合唱コンで緊張しない方法|緊張しない5つのおまじないと声や体が震えるときの対処法
合唱コンで緊張しない方法① まず息を長く吐いて体の力を抜く
合唱コンで緊張しない方法② 練習で入場から退場まで再現する
合唱コンで緊張しない方法③ 失敗しても止まらず次から戻る
合唱コンクールでステージに立つ瞬間って、イヤでもドキドキするよね。
緊張するのは、真剣に練習してきたからこそなんだ。
緊張を完全になくすことは難しくても、息、体、意識を整えれば、緊張したままでも歌うことはできるよ。
声が震えたり音程を外したりしても、一つのミスで合唱全体が台なしになるわけじゃないよ。
まずは息を長く吐き、足裏を床につけ、指揮者と次の一音に集中しよう。
この記事では、症状別の対処法から本番を再現する練習、歌っている途中の立て直し方、伴奏者の緊張対策まで紹介するよ。
合唱コンで体や声が震えるときの対処法
緊張すると、体が震える、息が吸えない、声が小さくなる、顔がこわばるなど、人によって違う反応が出るよ。
全部を一度に直そうとすると、かえって自分の体ばかりが気になってしまうよ。
今出ている症状に合わせて、一つだけ対処しよう。
| 症状 | その場ですること | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 息が浅い・声が小さい | 大きく吸おうとせず、まず細く長く吐く | 何度も急いで息を吸う |
| 足や体が震える | 足裏全体を床につけ、膝を固めすぎない | 震えを力ずくで止めようとする |
| 顔がこわばる | あごを軽く動かし、肩をストンと落とす | 無理に笑顔を作り続ける |
| 音程が不安定になる | 指揮者と同じパートの声を聴く | 自分の声だけを確かめ続ける |
| 頭が真っ白になる | 次の分かる歌詞やフレーズから戻る | 間違えた場所を考え続ける |

息が吸えず声が小さくなるときは、まず長く吐く
緊張すると呼吸が浅くなり、「もっと吸わなきゃ」と焦りやすくなるよ。
けれど、肺に息が残ったままでは新しい息を入れにくくなる。
まず口から細く長く吐き、次のブレスで自然に息を入れよう。
一度で完全に戻らなくても、フレーズごとに呼吸を整えれば大丈夫だよ。
足や体が震えるときは、膝を固めず足裏を床につける
震えを止めようとして足に力を入れると、かえって体がこわばるんだ。
足裏の親指側、小指側、かかとの三か所が床についていることを感じてみよう。
膝は突っ張らず、ほんの少しゆるめよう。
震えが残っていても、立って歌える状態に戻れば十分だよ。
顔がこわばるときは、肩とあごの力を抜く
顔だけを無理に笑わせようとせず、肩を一度上げてからストンと落とそう。
次に、あごを小さく左右へ動かして力を抜こう。
口の中に少し空間が戻ると、声も出しやすくなるよ。
音程が不安定になったら、同じパートと指揮者を聴く
自分の声が合っているか確かめ続けると、周りの音が聞こえにくくなるよ。
同じパートの声と指揮者の動きへ意識を移し、次の分かる音から合流しよう。
合唱では、一人で正しい音を探すより、周りと一緒に戻るほうが立て直しやすくなるよ。
緊張しない5つのおまじない
緊張をしないいちばんの土台は、本番までの練習で得た自信だよ。
そのうえで、最後の最後に使える小さな合図を持っておくと安心できるよ。
全部を試すのではなく、自分に合いそうなものを一つ選んでね。

左手の親指に小さな丸を描くおまじない
ステージに上がる前に、左手の親指の腹へ小さな丸を一つ描くよ。
丸を見ながら息を吐き、「ここから落ち着いて歌える」と心の中でつぶやこう。
視線と呼吸をセットにして、気持ちを今へ戻すためのおまじないだよ。
歌う前のマイルールを決めるおまじない
「背伸びをする、肩をストンと落とす、息を一回長く吐く」という動きを、毎回同じ順番で行うよ。
この流れを自分のスタート合図にしておけば、教室でも舞台袖でも練習モードへ戻りやすくなるよ。
足の裏から根っこが伸びるイメージのおまじない
足裏から細い根っこが床の中へ伸びていく様子を想像するよ。
ふらふらする感覚があるときも、注意を足元へ戻しやすくなるよ。
客席からは普通に立っているように見えるから、舞台上でも使えるよ。
胸のまんなかを一回だけ軽くたたくおまじない
歌い出す少し前に、胸のまんなかを指で一回だけ軽くたたくよ。
そのときに「ここから歌モード」と決めておこう。
頭が真っ白になりそうなとき、気持ちを歌へ戻す合図になるよ。
ポケットにごほうびメモを入れるおまじない
小さな紙に「終わったら好きなものを食べる」など、自分へのごほうびを書こう。
失敗のことばかり考えてしまうときに、終わったあとの楽しみへ注意を移す方法だよ。
学校の決まりで紙を持てない場合は、頭の中で決めるだけでも大丈夫だよ。
緊張するのはダメなことではない
緊張は失敗の前触れではなく、体が大事な場面に備えている反応だよ。
心拍が速くなる、汗をかく、筋肉がこわばるといった変化は、緊張している人に起こることがあるよ。
「自分だけおかしい」と考える必要はないよ。
緊張をゼロにしようとすると余計に気になる
「緊張してはいけない」と考えるほど、呼吸や震えが気になりやすくなるよ。
「緊張はしているけれど、歌うことはできる」と考え直そう。
目標は、緊張を消すことではなく、緊張したまま合唱へ戻ることだよ。
自分がどう見えるかより、何を届けるかへ意識を向ける
客席からどう見えるかって、つい気になるよね。
でも、そこを気にし続けると、自分の震えや表情ばかりに注意が向いちゃうんだ。
指揮者、同じパートの声、歌詞の言葉へ意識を移そう。
「上手に見せる」より「クラスでこの歌を届ける」と考えるほうが、合唱へ集中しやすくなるよ。
練習では入場から退場まで本番を再現しよう
教室で歌えるのに舞台では緊張するのは、歌以外にも初めての動きや待ち時間が多いからだよ。
歌だけを何度も繰り返すのではなく、舞台へ出るところから退場までを通しておこう。
一度経験した流れが増えるほど、本番で起こる「次に何をするんだっけ」が減るよ。

舞台へ出て自分の位置に立つところから始める
教室の入口を舞台袖に見立て、歩いて入り、自分の位置に立つところから練習するよ。
何歩くらいで着くか、前の人との間隔はどれくらいかも確認しておこう。
立ち位置が決まったら、足裏を床につけて指揮者を見るところまでを一つの流れにするよ。
指揮者を待つ時間と最初のブレスを再現する
本番では、並んですぐ歌い始めるとは限らないよ。
静かな客席の前で指揮者を待つ時間に、緊張が強くなることもあるよ。
練習でも数秒間静止し、指揮者の合図を見て全員でブレスを取るところから歌い始めよう。
途中で小さな失敗を入れても歌い続ける
毎回完璧に歌う練習だけでなく、誰かが歌詞を間違えたり音が揺れたりしても続ける練習を入れよう。
本番で想定外のことが起きても、「練習でも戻れた」という経験が助けになるよ。
歌い終わったあとの静止・お辞儀・退場まで通す
最後の音が終わっても、すぐに表情を崩したり隣を見たりせず、指揮者の合図まで立っていよう。
お辞儀をして、落ち着いて退場するところまでが本番だよ。
最初から最後まで一度通しておくと、舞台全体が知らない場所ではなくなるよ。
他のパートを聴きながら歌う練習も入れる
自分のパートだけを追っていると、本番で音程が揺れたときに戻りにくくなるよ。
他のパートや伴奏を聴きながら歌い、自分が曲のどこにいるか分かる耳を育てよう。
本番中に緊張しても、周りの音が道しるべになるよ。
※練習方法については、「合唱コンクールで勝てる曲と練習のしかた!」も参考にしてね。
本番直前は呼吸・体・意識を一つずつ整える
本番直前にたくさんの対策を思い出そうとすると、それだけで焦ってしまうよ。
肩をほぐす、息を吐く、指揮者を見るという三つに絞ろう。
毎回同じ順番で行えば、自分のルーティンになるよ。

首・肩・腕を小さく動かして力を抜く
首、肩、腕、背中を軽く動かそう。
痛いほど伸ばしたり、大きな音が出るほど動いたりする必要はないよ。
肩を一度上げてから落とすだけでも、体に入っている余分な力へ気づけるよ。
大きく吸う前に、細く長く息を吐く
最初に息を吐き、お腹と胸に残っている空気を減らそう。
そのあと自然に入ってくる息を受け入れよう。
何度も繰り返さず、一回か二回で終え、あとは普段の呼吸へ戻そう。
観客ではなく指揮者を見る
客席を見て緊張が強くなる場合は、指揮者の手と表情へ注意を向けよう。
指揮者を見ることは、緊張をそらすだけでなく、ブレスやテンポを合わせるためにも必要だよ。
歌い出す直前は、最初の歌詞と一音だけに集中しよう。
自分が信じられる短い言葉を決める
「絶対に失敗しない」と言い聞かせるより、「次の一音」「みんなと歌う」「緊張していても大丈夫」など、信じられる短い言葉を使おう。
頭が忙しくなったときに、注意を戻す合図になるよ。
合唱中に失敗しても次のフレーズから戻れば大丈夫
一音外すと、「やっちゃった」って焦るよね。
でも、本番で大切なのは、一つも間違えないことより、間違えたあとも合唱を続けることなんだ。
一音のミスを直そうとして止まると、その次の歌詞や音まで見失いやすくなるよ。
失敗に気づいたら、反省は演奏後に回し、今聞こえている指揮と周りの声へ戻ろう。

音程を外しても、その一音を直そうとしない
外した音はすでに終わっているよ。
同じパートの声を聴き、次の分かる音から合わせよう。
顔に出さず普段どおり歌い続けると、客席にも小さなミスが伝わりにくくなるよ。
歌詞が飛んだら、周りを聴いて次から入る
歌詞が分からなくなったら、適当な言葉を大きく歌う必要はないよ。
一度口を閉じて周りを聴き、分かる言葉が来たところから静かに戻ろう。
一人が一瞬休んでも、クラス全体の合唱は続いているよ。
息が足りなければ、一音休んで立て直す
苦しいまま無理に声を出すと、次のフレーズまで呼吸が乱れちゃうよ。
一音か短い言葉を休み、息を吐いてから戻ろう。
全部を歌い切るより、曲の流れへ戻ることを優先するよ。
演奏中は自分の出来を採点しない
「今の音は失敗」「顔が固いかも」と考えるのは、歌い終わってからで十分だよ。
演奏中は歌詞、指揮、伴奏、仲間の声を追い、音楽を先へ進めよう。
途中で立て直せたことも、本番で発揮した大切な力だよ。

姿勢は「落ち着いて見せる」ためではなく呼吸のために整える
背筋を無理に反らさず、頭が上から軽く引かれているように立とう。
肩とあごの力が抜けると、呼吸の通り道を保ちやすくなるよ。
仲間と一瞬目を合わせることも、「一人ではない」と思い出す助けになるよ。
伴奏者が緊張するときはノーミスより合唱を聴こう
伴奏者は一人でピアノの前に座るから、「自分が間違えたら全員を止めちゃう」って怖くなるよね。
けれど、伴奏の役割は、一音も間違えずに弾くことだけじゃないよ。
指揮者と合唱を聴き、曲の流れを支えることがいちばん大切だよ。
前奏・間奏・後奏は多めに練習する
歌が入らない前奏、間奏、後奏は、ピアノの音だけになるため緊張しやすい部分だよ。
最初から最後まで弾く回数を増やすだけでなく、この三か所を取り出して練習しよう。
特に前奏は、弾き始める前の呼吸と最初の数小節をセットにするよ。
指揮者を見る場所と楽譜へ戻る場所を決める
本番では、普段より指揮者との距離が離れることがあるよ。
どの小節で指揮者を見て、楽譜のどこへ目を戻すかを決めて練習するよ。
目を戻したあとに迷いやすい場所には、見つけやすい印を付けておく方法もあるよ。
譜めくりの前後をひとまとまりで練習する
ページをめくる瞬間だけでなく、めくる前の数小節から、めくったあとの数小節までを続けて練習するよ。
譜めくりを頼む場合も、どの位置でめくってもらうかを事前に合わせておこう。
間違えても止まらず、拍を保って次へ進む
音を間違えたときに弾き直すと、指揮者や合唱との時間がずれてしまうよ。
一つの音より拍を優先し、次の分かる小節や和音へ進もう。
止まってしまった場合にどこから再開するかも、指揮者と決めておくと安心だよ。
歌詞と音楽へ意識を向けると緊張から離れやすい
自分の表情や声の震えばかり気になるときは、歌詞が伝えていることへ注意を移そう。
緊張を忘れようとするのではなく、考える対象を自分から音楽へ変える方法だよ。

歌詞の意味を知って、誰に届けるか考える
歌詞を暗記するだけでなく、この言葉は誰へ向けたものか、どんな気持ちを表しているかを考えてみよう。
伝えたい内容が決まると、「失敗しないように歌う」から「この言葉を届ける」へ目的を変えられるよ。
曲の中に意識を戻すキーワードを一つ決める
曲の中で大切だと思う言葉を一つ選ぼう。
緊張で自分のことばかり考え始めたら、その言葉を思い出そう。
歌詞を、自分を曲へ戻すためのお守りとして使おう。
緊張しやすい人は小さな本番を増やそう
緊張しやすさを性格だけの問題にする必要はないよ。
人に見られながら歌う経験が少ないと、本番の環境に体が驚きやすくなるよ。
小さな本番を増やし、緊張した状態でも最後までできた経験を積もう。

友達一人の前から始める
最初から大勢の前で歌う必要はないよ。
友達一人、同じパート、クラスの半分というように、見ている人数を少しずつ増やそう。
緊張しても歌い終えられたら、それが本番で使える自信になるよ。
緊張した場所と戻れた方法を短く記録する
「歌い出しで震えた」「息を吐いたら戻れた」など、一行だけ記録するよ。
次の練習では、自分が緊張しやすい場所を先に確認できるよ。
中学校で緊張する場面全般については、「中学校で緊張する場面まとめ|行事・発表・好きな人の前で落ち着く方法」も参考にしてね。
終わったあとは失敗より戻れた場面を振り返る
歌い終わった直後は、失敗したところばかりを思い出しやすくなるよ。
けれど、本番で緊張しながら最後まで歌ったことも大切な成果だよ。
反省は、自分を責めるためではなく、次に使える方法を見つけるために行おう。

緊張した場所と立て直せた方法を一つずつ残す
「最初の一音で声が震えた」「二回目のブレスから戻れた」というように、困ったことと戻れた方法をセットで残そう。
失敗だけで終わらせなければ、次の発表で使える自分用の対策になるよ。
クラスの反省会は次の工夫を決める時間にする
誰が間違えたかを探すのではなく、「次は入場から通そう」「最初のブレスをそろえよう」と、行動に変えられることを話そう。
合唱は一人ではなく、クラス全体で作るものだよ。
まとめ
合唱コンで緊張しないことを目指すより、緊張していても歌える準備をするほうが現実的だよ。
息が浅いときはまず長く吐き、体が震えるときは足裏を床につけ、音程が不安定になったら指揮者と周りの声を聴こう。
練習では歌だけでなく、入場、整列、最初のブレス、歌い終わったあとの静止、お辞儀、退場まで再現するよ。
本番で間違えても、その一音を直そうとせず、次の分かるフレーズから戻れば大丈夫だよ。
伴奏者もノーミスだけを目指さず、指揮者と合唱を聴いて拍を支えよう。
緊張は消さなくても、扱い方を準備しておけば、クラスのみんなと最後まで歌えるよ。
※合わせて読みたい「合唱コンクールで勝てる曲と練習のしかた!」

プロフィール
1部上場の大手教育出版企業で、30年間にわたり小学生から高校生向けの情報誌の編集長を務めてきた。
テキスト、イラストも自分で制作している。
このサイトでは、思春期まっただ中の中学生と、その保護者や先生にも役立つ情報を届けている。







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