ミスして負けた友達にOKワード NGワード 5つのQ&A
💬 Q1 ミス直後って、まず何を言えばいい?
💬 Q2 NGワードって何がダメなの?
💬 Q3 時間軸での声かけ、どう使い分ける?
💬 Q4 関係性で言い方は変えるべき?
💬 Q5 グルチャやSNSではどう動くのが正解?
まず結論—OKワード/NGワードの基準を一発で把握
失敗のあと、いちばん先に守りたいのは“人そのもの”だよね。
OKワードは感情をやさしく包み、事実を短く認め、次の一歩を小さく示す言葉。
NGワードは責める、比較する、晒す、そして薄い励ましを連打する言い回し。
学校でも部活でも、公開の叱責や威圧的な言動はダメ。
まずは非公開で短く、そして具体。
この基本だけで、雰囲気も信頼も変わっていく。
体罰やハラスメントの根絶は指針にも明記されているから、私たちの礼儀として大事にしよう。
OKは「感情を守る・事実を認める・次の一歩は小さく」
「悔しいよね。ここにいるよ」と、まずは感情をそっと受け止める。
次に「前に立って蹴った勇気、ちゃんと見てたよ」「最後まで走ったこと、記録しておくね」と事実を短く承認する。
最後に「水飲もう」「五分だけ一緒に歩こ」など、一言で動ける提案を重ねる。
言葉はやわらかく、評価は具体で最小限。
関係は日々の積み重ね。
OKワードは中学生にも分かりやすい“安心→行動”の流れを作る方法だ。
やる気は魔法じゃない。
安心という土台があると伸びるんだよ。
NGは「責める・比較する・晒す・薄口ポジ連打」
「なんで外したの」「あの子なら決めたよね」といった比較や原因追及は、本人の思いを切り刻むだけ。
「ドンマイ」を連打するだけの薄口ポジティブも、正直つらいかも。
グルチャで名前を出したり、動画や画像を流したり、SNSで匂わせたりは危険。
個人情報や顔が広がると、現実の生活や家族にも影響が出る。
公開の場では“全体へのねぎらい”にとどめ、個別の話は非公開にするのが基本。
試合直後は“沈黙OK”ルール—語らない勇気もスキル
直後は呼吸も思考も乱れやすい時間。
「無理に話さなくていいよ。合図してね」と、存在だけをやさしく示す。
人目から少し離れて、深呼吸を三回。
この短い“待つ時間”が、相手の自分自身への信頼を守ってくれるよ。
心理的安全性があると、問いや学びが自然に生まれるという研究もあるんだ。
いまは説明より空気。
安心の土台を一緒に作ろう。
「言葉+行動」でワンセット—水・タオル・撤収の三点セット
やさしい言葉は、やさしい行動で完成する。
水とタオルを持っていく。
荷物の撤収はこっちがやる。
必要なら先生やコーチへの連絡も引き受ける。
帰路は二人でゆっくり歩く、もアリ。
小さな実践は、相手のやる気と自信をそっと回復させるよ。
時間軸で使い分け—直後/夜/翌日/次の試合前
時間には役割がある。
直後は安全と感情の保護。
当日夜は休む許可と返信不要の配慮。
翌日は短い振り返りと“再参加”の設計。
次の試合前は不安を煽らず、合図を一つ決めて準備を整えよう。
この流れに沿うだけで、失敗は“学習の材料”に変わっていくよ。
直後0〜2時間—ねぎらい・安全確認・人目から離れる
「お疲れ様。
ここ、少し離れよ。
水飲もう」で十分。
場所を静かに変えて、顔や名前は出さない。
写真や動画の撮影はしない。
倒れそうなら先生へ。
チームには“全体ねぎらい”を短く。
評価や原因は“いまは保留”でいい。
相手の性格や反応に合わせ、距離感はやさしく調整していこう。
当日夜—返信不要配慮と「今日は休む権利あります宣言」
LINEは短くあたたかいものを送る。
「今日はしんどかったよね。
返信いらないよ。
水のんで休もう」で足りる。
“休む権利”をことばにすると、不安がすっと下がる。
ゲームや音楽で気分転換もアリ。
ただしSNSは控えめに。
拡散や炎上は一瞬、回復は長い時間がかかる。
迷ったら書かない。
これが最強の対策だ。
翌日〜数日—短い振り返り→“再参加”の橋渡し
翌日は“短い”が合言葉。
「昨日の圧、強かったね。
次は合図を一つ決めよう。
右手OKなら深呼吸一回」で十分。
個人競技でも球技でも、具体は一言で動けるサイズにするのがいい。
練習は五分の軽い合わせから。
自分自身のペースで参加して大丈夫だよ、と伝えるだけで、やる気は戻ってくるんだ。
次の試合前—不安を煽らない声かけと合図の取り決め
「前回のミスを思い出して」は厳禁。
過去は“情報”として静かに扱い、感情は守る。
目線や手の合図、呼吸のタイミングを一つ決め、先生や仲間と共有する。
心理的安全性があると挑戦の回数が増え、実力が発揮されやすい。
直前は軽く、小さく、やさしく。
「準備はできてるよ。
一緒にいこう」で十分だ。
関係性で変える—親友/同クラ/先輩/後輩・マネ
関係がちがえば、同じ言葉でも印象は変わる。
親友には“壁役”。
同クラには“短く”。
先輩には“メンツを守る敬語”。
後輩やマネには“戻りやすい導線”。
学校という社会では個人情報や名前が広がりやすいから、非公開の配慮はいつも必要だよね。
体罰や威圧的な言動はハラスメントとして問題視されるので、指導や声かけもやさしい態度でいこう。
親友—率直+実務フォローで“壁役”になる
親友は一人でも強い味方。
「お疲れ様。
まず水とタオルね。
人目から少し離れよう」と、言葉と行動をセットで渡す。
文句や比較の話題は拾わず、相手の感情と存在だけを守る。
帰路の同伴や先生への連絡、荷物の撤収など、実務の手助けもできると安心が増える。
人生の大事な場面は“やる気”より“環境”。
私たちの行動が土台になる。
同クラ—短く・公開の場で長話しない・噂を止める
同じ教室やグラウンドでは、空気がすぐ広がる。
「お疲れ様。
また明日ね」で足りる日もある。
グルチャに評価やランキングを持ち込まない。
話題が危険なら「今日はやめておこ」と静かに止める。
場面の最中は冷静に。
学校の雰囲気と仲間の信頼を守ることが、結局は勝敗より大切な価値になる。
先輩—メンツを守る敬語テンプレと気配り導線
先輩には敬語で短く。
「前に立たれた姿勢、学びでした。
荷物はこちらで」と面子を守る。
人の前での指摘や比較はしない。
静かな場所へそっと導く導線を用意する。
後輩の前での配慮は、チーム全体の信頼を支える。
大人の礼儀だよ。
後輩・マネ—労い+導線づくり(戻りやすさの設計)
「今日はよく頑張ったね。
明日は五分だけ合わせよう」と具体に短く。
合図を一つ決めると不安は下がる。
片付けや先生への報告は先に動いて見せる。
戻る道筋を一緒に作ると、自分自身の自信が徐々に戻る。
年齢や性格で反応は変わるから、ペースは相手に合わせるのが基本だ。
媒体別テンプレ—対面/LINE/グルチャ/SNS
同じメッセージでも、対面と画面では届き方が変わる。
対面は呼吸と歩幅を合わせる。
LINEは返信不要の一言で圧を下げる。
グルチャは“全体ねぎらい”。
SNSは“書かない勇気”。
現代はスクショや画像の拡散が速いから、デジタル作法は安全のための道具だと考えよう。
対面30秒スクリプト—短く・具体・非接触の配慮
視線はやさしく短め。
突然触れない。
「お疲れ様。
水飲もう。
ここ少し離れよう」で十分。
先生やスタッフへの連絡が必要かだけ確認し、評価や原因は後半に回す。
試合の最中に積み上がった緊張やエネルギーをほどく時間。
一言と行動で、安心という土台を作る。
LINE—返信不要版/返信したい人向け版の二刀流
返信不要版は「今日はしんどかったね。
返信いらないよ。
水飲んで休もう」でやさしく。
返信したい人向けは選択肢をそっと並べる。
「いまは一人がいい。
少し話す。
明日五分歩く。
どれが楽かな」。
スマホの画面越しでも圧は伝わる。
既読に評価を混ぜないのが礼儀。
短く、ていねいに。
グルチャ—個人名を出さない“全体ねぎらい”型
グルチャは意見や感想が重なりやすい。
「全員お疲れ様。
最後まで走ったチームを誇るね」で十分。
個人の名前や原因の単語を出さない。
必要なら個チャで短く。
公開の場の叱責や威圧的な言動は“スポハラ”としても問題視されるから、基本はやさしく非公開でいこう。
SNS—書かない勇気&チーム労いのみ運用
SNSは便利だけど、のちのち消えない“デジタルタトゥー”になることがあるよ。
匂わせ投稿や写真の切り取りは、本人や家族、学校の生活に不快な影響を残すかもしれない。
書くなら大会の感謝や全体の労いに限定しよう。
迷ったら“下書きに保存”。
一晩置けば判断は落ち着く。
安全第一が、みんなの幸せにつながるよ。
OK/NG辞典&言い換え—現場で即コピペ
いざという瞬間に迷わないよう、やさしい言葉を“使い方”ごとに並べるね。
OKは感情を守る道具。
NGは信頼を削る刃物。
学校でも部活でも、基本的には“非公開で短く具体”。
試合という場面は緊張が高く、本人も周囲も不安になりやすい。
だからこそ、言葉は一言で動けるサイズが便利。
評価は小さく、存在は大切に。
明日の参加につながる一歩を、一緒に用意しよう。
OKワード辞典—ねぎらい/感情肯定/事実承認/具体サポート
ねぎらいは「お疲れ様。最後まで走ったね」で十分。
感情肯定は「悔しいよね。気分が落ちるのは普通だよ」。
事実承認は「前に立った勇気、見てたよ」「送球の意図、分かったよ」。
具体サポートは「水とタオル持ってくるね」「撤収は任せて」「先生への連絡、代わりに行くね」。
一人で背負わせない姿勢が、やる気や自信の回復に効果があるんだ。
LINEなら「返信いらないよ。今日は休もう」と返信圧を下げるのがやさしさ。
言葉と行動のワンセットで、安心という環境を作るのが、いちばんの応援だよね。
NGワード辞典—責め/比較/薄口ポジ/講釈・後出し正解
責めは「なんで」「どうして」から始まり、原因を本人に押しつけがちだよね。
比較は「一年の方が上手い」「あの子なら決めた」で孤独を深めてしまうよ。
薄口ポジは「ドンマイ連打」で、否定を包んだだけの表現になりがち。
講釈や後出し正解は、今までの努力や文脈を無視しがちで、関係を冷やしてしまうから控えようね。
公開の場での名前出しやランキング話はトラブルの種。
写真や動画をその場で共有するのも危険。
基本的には非公開で短く、本人のペースと気持ちを尊重して話そう。
NG→OK言い換え10ペアはこれ!
「なんで外した?」→「あの圧、強かったね。まず水いこ」。
「切り替えろ」→「今日は休もう。明日五分だけ合わせよ」。
「また同じでしょ」→「過去は情報だね。次は合図を一つ決めよ」。
「お前のせい」→「前に立った勇気は事実。そこは誇りだよ」。
「弱いな」→「緊張は誰にでもあるよ。呼吸を三回合わせよ」。
「言い訳するな」→「感想は明日でいいよ。今は安全優先ね」。
「責任取れ」→「撤収は私がやるね。先生への報告も任せて」。
「泣くな」→「涙は普通だよ。静かな場所に移ろう」。
「次は外すなよ」→「次は右手OKの合図で、深呼吸一回ね」。
「もう無理」→「無理はしないでいいよ。二人でゆっくり帰ろ」。
やっていい行動チェック—水・撤収・先生連絡・帰路同伴
“最低限の手助け”は遠慮なく提供しよう。
水とタオルの準備、荷物の撤収、先生やコーチへの連絡、帰路の同伴。
これだけで、本人の不安や緊張は少し下がるんだ。
個人情報や名前の公開は避け、写真の撮影やSNS共有は止める。
周囲のメンバーにも“全体ねぎらい”だけを短くすれば十分だよ。
タイプ別対応(自責ループ/怒り爆発/無言/笑い飛ばし)
性格タイプによって“楽になる言葉”は変わる。
自責ループには「悔しいよね」と感情の言語化と「五分だけ歩こ」という小さな実践。
怒り爆発には安全確保と場面転換。
無言には「隣にいるよ」と存在の確認。
笑い飛ばしには明るさを肯定しつつ「今日は休もう」と休息の許可。
一人一人の性格や年齢、当時の状況に合わせ、やさしく微調整しよう。
共感は魔法じゃないけれど、日々の経験をそっと支える力になる。
監督や保護者に“聞かれた時”の角立てない返し方
「原因は何だ」と問われたら個人名で答えないのが礼儀。
「圧が高い場面でした。次は合図を決めます」と“状況+次の方法”で返すと、関係も雰囲気も守れる。
公開の叱責や威圧はしないこと。
反省は大切だけれど、まずは安全と信頼。
そこから次に生きる学びが育っていくんだよ。
炎上回避のデジタル作法(スクショ文化と“匂わせ”対策)
現代はスクショ文化。
画像や動画、匂わせの一言が“デジタルタトゥー”になりやすいんだ。
個人情報や顔、制服や学校名が写ると、家庭や地域に不快や危険が広がりかねないよ。
だから、迷ったら書かない。
書くなら“大会お疲れ様。応援ありがとう”など全体のねぎらいだけにしておこう。
冷静に考えられるまで、下書きに保存して一晩置くのも賢い対策だと思うよ。
まとめ—原則3つと明日の一言
原則は「ねぎらい」「非公開」「選択肢」。
まず感情を守り、事実を一言で認め、小さな一歩を一緒に決める。
勝敗は一日で終わるけれど、言葉の余韻は長く残る。
明日の一言は「五分だけ一緒に歩こ」。
その小さな歩幅が、本人とチームの未来をやさしく変える。
学校という日常でも社会という広い世界でも、私たちの言葉と行動は価値を持つ。
自分自身を責めすぎないでね。
失敗は終わりじゃない。
学びの始まりなんだよ。
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プロフィール
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