頭がいい人が使う言葉 そうじゃない人が使う言葉 5つのQ&A
💬 Q1 頭のいい人の話し方ってどんな型なの?
例えば「昨日合唱をした(具体)。なぜなら団結のため(理由)。だから印象が良くなった(結論)」みたいにね。
順序があるから相手に理解されやすいんだ。
💬 Q2 「ヤバい」って便利だけどダメなの?
危険なのか、すごいのか、予想外なのかが相手に伝わらない。
「危険度が高い」「完成度が高い」などに言い換えると一発でわかるよ。
💬 Q3 授業で質問するときのコツはある?
「◯◯と△△の違いは?」「つまり□□ということですか?」って聞けば、先生は明確に答えてくれる。
印象も良くて周囲から「理解力あるね」と思われやすいよ。
💬 Q4 友だちにうまく断る言い方は?
「ごめん今回は無理(結論)。明日テストがあるんだ(事情)。次回なら行けるよ(代替案)」
こう言えば角も立たないし信頼もキープできる。
💬 Q5 語彙力を伸ばすには何をすればいい?
例えば「ヤバい」を5通りに言い換えたり、教科書を15秒で要約したり。
数字を入れる練習も効果的。「たくさん」じゃなく「週3回」って言うと具体的で説得力が出るんだ。
頭のいい人が使う言葉の共通点は?まず“型”から見抜く
頭のいい人って、会話でも文章でも「型」がしっかりしてるんだよね。
その型とは、論理・構成・明確さを重視する表現。
共起語を自然に使って、意味を深めつつ印象を高める方法も見えてくる。
このセクションでは、その共通点を中学生でもわかるように解説するよ。
具体→理由→結論の“三点セット”で話す
頭のいい人は「具体 → 理由 → 結論」の順序で話すことが多いよね。
たとえば、
「昨日、文化祭で合唱した(具体)。
なぜかというと、クラスの団結を高めたかったからだ(理由)。
だから、みんなの印象がよくなった(結論)。」
こういう流れだと、相手にすっと入るんだ。
順序がバラバラだと、聞き手はモヤモヤする。
“共起語”を使えば、具体→理由→結論の間に「意味」「印象」「行動」「答え」みたいな言葉をはさみやすくなる。
「要するに」「つまり」でまとめを先出しする
頭がいい人は「要するに」「つまり」でまとめを先に出すことがあるんだ。
「要するに、君にはもっと準備が必要だ」という風に。
そのあとで理由や背景を語る。
こうすると、聞き手は「まとめが先に来たな」と安心できる。
結論がわかったうえで説明を聞くから、理解しやすくなるんだよね。
「もし〜なら」で仮説を置いてから動く
頭のいい人は「もし〜なら」という仮説を先に置くテクニックを使うことが多い。
たとえば、
「もし君が毎日30分勉強を続けられるなら、成績は確実に上がるよ」
こういう仮説を置くと、聞き手も想像しやすい。
それから「だからこうする」「こういう手順でやる」という行動につなぐ。
この型を使うと、説得力と論理性が増すんだ。
数字と固有名詞で“わかる化”する
「数字」と「固有名詞」は、頭のいい言葉のスタイルには欠かせない。
「3割」「5回」「10人中7人」「東京」「○○高校」「アップル」など。
例えば「5回練習すれば成功率が8割まで上がる」なら、具体性が出て印象に残る。
固有名詞も「村上春樹の小説」「マイクロソフト社」「東京タワー」とか出すと、読者にリアリティを与えられる。
共起語を活用して「経験」「意味」「印象」「理解」「例」「状況」などを入れながら書くと、SEO的にも記事が強くなるだろう。
そうじゃない人の言葉のクセ:あいまい・感情丸投げ・主語迷子
そうじゃない人の言葉の特徴は、言葉を適当に使うクセがあること。
あいまいな言葉、感情だけで終わる発言、主語・目的語の迷子状態。
これらは、話し方・文章・コミュニケーション全体に悪影響を及ぼしてしまうんだ。
「ヤバい」「それな」だけで会話を完了させがち問題
「ヤバい」「それな」だけで話を終わらせちゃうこと、無意識にあると思う。
でもそれだと、意味がぼやけちゃう。
たとえば「ヤバい」は「すごくいい」「危ない」「驚き」など複数の意味があるしね。
「それな」も相槌にもなるし、賛同にもなる。
だから次の言葉を足さないと、会話が深まらない。
主語も目的語も欠落して、「何がヤバいの?」「それなにが?」ってなる。
「ムズい」「無理」—理由が消えると思考も止まる
「ムズい」「無理」と言うだけで終わらせると、理由が消えて思考が止まるんだ。
「ムズい」は「難しい」「理解できない」「時間が足りない」など原因があるはず。
「無理」も「今条件がこうだから無理」という説明がないと伝わらない。
理由をつけずに使うと、相手に「え、それなにが?」と返されて終わることが多い。
主語・目的語が迷子になると伝わらない
言葉の中で主語(誰が)・目的語(何を)がはっきりしてないと、意味が飛んじゃう。
「それをしたらいいと思う」って書くと、「それ」が何か不明。
「君が宿題を先にするならいいと思う」と書けば、主語・目的語が明確。
迷子にならないように、いつも「誰が」「何を」「どうする」の線を意識しておくこと。
決めつけ(断言)・一般化(みんな)・責任転嫁(◯◯のせい)
言葉のクセとして、決めつけ・一般化・責任転嫁がある。
たとえば「君はいつも怠けてる」「みんながこう思ってる」「〜のせいでできなかった」など。
断言は反発を生みやすい。
一般化は例外を無視する。
責任転嫁は信頼を失う。
だから頭のいい言い回しを使うなら、「〜の可能性がある」「多くの人は」「状況によっては」「〜の理由かもしれない」など、柔らかく言い換えるといい。
授業・テストで差がつく“頭いい言い回し”テンプレ
授業やテストで、ちょっとした言い回しを知ってるかどうかで差が出るんだよね。
質問の仕方、説明の順序、反論の出し方、答案の書き方。
このセクションでは、使えるテンプレを中学生向けに紹介するよ。
質問の型:「◯◯と△△の違いは?」「つまり□□ですか?」
授業中に「違いは?」って聞くと、先生も明確に答えやすい。
「◯◯と△△の違いは何ですか?」とか「つまり□□ということですか?」って聞ければ、傾向も理解できる。
こういう質問をすると、話し方・説明・理解に役立つ。
印象もいいし、周囲から「よく考えてるね」と思われることもある。
説明の型:「結論→根拠→例え」で黒板がスッキリ
説明するときは、「結論 → 根拠 → 例え」の順で。
「結論:こうなんだ。」「根拠:なぜかというと、こうだから。」「例え:たとえばあれだよね。」
この流れは読みやすくて伝わりやすい。
共起語「理由」「説明」「意味」「印象」「理解」を絡めながら使うと、説得力も出るんだ。
反論の型:「たしかにA。ただ、Bの点で異なるよね」
誰かが意見を言ったとき、反論するときはこの型が使える。
「たしかにその主張も理解できる。
ただ、Bの点では異なるよね。」
こういう言い方なら、相手を否定せずに違いを示せる。
感情的にならずに、論理的に差を出せる。
答案の型:「理由:/だから:/したがって:」で論を立てる
答案を書くときは、このテンプレを使うと論理の筋が通る。
「理由:○○だから」「だから:△△となる」「したがって:□□」
この3ステップが明らかなら、先生にも採点者にも伝わる。
一方、理由飛ばしたり「だから」だけで終わると評価が下がることもあるよ。
部活・友だち関係で効く“言葉の作戦会議”
学校生活は授業だけじゃない。
部活、友だち関係、相談ごと。
言葉の選び方次第で、印象も信頼も変わる。
このセクションでは、部活や友だち間で使える“言葉の作戦”を伝える。
作戦の出し方:「目的→手順→役割」で集合!
みんなで何かをするとき、まず「目的」を共有する。
次に「手順」を示す。
そして「役割」を決める。
「目的:大会で優勝」「手順:練習→作戦会議→調整」「役割:○は攻撃、△は守備」
こういう構造を言葉にできれば、混乱しにくい。
ほめ方:「結果」より「過程」をピンポイントで
友だちや部員をほめるとき、結果(勝った、点取った)より過程(努力・工夫)を具体的に伝えると響く。
「すごいね」「やったね」だけじゃ弱い。
「最後まであきらめずに練習したね」「そのアイデアを思いついたのがすごい」
こういうほめ方が、信用や絆を生む。
断り方:「結論→事情→代替案」で角を立てない
誘われたり頼まれたりしたら、断るのも言葉遣い次第。
「結論:ごめん、今回は参加できない。」「事情:明日テストがあるから余裕がない。」「代替案:次回なら可能だよ?」
こう言えば、断っても角が立ちにくい。
謝り方:「非の明確化→影響→再発防止」で信頼回復
失敗したり、迷惑かけたときはこれ。
「非の明確化:自分が◯◯を間違えた。」「影響:みんなに迷惑をかけた。」「再発防止:今後こういう手順で確認するようにする」
この型なら誠実さと反省が伝わる。
NGワードを“賢く言い換え”:一発で伝わるスイッチ集
落ちがない言葉を使うなら、NGワードを賢く言い換えるだけで印象変わる。
「ヤバい」「ムズい」「だるい」「とりま」などを、意味を分けて置き換えてみよう。
「ヤバい」→「予想外」「危険度が高い」「完成度が高い」など意味別に
「ヤバい」は万能ワードすぎて意味不明になる。
だから意味別に言い換えよう。
たとえば、驚きなら「予想外だね」
危険なら「危険度が高い」
評価なら「完成度が高い」
こう言えば、相手に意味が伝わる。
「ムズい」→「どこで詰まったか」を部位で言語化
「ムズい」と言いたくなったら、「どこでムズいか」を言おう。
「ここ(文法)が難しい」「この問題の条件が理解できない」
具体的に部位を言うと、相手もアドバイスしやすい。
「だるい」→「優先順位が低い/今日は集中力が落ちてる」
「だるい」は曖昧だから、「今日は集中力が落ちてる」「優先順位が低いから後回し」などに言い換え。
こう言うと、自分の状態も伝わるし話が進む。
「とりま」→「まずは」「先に◯◯から」で順番を明確に
「とりま」は略語で曖昧。
代わりに「まずは」「先に〜から」など言おう。
「まずは宿題を終わらせよう」「先に計画を立ててから動こう」
こう言えば、順序も頭に入る。
SNS・LINEで“賢さ”が伝わる言い方
SNSやLINEで、文字だけでも賢さを感じさせることができる。
短いやり取りでも“型”を意識すれば、印象は変わる。
このセクションでは、LINE・SNSで使える表現パターンを紹介するよ。
既読スルーの返し:事実→意図→次の一手
返信が遅れたとき、ただ「ごめん」だけじゃ弱い。
「事実:返信遅れてごめん。」「意図:話題を考えてた。」「次の一手:この件ならこうしようか?」
こういう流れで返すと、相手にも誠意が伝わる。
炎上しない反論:「合意→違い→理由」で温度管理
意見が食い違うとき、炎上しない反論の型。
「合意:その意見は理解できる。
ただ、」「違い:ここが異なる点だよね」「理由:なぜかというと〜」
これで熱くならずに論を出せる。
依頼の型:「締切・成果物・形式」を3点セットで
友だち・後輩にお願いするときは、3点セットで伝えると伝わる。
「締切:いつまでに」「成果物:何を」「形式:どのような形で」
これで混乱しにくい。
頼み方もスマートになる。
断りの型:「できない理由→代替案→期限」で信頼キープ
断るときも型が大事。
「できない理由:明日までに時間がない。」「代替案:来週ならできる。」「期限:そのときまでに準備する」
こう言えば断っても印象が下がらない。
語彙力を伸ばす“1日5分”トレーニング
語彙力は一夜で身につくものじゃないけど、毎日5分なら続けられるよね。
言い換え、要約、仮説カード、数字化。
このセクションでできる練習法を中学生向けにまとめるよ。
言い換えドリル:「ヤバい」を5通りに分解
毎日1語、NGワードを5通りに言い換えてみよう。
「ヤバい」なら「予想外」「危険度高い」「衝撃的」「素晴らしい」「信じられない」など。
こうすると、表現の幅が広がる。
15秒要約:教科書1段落→“結論+理由”で圧縮
教科書や新聞の段落を15秒で要約してみて。
結論+理由で圧縮する癖をつけると、読みやすさも書きやすさも上がる。
if–thenメモ:もし◯◯なら→△△する(行動カード化)
日常で「もし◯◯ならこう動く」とメモしておく。
「もし明日雨なら→室内練習」「もし宿題終わらなければ→夜に1時間追加」
こういうカード化で行動が明確になる。
数字を入れる練習:量・頻度・割合で“具体化”
いつも「たくさん」「よく」って言ってない?
それを「5回」「週3回」「8割」など具体的な数字に変えてみよう。
数字が入ると説得力が増す。
親・先生に“賢く”伝えるテンプレ集
親・先生とのやり取りで、言葉選びが信頼を左右することあるよね。
相談・交渉・謝罪・お願い、全部テンプレが使える。
このセクションでは、それぞれに使えるテンプレートを紹介する。
相談テンプレ:「背景→現状→困りごと→希望」
相談するときはこの流れ。
「背景:もともとこうで。」「現状:今こうなってて。」「困りごと:ここが問題で。」「希望:こうしたい」
この順番で話せば、相手も理解しやすい。
交渉テンプレ:「メリット両得」を一行で打ち出す
相手が得になる点を入れつつ交渉。
「この提案は、君の〇も助かるし、私の△も叶うからどう?」
両得を一文で示すと、交渉が通りやすい。
謝罪テンプレ:「過失→影響→是正→再発防止」
謝るときは4ステップ。
「過失:自分の◯だった」「影響:君に迷惑かけた」「是正:今すぐこうする」「再発防止:今後こうする」
この流れで話せば、誠意が伝わる。
お願いテンプレ:「目的→期限→必要リソース」
お願いするときは、目的・期限・必要なものを伝える。
「目的:この校内新聞を完成させたい」「期限:〇日までに」「必要リソース:写真とデータを渡してほしい」
こういう構造でお願いすれば、相手も協力しやすい。
頭がいい人が使いそうな言葉 50
中学生でも「なるほど!」と思えるように、むずかしすぎず、でも「頭がいい人っぽい!」と感じる50の言葉をまとめたよ。
会話や授業、部活でも使える表現だよ。
No | 表現 |
---|---|
1 | 要するに |
2 | つまり |
3 | 結論から言うと |
4 | 前提として |
5 | 仮に〜だとすると |
6 | もし〜なら |
7 | だからこそ |
8 | したがって |
9 | たしかに |
10 | 一方で |
11 | 具体的には |
12 | 例えば |
13 | 根拠は |
14 | 理由は |
15 | 可能性がある |
16 | 必要条件 |
17 | 十分条件 |
18 | 代わりに |
19 | 優先順位 |
20 | 効果的 |
21 | 意味合い |
22 | 印象としては |
23 | 現実的に |
24 | 論理的に |
25 | 客観的に |
No | 表現 |
---|---|
26 | 主観的に |
27 | 一貫して |
28 | 矛盾している |
29 | 例外的に |
30 | 条件次第で |
31 | 状況によって |
32 | 共通点 |
33 | 違いは |
34 | 傾向として |
35 | 確率的に |
36 | 平均すると |
37 | だとすれば |
38 | 補足すると |
39 | まとめると |
40 | 要約すると |
41 | 整合性がある |
42 | 再現できる |
43 | 妥当だと思う |
44 | 合理的だ |
45 | 具体的な数字で言うと |
46 | 客観的なデータでは |
47 | 本質的には |
48 | 長期的に見て |
49 | 短期的には |
50 | 持続的に |
頭が悪い人がいいそうな言葉 50
なるほど、逆バージョンだね!中学生向けに「ちょっと頭が悪そうに見えちゃう」言葉を50個まとめてみたよ。
あくまで「そのまま使うと浅く聞こえる」言葉だから、全部がダメじゃないけど、使い方を間違えると「雑」「思考停止」に見られやすいんだ。
No | 表現 |
---|---|
1 | ヤバい |
2 | マジで |
3 | ウケる |
4 | だるい |
5 | とりま(とりあえずまあ) |
6 | なんか |
7 | てか |
8 | 別に |
9 | ていうかさ |
10 | それな |
11 | えぐい |
12 | ガチで |
13 | ありえないんだけど |
14 | ムズい |
15 | 無理 |
16 | は? |
17 | うざい |
18 | キモい |
19 | どうでもいい |
20 | 知らんけど |
21 | まあいいや |
22 | テキトーで |
23 | 超〜(超ヤバい、超だるい) |
24 | バカじゃね? |
25 | お前のせい |
No | 表現 |
---|---|
26 | みんなそうだし |
27 | 常識じゃん |
28 | 結局さ〜 |
29 | どうせムリ |
30 | 意味わかんない |
31 | まじ草(w) |
32 | だって〜 |
33 | つかれた〜 |
34 | あとでやる |
35 | めんどい |
36 | すごいんだけど!(中身なし) |
37 | とにかくすごい |
38 | やばたん |
39 | ふつーに |
40 | ていうかムリ |
41 | しらねー |
42 | 適当でいいよ |
43 | はやく終わんないかな |
44 | それ無理ゲー |
45 | もういいわ |
46 | だから言ったじゃん(責任転嫁) |
47 | 〜のせいでできなかった |
48 | たぶんそう |
49 | とりあえずOK |
50 | まあそんな感じ |
まとめ:言葉を変えれば、考え方も行動も変わる
相手に伝わらない言葉が増えると、評価や印象、信頼も揺らぐ。
でも、言葉を少し意識して変えるだけで、対話・仕事・会話・人生が変わるかもね。
言葉は、耳に届く“印象”なんだ。
会話や説明、質問、仕事、コミュニケーション、そのすべてにおいて言葉が持つ意味は大きい。
頭のいい言い回しを意識すると、信頼も自信も育つ。
印象・意味を考えながら言葉を選べば、相手との距離が縮まるし、状況を変える力になるよね。
最初はぎこちなくても、練習すれば自然になる。
毎日の会話、LINE、授業、仕事、全部が練習の場。
言葉を変えれば、思考も変わる。
行動も変わる。
だからこそ、今から使える“型”を自分のものにしていこう。
プロフィール
1部上場の大手教育出版企業で、30年間にわたり小学生から高校生向けの情報誌の編集長を務めてきました。テキスト、イラストも自分で制作しています。
このサイトでは、思春期まっただ中の中学生たちに寄り添い、応援する記事を発信していきます。
経験と視点を活かし、等身大の悩みや気づきに共感できるコンテンツをお届けします。
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