己紹介と公約。
ここさえ残っていれば、演説の意味はちゃんと伝わると思う。
原稿の文字数目安(読み上げ速度のざっくり基準)
読む速さは人それぞれだけど、だいたいの目安はある。
1分で、文字にすると300文字前後。
2分なら600文字くらい。
これ以上になると、早口になりやすい。
原稿用紙じゃなくて、スマホのメモで文字数を数えるのもおすすめ。
数字で見えると、「これなら大丈夫かも」って安心できるんだよね。
早口になっても間に合う最終保険(短縮版の用意)
本番は、何が起こるか分からない。
緊張して早口になることもあれば、逆に間が空くこともある。
だから短縮版を用意しておく。
「ここを飛ばしても意味は通じる」部分を決めておく。
それだけで、心に余裕ができる。
余裕があると、声も落ち着く。
この最終保険、持ってるだけで全然違うと思うよ。
学校ルールと空気の読み方(ここで事故る)
ここは正直、一番こわいところかもしれない。
原稿も話し方も準備できたのに、学校のルールや空気を読み違えただけで、印象が一気にズレることがある。
しかもこの部分って、誰もはっきり教えてくれない。
だからみんな、直前になって不安になるんだと思う。
教室で友達と「これって大丈夫かな」って小声で確認し合う、あの感じ。
その感覚を、ちゃんと整理しておこう。

呼びかけ・拍手・ビラ配りOK?は学校で違う
生徒会演説のルールは、学校ごとに本当に違う。
拍手をお願いしていい学校もあれば、それが禁止されている学校もある。
ビラ配りも同じ。
ネットで見た例文をそのまま使うと、思わぬところで注意されることがある。
「みんなやってるから大丈夫」は、意外と危ない。
去年や一昨年の演説を思い出してみる。
それが一番確実なヒントになることも多い。
先生に事前確認しておくと安全な項目
先生に聞くのって、ちょっと勇気がいるよね。
でも一つだけでも確認しておくと、当日の不安はかなり減る。
「原稿を見ても大丈夫ですか」「拍手の呼びかけはOKですか」全部聞かなくていい。
一番気になっているところだけでいい。
それだけで、「これで怒られない」という安心感が手に入る。
その安心感は、声にも表情にも出ると思う。
友達に頼むときのライン(圧にならない)
友達に応援を頼みたくなる気持ち、すごく分かる。
でも言い方を間違えると、相手にプレッシャーをかけてしまう。
だから頼むときは、必ず逃げ道を残す。
「もし余裕あったらでいいんだけど」「無理だったら全然気にしないで」この一言があるだけで、関係は壊れにくい。
生徒会も大事だけど、友達との関係はもっと大事だよね。
失言しやすい話題(いじり・批判・特定の先生ネタ)
笑いを取ろうとして、誰かをいじる。
その場ではウケても、後で残ることがある。
特定の先生の話も同じ。
名前を出していなくても、分かる人には分かる。
演説は一瞬で終わるけど、印象はずっと残る。
だから安全な話題だけでいい。
無難は、やっぱり強い。
ここは本当にそう思う。
生徒会演説でよくある質問
最後に、原稿を書いているときや本番前に迷いやすいことをまとめるよ。
学校の決まりがある場合は、そのルールをいちばん優先してね。

生徒会演説の原稿は何文字くらいがいいですか?
学校から指定された時間や文字数があれば、それを優先しよう。
指定がなければ、実際に声に出して時間内に余裕を持って読み終わる量にする。
目安は1分300文字前後だけど、速さには個人差があるので必ず自分で測ってみてね。
「学校を楽しくしたい」だけでは弱いですか?
気持ちはちゃんと伝わる。
でも、「何をどう変えると楽しくなるのか」を一つ加えると、ぐっと分かりやすくなる。
行事への意見募集、昼休みの企画、話しかけやすい生徒会など、自分が動ける内容にしよう。
意見箱を公約にするのはありきたりですか?
意見箱そのものが悪いわけではないよ。
大切なのは、誰が回収し、どう検討し、結果をどう返すのかまで話すこと。
「集めっぱなしにしない」と分かれば、同じ公約でも信頼感は変わる。
生徒会経験がなくても立候補できますか?
立候補できるよ。
係、委員、部活、友達との関わりなど、普段の小さな行動を一つ使えば十分。
経験の大きさより、そこから何を学び、生徒会でどう生かすのかが大事なんだ。
小学校の児童会経験を演説に入れてもいいですか?
入れて大丈夫。
ただし、小学校での実績を長く語るより、中学校の生徒会でどう生かすかを中心にしよう。
経験、そこで身についた力、これからの行動の順にすると伝わりやすい。
面白いことを言わないと当選できませんか?
面白さは必須ではないよ。
ユーモアより、聞き取りやすさ、具体性、安心して任せられる印象を優先しよう。
笑いを入れる場合も一つまでにして、誰かをいじる内容は避ける。
応援演説と立候補演説は何が違いますか?
立候補演説は本人が立候補理由や公約を話すもの。
応援演説は別の生徒が候補者の人柄や長所を紹介し、投票をお願いするものだよ。
学校によって時間や内容の決まりが違うので、事前に確認してね。
先生の許可が必要な公約でも演説で言っていいですか?
言って大丈夫だよ。
ただし、「実現します」と断言せず、「先生方に提案し、実現できる方法を話し合います」と伝えよう。
生徒会だけでは決められないことを理解している姿勢も、信頼につながる。
先生や友達に原稿を見せるとき、何を聞けばいいですか?
「分かりにくいところ」「長く感じるところ」「実現が難しそうな公約」の三つを聞こう。
「どう思う?」だけより、具体的な意見をもらいやすい。
先生には学校のルールを、友達には聞きやすさを中心に見てもらうといいよ。
公約が実現できなかったら、うそになりますか?
実現に向けて動き、難しかった理由や検討した内容を報告すれば、すぐにうそになるわけではないよ。
結果だけでなく、途中の話し合いや別の案を伝えることも、生徒会の大切な仕事なんだ。
長所を二つ以上入れてもいいですか?
入れてもいいけれど、中心となる長所は一つに絞ったほうが覚えてもらいやすい。
立候補する役職で最も使えそうな長所を選び、小さな経験と一緒に伝えよう。
原稿が完成したのに不安で何度も直してしまいます
前日になったら大きく書き直さず、時間、言いにくい文、公約の実現性だけを確認しよう。
直前の大改造は、言葉の順番が混ざる原因になる。
最後は「完璧か」ではなく「一度聞いて分かるか」で止めて大丈夫だよ。

まとめ
ここまで読んでくれて、ありがとう。
最初にこの記事を開いたときより、少しだけ気持ちが落ち着いていたら、それで十分じゃないかな。
生徒会演説は、完璧な人が勝つ場じゃない。
不安を抱えたままでも、ちゃんと立って話そうとしている人が、ちゃんと見られる場なんだよ。
票を取る近道は「上手さ」より「安心感」
うまく話せる人じゃなくてもいい。
噛まない人じゃなくてもいい。
「変じゃなかったな」「ちゃんと考えてそうだったな」そのくらいの印象で、票は動く。
安心感って、派手じゃないけど強い。
それを信じていいと思う。
原稿は短く、約束は具体的に
長い原稿は、それだけで自分を追い込む。
短くしていい。
その代わり、言うことは具体的にしよう。
「頑張ります」より、「こうします」それだけで、聞いている側の納得は変わるよ。
小さな約束でいい。
守れそうな約束のほうが、信頼される。
当日は落ち着いて見える仕組みを使う
堂々としなくていい。
自信満々じゃなくていい。
声の大きさ。
目線の置き方。
句点で止まるリズム。
全部、落ち着いて見えるための仕組み。
それを使えばいい。
できない自分を責めなくていいんだよ。
緊張しても崩れないのは準備の手順がある人
緊張しない人なんて、ほとんどいない。
みんな同じように、前日は少し眠れなくて、朝もそわそわする。
違いが出るのは、崩れたときに戻れるかどうか。
順番を覚えている。
短縮版を用意している。
それだけで、最後まで立っていられる。
それって、すごいことだと思うよ。
プロフィール
1部上場の大手教育出版企業で、30年間にわたり小学生から高校生向けの情報誌の編集長を務めてきました。テキスト、イラストも自分で制作しています。
このサイトでは、思春期まっただ中の中学生と、その保護者や先生にも役立つ情報をお届けします。









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